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靖国問題の続き

2004-04-08 05:30:49 | 憲法・歴史観
靖国参拝問題についての記事(毎日新聞)に、参拝の位置づけが公的か私的かという問いに、「総理大臣である個人、小泉純一郎として参拝した。私人であり公人。個人的信条に基づいて行っている」と首相が答えたことを、「明確にしなかった」と書いているが、そもそも質問がおかしいのであって、首相としてはしごく真っ当な回答をしていると思いますがいかがでしょう?

質問者が選択肢に上げたどちらかを回答者が選ばなければいけないということはまったくない。この場合、どう答えても非難される流れになっていて、まるでどこぞの最大野党の党首の質問みたいなもんです。(どう答えても「首相は質問に答えていない」と言い返すやり口です。)

無論、この問題は政教分離の勝手な拡大解釈と、中国、韓国の内政干渉が原因であることは明らかだと思いますが、どうやったら、過去の日本を支えてきた人たちへ国の代表が敬意を払うことを禁止することになるのか疑問です。

靖国問題では、過去に日本のために亡くなった人たちが靖国に祀られているからそこへ行くわけであって、首相がそこを参拝するのはその結果でしかないのではないでしょうか?仮にそこか別の宗教の施設であればそこへ行くだけの話であって、どこであっても宗教施設であることには変わりないわけです。

無宗教の追悼施設を、なんていう輩もいますが、それを亡くなった方々が望んでいたならまだしも、勝手にそんなところへ移すなんていうことは、亡くなった方々の意思を軽んじることにもなります。

今回の裁判で、裁判長は「首相の参拝後、靖国参拝を行う国民の数が増大した」ということを上げて、国民に影響を与えていることを判断の理由の一つにしているようですが、参拝者数が増えたことが、首相の参拝が原因なのかの検証も行わずそういう判断を裁判長という立場で公にしていいものなのか疑問だらけです。