世間が騒がしいわ。
新コロナウイルスが蔓延しとる。
例年やったら、2月に入って直ぐにエロイカのエントリー受付が始まんのに、今年は遅い。
と思てたら・・・
イベントが中止やんけ！
レストア作業が一向に進めへんよってん、悲しい様な嬉しい様な。
取りあえず、気が楽になったわ。
知り合いは、来年どないしゃぁはるんやろ？
開催地の群馬は遠いなぁと、お互いに言うてたんやけど・・・
欠品もあるし、レストアどころか潰してもうたとこもあるよってん、このまま作業を進めよか。
ご縁があって、あいつが来よりまんねん。
5年ほど前から、正念入れてこいつを探し始めたんやけど・・・
国内でも30〜40台ぐらいしかあれへんようで、国内での流通は殆どあらへんようや。
並行輸入ちゅう手があるんで、何軒かの業者に当ってみたら、入るような気配がある。
せやけど、この手の車を今後、維持して行くのに整備も頼むとなったら、ちょっと頼んない。
それなりの業者があんねんけど、「金に糸目をつけへんのやったら探したる」ちゅうような殿様みたいな気の無い返事や。
知り合いに相談したら、国内にあるやつを探すのがいっちゃん良さげな助言やった。
同時に今後のメンテを含めてお願いでける業者を探し当てた。
「Square」ちゅうこの業者は、知合の輪でオーナーを数人知ってるらしい。
もし出物があったら、連絡もらうちゅう気の遠なるような話や。
唯一あてになる話やねんけど、90％見つかれへんもんやと諦めてた。
そんなある日、その業者から連絡があって、物があるとのこっちゃ。
藁にもすがる思いで、ひつこう交渉を進めた結果、話がまとまりよりましてん。
ほんま、縁とはよう言うたもんや。
オーナーの元への交通手段と帰りの陸送等の段取りをして、いざ引取ですわ。
心強いことに親友が同行してくれるちゅうことや。
こいつですわ。
あこがれの「Pinz」。
20年程前に排ガス規制で泣く泣く手放したJeepの後、もっと前からウニモグがこいつを次の候補に考えてたんやけど・・・
ウニモグも排ガス規制の対象になっりょるし、こいつ以外にあらへん状況になってもうた。
こいつを船便と陸路は今後お世話になる業者が積車で運んでくれる手はずや。
名義変更が終わったら、取りあえずは公道を安全に走れる状態に整備してもらうことになっとる。
ちゃりのレストアは、まずFホイールから手を付けることに。
シャフトを抜いて、スポークをバラしてく。
いっぺん張ったスポークは、伸びとるんで再使用したら、振りが取りにくい。
せやよってん、張ったる部位毎に分けとこっと。
バラシが完了したら、磨くんやけど、どこまで光りょるこっちゃら？
「Eroica」て知ったはりまっしゃろか？
『1997年、エロイカはイタリアのトスカーナ州で始まりました。
この草イベントの創設者、ジャンカルロ・ ブロッチは、”エロイカ時代”と呼ばれる1900年代初期の自転車と環境で、まだトスカーナに残されていた未舗装路の白い道を走ってみることを思いつきま した。
その頃、ガレージに眠る多くの自転車は屑鉄屋に引き取られる運命にあったのですが、このジャンカルロのアイデアは、屑鉄にもう一度生命を吹き込み、オー ナーとともに再登場する機会を与え ました。』
ちゅうことで、このイベントが日本でも開催されとるようで・・・
『エロイカ ジャパンは2013年に初めてイタリア以外の海外で開催した、エロイカのオフシャルイベント です。』
知り合いにこのイベント参加を誘われたんですわ。
幸い、40余年前にこさえたクロモリフレームのロードが、まだ残っとるんで、レストアしたら参加できそうなんや。
錆もでとるし、欠品もあったりで、作業がどこまで進むことやろ？
