出雲国神社めぐり

島根県東部の神社探訪記!
犬もあるけば、神社にあたる!!

津上神社(手結)

2011年12月26日 | 松江市(旧鹿島町)

風土記:―
延喜式:―
雲陽誌:津神明神(速秋津彦命・速秋津姫命)
様  式:大社造変態
御祭神:速秋津日子神・速秋津比賣神

   

旧鹿島町北西の手結地区にあり、社名の如く漁港の上に鎮座している。地図にある集落中央を車道は、極めて狭く一度入る後に戻ることができない。境内へは東側の丘の道を迂回するのが望ましい。平成の遷宮によって境内全般が整えられ、拝殿向拝下の意匠は細かく、中央には鳳凰と雄獅子、左右から獅子と龍が覗きこみ独特の雰囲気があった。拝殿に続いて大社造りの本殿、左側に五社合殿の小社が建ち、その他神楽殿や大日堂なども見えた。

   

由緒、創建年代は不明。祀られる両神はいずれも海港の守り神で、漁業を生業としてきた同集落に人々により勧請され祀られてきたものと思われる。『神国島根』に拠れば、神社西方に塩穴と呼ばれる穴があり例祭では洞窟で汲んだ塩で潔をし拝礼する風習があったという。

〈境内社〉

本殿右側に五社合殿の社がある。左より鶴島恵美須金比羅社(事代主命・綿津見命・大己貴命・少彦名命)、恵美須神社(事代主命・海幸彦神・住吉神)、照島社(市杵島姫命)、穴恵美須神社(大物主命・事代主命)、今宮神社(須佐之男命・稲田比売命)を祀る。

〈所在地〉
島根県 松江市 鹿島町 手結

参拝日:平成23年11月26日


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