おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

さらば、友よ。

2019-05-12 15:52:35 | 我思う、故に書くなりよ。
長年、いわゆる『成人病』『生活習慣病』ってモノに苦しめられていた友人のMが亡くなった。

ま、私も他人事ではなく、心筋梗塞なんて大病がそれらに起因するものだったりするが、Mのそれらは比較にならないほど、ありとあらゆる不具合の集合体であった。

「オマエ、これだけ多臓器不全でよく生きてるな…」

検査結果を見せてもらって驚いた。

と、同時に、人間って案外丈夫な生き物なんだと感嘆すら覚えたもんである。それほど、何もかもが最悪な数値を叩き出していた。

それらを何とか出来ないものかと、医師も本人もそれなりに努力はしていたのだが、現状維持すら難しく、その事も知ってはいたので、遅かれ早かれ…って事だと。

そうしたワケで、悲しみとか喪失感なんてモノは無い。

むしろ、それらから生じるありとあらゆる面倒臭い事、痛み、苦しみ。肉体的、精神的問わずに日々付き纏うとてもイヤな事から、彼はやっと解放されたのだと思う。

棺桶の中での安寧を彼だって望んでいたワケではない。だが、もうそこにしか『安寧』を得られる場所など無かったんだな。

『成人病』『生活習慣病』なんて、世の中じゃ軽〜く語られてもいるが、こじらせるとそれらは『地獄』。まさに『生地獄』。

…地獄から天国へ行ったのかどうかは彼の場合、正直疑問に思うトコロもあるが…

さらば、友よ! 通夜にも告別式にも参列出来ないが、友人として最後の言葉を送ろう。

心の底から、ゆっくりと安らかに。痛み、苦しみの無い安寧を取り戻してな。また、そっちで会える日まで…な。
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