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最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

2002年アメリカ その10 アメリカの西北隅

2019年09月13日 | 昔の旅行
2002年アメリカ その10 アメリカの西北隅
2002 USA trip: Part 10. Northwest corner of United States

We visited a cape near Neah Bay. It is Northwest corner of United States. The sea was white by high waves.

 2002年3月12日(火)第五地点では化石が無いので、方向を転じて岬に向かう。アメリカ合衆国本土の西北端にあるワシントン州のさらに西北端はファンデフカ海峡と太平洋が鋭角に切り取って岬を作っている。原住民の保護地であるネア・ベイNeah Bayという小さな観光地があり、そこから小道をしばらく進むと自然保護区の看板があって入場料(払う場所が無いので払わなかったが)や注意などが掲示してある。また雨が降り始めたが、車をその前に停めて、レインコートを着て森に入る。樹木の種類はちょっと見には日本と余り変わりない。大木はほとんど針葉樹で、ちいさな広葉樹もある。小道は次第に細くなるが手入れがよく、歩きにくいところは木道になっている。木道は、針葉樹の材を割った面を歩行面にしてあり、これが滑りにくくて歩きやすい。

10-1 フラッテリー岬トレイル 2002.3.12
10-1 Trail of Cape Flattery. 2002.3.12

 だんだん森が低くなって潮騒が聞こえてくる。小さな展望台があって荒れ狂う海に面する岩場を見下ろす。さらに進むととうとう行き止まりでここがアメリカの西北端である。正面に小さな島Tatoosh Islandがあって灯台があるが周りは断崖になっている。こちら側も高い薄茶色の崖でそこに太平洋の波が強烈に打ち付けている。

10-2 太平洋の荒波 2002.3.12
10-2 Big waves of Pacific Ocean. 2002.3.12

10-3 タトゥーシュ島 2002.3.12
10-3 Tatoosh Island. 2002.3.12

 海面は白くあわだって、青く見えるところはずっと沖にしかない。写真を撮影するが、途中でフィルムが切れる。残念。島のこちら側に一匹のアシカがいると言われる。目を凝らすがよく見えない。やっと黒い点が見えたが、本当に鰭脚類なのだろうか。観光看板があってここの説明があるが、大部分は原住民の生活や宗教に関するものである。車に戻って別の道をたどって町に戻ろうとするがジムが前に来たという道が無く、結局もとにもどる。ネアー・ベイNeah Bayの町には、原住民のお土産やさんがあったり、鯨(コククジラ)の頭骨がごろりと転がっていたりする。

10-4 民家の庭先にあったコククジラの頭骨 2002.3.12
10-4 A skull of a gray whale at Neah Bay. 2002.3.12

 岬から、同じ道を戻る。

Key words: Seattle Olympic Plotopterum Fan-de-Fuca Fossil Gray-whale シアトル オリンピック山地 プロトプテルム ファンデフカ海峡 化石 コククジラ

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