新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

次は金利の引き上げ?

2024-03-14 23:24:50 | 経営

春闘は過去に例を見ないほどの満額回答。同様のことがあったのは33年前のバブル期だったとのこと。その時には賃金+5%で物価も同様に+5%だったので、ようやく実質賃金は±0だった計算。ただその際は金利も+5%で、せっせと郵便貯金で10年定期をしたりして、年金生活者などは金利収入でどうにか物価の上昇を吸収できた(のは一部の金持ち?)と云われていました。その後金利は、90年代後半の金融危機などもあり、直近ではマイナス金利と云われる時代に。

今回、日銀は春闘の如何により、ゼロ金利を解除との話でしたので、遅かれ早かれそうなるのでしょう。そうでないと30年前よりも多くなった年金生活者は悲鳴を上げることになり、政府の支持率も上がるとは考えにくいようです。

一方で中小企業では、人手確保で原資が少ない(もしくはない)状態で今回、賃上げに動かざるを得ず、人件費上昇と金利上昇のダブルパンチになる可能性がありそうです。製造業のことはよくわかりませんが、身近では宿泊業界を考えると、人手は非常に不足し、稼働率を上げられないところもあるほど。借金に関しては、元々設備産業で多額の借入金がある施設が多く、また少しでも古くなったら借金をしてでも新しくしろと云われた業界ですので、金利上昇は痛手でしょう。

今のところは、外国人観光客が戻ってきているという追い風もあり、ツアー客を多く受け入れている施設は、忙しさで悲鳴を上げているかもしれませんが、突然資金が回らなくなるなんてことも、出てくるかもしれません。そうすると宿泊業界でも、資金力が豊かな大手チェーンと、超小規模で、家族経営、既に設備は古めながらも借金返済が終わったようなところしか残らなくなる、なんてことにもなりかねず、当YHも出来ることなら生き残り組に入りたいものだと思っています。

のち


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