ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

緊急特別企画・MGユニコーンガンダムver.Kaサンプル品レポート(その2)

2007年12月11日 | サンプルレポートシリーズ
 MGユニコーンガンダムver.Kaサンプル品レポートの続きです。

 頭部・ガンダム顔(デストロイモード)の周辺パーツです。目の下のクマドリ部分とアゴは集光性ABS樹脂で成型されています。右上のパーツは頭部変形用の重要パーツです。ガンダム顔が付いたトサカを前後にスライドさせたり上下にスイングさせたりします。


 顔はかなりの男前です。下から見た時のマスクの折れ角度が鈍角なのが良いところ♪ 90度ぐらいになると魚顔になってしまうんですよねぇ。
 目はキット付属のシールを切り取って貼るつもりだったのですが、切り取りに失敗したのでHGガンダムデュナメスで使った自作ホイルシールを使用しました。カトキ氏のカラー画稿だとやや水色がかった色なので、ちょうど良かったかも…。


 組み立て中の頭部を横から見たところ。



 組み立て中の頭部の変形機構をチェック中です。
 1.ユニコーンモードの顔は頭部内に上向きで格納されています。
 2.ガンダム顔とトサカを上に跳ね上げ…
 3.格納されていたユニコーン顔を下に回転させて引き出します。
 4.ガンダム顔とトサカを後ろにスライドさせ、頭部内に格納します。
 なんとなく文楽の人形や京劇のお面を連想してしまうギミックですが、これほどの機構を1/100スケールのガンダム頭部で再現してしまうところがスゴい!


 ユニコーンガンダム最大の特徴である「1本角⇔V字アンテナ」は、前にも書きましたが可動式のモノと1本角固定式のモノがセットされています。可動部は非常に細い軸による可動ですが、スライド金型を使用した軸と軸受け穴により、やや固めのカッチリした可動になっています。思ったよりも丈夫ですが、軸を金属線に置き換えた方が無難でしょうねぇ。
 デストロイモード時のV字アンテナ表面には最初、ガンダムマーカー「ガンダムCGイエロー」を塗っていたのですが、「もう乾いたかなぁ」と思ってアンテナを畳んでみると、アンテナ同士が貼り付いてしまいました(汗)。まだ乾燥時間が足りなかったかも…。
 ラッカー系塗料で塗装した場合は問題ないですが、水性塗料やマーカーで塗った場合にはベタ付きがありますので、このような事故(?)も発生します。
 仕方がないのでマーカーのインクをアルコールで落とし、キット付属のシールを試してみることにしました。

 
 シールをアンテナ表面にピッタリ位置を合わせて軽く貼り付け、親指の腹で軽く押します。するとある程度アンテナ表面の凹凸の位置が分かるようになります。
 あとは反対側のアンテナのモールドを参考に、ツマヨウジを使ってシールをアンテナ表面の凸凹やスジ彫りになじませます。シール表面にツマヨウジの先で傷を付けてしまった場合も、あわてずにツマヨウジを寝せて傷周辺をしごいてやるとけっこう目立たなくなります。下の写真ではまだスジ彫りの部分を忘れていますが…(汗)。

 ヘタに塗るよりキレイに仕上がりますので、普段水性塗料やマーカーをお使いの方はシールの使用も検討してみてくださいね!

 
 トサカと頭蓋、ヘルメット両側面の装甲パーツ(以下、『耳パーツ』)を取り付けて、ユニコーンモードの頭部完成です。ショウリョウバッタの触角のようにアンテナの先が少し開いていますが、閉じた時に接する面に凹凸があるためどうしてもピッタリとは閉じないようです。そのために無可動1本のツノがセットされているんですねぇ。
 



 頭部が完成したところで、今度はユニコーンモードからデストロイモードに変形させて動作を確認します。先ほどの変形プロセスに加え、「耳パーツを取り外して向きを前後逆にして再び取り付ける」「アンテナを開く」工程が加わります。
 「え~っ! 完全変形じゃないじゃん!」というブーイングが起こりそうですが、このサイズで耳パーツの回転をやるのはサイズ的に無理っぽいです(耳パーツの取り付けピンを長くすれば…と思いましたが、頭部内部には長くなったピンが入るスペースがほとんど無さそうです)。というか、現状でも充分複雑な構造&変形プロセスがさらに複雑になりそうで…(汗)。


 正面顔。上の写真のような可変機構が備わっているとは思えないほど、シャープな外見です。


 ツノ(アンテナ)を交換し、ユニコーンモードに戻しました。ツノの交換は、頭蓋や耳パーツを外して行います。「ツノが生えたGMカスタム」のような顔で、実にカッコ良いです♪ 個人的にはこちらの方が好みです。というわけで、最終的な完成状態まではこの顔で行きます。アンテナを何度も交換しているうちに破損したらヤバいですから…(汗)