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首相の靖国参拝に関して、政教分離の点から一言

2005-08-15 21:49:38 | 憲法・歴史観
終戦記念日である今日15日、靖国神社へ参拝してきました。

首相の靖国参拝に対して反対する方々は、軍国主義への回帰、中韓の反発に対する配慮、そして政教分離などを理由として持ち出してきますが、政教分離について一言書いておきたいと思います。

靖国神社が神道という一宗教法人で、そこに政治の長である首相が行くことは、政教分離の原則に反するという意見がありますが、果たしてそうでしょうか?

神道である靖国に参拝に行くのは、首相自身の信仰している宗教が神道であるからではないと思います。戦争で国のために命を落とされた方々の多くが靖国に祀られると考えながら亡くなられたからこそ、靖国に参拝するのだと理解しています。つまり亡くなられた方々の信仰を尊重し、靖国に参拝しているのだと思います。
仮に、靖国とは別のところ(別の宗教施設)へ魂が行くと信じ、多くの方々が戦死されたとしたら、首相は靖国ではなくそこへ行くことになるでしょう。
つまり、政治家である首相の宗教・信仰とは全く別の次元の問題です。

首相の信仰する宗教が仏教だからという理由で、靖国を壊して別の仏教施設を作りそこへ参拝したとしたら、政教分離に違反するという批判があってもいいかもしれません。

靖国問題に関しては、参拝するという行為を”勝手に”拡大解釈し、その解釈以外あり得ないという風潮で論じるところが、国外・国内問わず問題だと思います。無論、なぜそうするか?となると政治的な力があるのでしょうが…。

誰も行きたくない人に靖国に行け!などと言っていません。誰しもが自由に追悼したい人が追悼したい場所で追悼する...そういうことが可能になることを祈ります。

最後に、内外問わず戦争で亡くなられた方々に哀悼の意を表したいと思います。

心強い!

2005-08-06 23:39:31 | 憲法・歴史観
戦後60年 李登輝前台湾総統インタビュー

≪「首相はきちっと靖国参拝すればよい」≫

 【台北=河崎真澄】60回目の終戦記念日を前に台湾前総統である李登輝氏(82)は産経新聞と会見し、「他国が靖国神社をうんぬんする資格はなく、小泉純一郎首相はきちっと時間通りにやればよい」と述べ、小泉首相による8月15日の靖国神社参拝を支持した。 

 李氏は靖国問題をめぐり「中韓の反日運動の高まりは、その目的がどこにあるかを考えるべきだ。中韓が靖国神社への批判を始めたのは中曽根康弘元首相の時代から。日本を追い抜きたいがための政治的な要求(圧力)だろう」と指摘。「小泉首相が参拝を取りやめても何の解決にもならず、中韓は別の問題を持ち出す。小泉首相はきちっと時間通りに(参拝を)やればよい。靖国神社を他国がうんぬんする資格などない。私の実兄も祭られており、東京に行く機会があれば参拝したいと思っている」と語った。

 李氏は日本統治時代の台湾で生まれ育ったが、日本の台湾統治について「日本統治は台湾にとって大きな転換期。日本が残した教育と人材は、戦後の台湾工業化の基礎になった」と高く評価した。

 その一方で、日本の後で台湾を統治した中国国民党政権の蒋介石元総統に言及、「日本人は蒋元総統の『以徳報怨(徳をもって怨みに報いる)』との言葉と戦後賠償の放棄に感謝するが、(国民党政権が戦後)台湾で接収した日本時代の資産は工業インフラや不動産など、賠償以上の価値があった」と冷静に評価すべきだとの考えを示した。

 米中関係や今後の日本の国際的な役割に関しては「米国は戦略的に中国包囲網を作っている。中国はいくら軍拡しても米国に勝てないことを知っており、米中戦争は起きない。米国は世界の石油を握っている。日本は世界戦略の中で態度をはっきりさせねばならず、日米同盟を基軸に民主主義と自由主義の陣営にあって政治的な役割を果たすべきだ」と指摘。日本が国連安全保障理事会の常任理事国になろうとしていることについても「当たり前のこと」と支持する姿勢を示した。

【2005/08/06 産経新聞 東京朝刊から】

また8月15日が近づいてきましたね。
今年こそ首相の靖国参拝を!と毎年願っているのですが、どうなるのでしょうか?

よくよく考えると参拝できない理由がわからなくなります。
TVを見たり本を読んでみても、反対派、慎重派の意見というのは、ピンとこない。
政教分離、講和条約、そして中韓(この2国を以ってアジアという風潮もあるが)の反発を理由に持ち出したりしていますが、どれもまともなものとは思えない。

政教分離の原理主義的解釈、講和条約の誤訳(意図的)、そして事なかれ主義…。

つくる会教科書の採用に反対する人たちと靖国参拝に反対する人たちはだいたいだぶっているように感じますが、特定の言論を弾圧しようとする彼らの行為を聞くと、その行為こそが戦争に近い位置にあるように感じます。

市民団体って?

2005-08-04 13:47:18 | 憲法・歴史観
つくる会の教科書選定巡り抗議、東京・杉並で300人

 「新しい歴史教科書をつくる会」(八木秀次会長)のメンバーが執筆した扶桑社発行の教科書問題で、東京都杉並区教育委員会は4日午後、来春から使用する中学校用教科書の選定のための臨時会を開催する。

 これに反対する市民団体ら約300人が、同日午前から区役所周辺を取り囲んで抗議行動を始めた。

 警視庁杉並署によると、区役所周辺では選定に反対する過激派・中核派の関係者がビラを配るなどし、午前9時過ぎには、男1人が暴行の現行犯で逮捕された。

 杉並区内には区立中学校が23校あり、生徒数は約6300人。

(2005年8月4日12時14分 読売新聞)

市民団体って言い方どうなんでしょうねぇ。まるで市民の立場に立っているように聞こえますけど、一般市民は特定の教科書を祭り上げて非難したりしないでしょう。偏ったイデオロギーに基づいたこういった行動こそ、教育の現場に持ち込んでほしくないのですがね。

抗議のやり方が何かに似ています。右翼団体?あれ?似てるな~。なぜだろう…。

結局、共通の歴史認識を持つなんて無駄なことなんです。

2005-08-03 11:44:01 | 憲法・歴史観
日韓中、近現代史 共通教材、異なる記述 朝鮮戦争…「解放」と「侵略」

 【ソウル=黒田勝弘】日本、韓国、中国の民間による三国共通の歴史副教材として宣伝されている『未来をひらく歴史-東アジア三国の近現代史』が、朝鮮戦争(一九五〇-五三年)に関する記述などでまったく異なる内容になっていることが明らかになった。「歴史認識の共有」と「同じ内容の本を三国の言葉で同時発刊」(あとがき)することを売りものにしたこの副教材は、日本の近現代史を暗黒と否定で描く“反日”では一貫しているものの、結果的には「歴史認識の共有」の難しさを示した形になっている。 

 違いが目立つのは朝鮮戦争の部分で、日本語版が「北朝鮮の人民軍が半島南部の解放をめざして南下を始めた」とし、戦争の開始を「解放」という言葉で肯定的に記述しているのに対し、韓国語版は「北韓の人民軍が武力統一を目標に南侵した」と記述し「侵略」を明確にしている。

 日本語版は北朝鮮の“歴史認識”そのままの記述であり、近年は親・北朝鮮化している韓国でもそれは受け入れられないというわけだ。このすれ違いは、日本側の製作者が、いかに極端な歴史認識を持っているかを象徴するものだ。

 一方、この「副教材」は慰安婦問題には異様なほど熱心に多くのページを割いているが、韓国語版が慰安婦を「性奴隷」と表現しているのに対し、日本語版にはこの言葉はない。

 このため民間団体による関連イベントについて、日本語版では「女性国際戦犯法廷」となっているのに対し、韓国語版では「日本軍性奴隷戦犯国際法廷」と記述されている。

 また十九世紀末の列強のアジア進出、支配については、韓国語版が「進出」と表記しているのに対し、日本語版の方は「侵出」と強い表現になっている。日清戦争(一八九四-九五年)の後、韓国で民族的自主の願いで建てられた「独立門」についても、韓国語版は中国に対する独立を強調しているのに、日本語版は日本に対する抵抗・独立の意味を強調している。

 この本は日本の「新しい歴史教科書をつくる会」や扶桑社版教科書に対抗するために製作され、韓国では盧武鉉大統領が称賛し、マスコミが大々的に持ち上げ、日韓双方の執筆者は現在、日本での扶桑社版教科書の採択妨害の先頭に立っている。

(2005年8月3日 産経新聞)

共通の歴史観を持つことが日中朝間の歴史問題を解決すると思い込んで回りに迷惑をかけている事実に気がつかない人が多いのには困ったものです。

持つべき共通の認識は、「それぞれ歴史の認識は違うものだ」ということだと思いますがね。史実と歴史認識は当然別の話なのに、その辺りもごちゃごちゃになっていますよね。史実について語りたいなら善悪論は持ち込むべきではないし。

ま、主張が異なる教科書の採択妨害という行為は、少なくとも教育にはあまりよろしくないかと…。

またかよ~、捏造...

2004-05-18 15:28:46 | 憲法・歴史観
日本軍と米軍の「虐待写真」 米紙が並べて掲載
専門家が疑問視「100年前と今 時代背景が全く違う」

日本人かも朝鮮人かも、また、虐待しているのかどうかもわからないような100年前の写真と、イラクでの虐待写真とを並べていったい何をしたいのやら。
アメリカの虐待を「よくあること」とでもいいたいのか?
さっそく朝鮮日報は勘違い記事を載せて捏造を固めに入っている。

いろいろ見てたら、やっぱり朝鮮式の拷問じゃん!
また自分たちの汚点文化を日本のせいにする。
日本のいいものは知らないうちに朝鮮がオリジナルだと言い出すし。
ほんと、なんとかならんかねー。

裁判長が仕掛けたブービートラップ

2004-04-15 12:41:23 | 憲法・歴史観
首相の靖国参拝違憲判決が確定...

司法システムのトラップとでもいいましょうか...勝訴なのに負けたイメージをつけられて、原告側はとにかくダメージを与えたということで目的達成で敗訴でも喜んでいることでしょう。

裁判長の立場を超えた主観を持ち込んだ判断、ということで越権裁判として歴史に刻まれることでしょう。

靖国問題の続き

2004-04-08 05:30:49 | 憲法・歴史観
靖国参拝問題についての記事(毎日新聞)に、参拝の位置づけが公的か私的かという問いに、「総理大臣である個人、小泉純一郎として参拝した。私人であり公人。個人的信条に基づいて行っている」と首相が答えたことを、「明確にしなかった」と書いているが、そもそも質問がおかしいのであって、首相としてはしごく真っ当な回答をしていると思いますがいかがでしょう?

質問者が選択肢に上げたどちらかを回答者が選ばなければいけないということはまったくない。この場合、どう答えても非難される流れになっていて、まるでどこぞの最大野党の党首の質問みたいなもんです。(どう答えても「首相は質問に答えていない」と言い返すやり口です。)

無論、この問題は政教分離の勝手な拡大解釈と、中国、韓国の内政干渉が原因であることは明らかだと思いますが、どうやったら、過去の日本を支えてきた人たちへ国の代表が敬意を払うことを禁止することになるのか疑問です。

靖国問題では、過去に日本のために亡くなった人たちが靖国に祀られているからそこへ行くわけであって、首相がそこを参拝するのはその結果でしかないのではないでしょうか?仮にそこか別の宗教の施設であればそこへ行くだけの話であって、どこであっても宗教施設であることには変わりないわけです。

無宗教の追悼施設を、なんていう輩もいますが、それを亡くなった方々が望んでいたならまだしも、勝手にそんなところへ移すなんていうことは、亡くなった方々の意思を軽んじることにもなります。

今回の裁判で、裁判長は「首相の参拝後、靖国参拝を行う国民の数が増大した」ということを上げて、国民に影響を与えていることを判断の理由の一つにしているようですが、参拝者数が増えたことが、首相の参拝が原因なのかの検証も行わずそういう判断を裁判長という立場で公にしていいものなのか疑問だらけです。

亀川清長裁判長さん、もちょっと考えようよ

2004-04-07 12:25:53 | 憲法・歴史観
首相の靖国参拝が違憲(産経新聞より)

裁判長というポジションにいながら、判断能力がそこらへんの左翼とほとんど変わらないということが恐ろしいと思います。
違憲と判断するにしろ、もうちょっとまともな理由が出てくればいいかと思いますが、これじゃあ、なんでも騒いだもんが勝ち!っていうようなレベルです。

で、これが”まとも”だとしたら、首相は、「思想・信教の自由」を捨てなくてはいけないということになりませんか?
首相だけではないですね、政治に関わる人が、知り合いの葬式や自分の先祖の墓を参ることを”マスコミ”が騒ぎ立てれば、すべて違憲になってしまいますね。

「内閣総理大臣小泉純一郎」と記帳したことが問題というなら、そう書かなければ総理大臣である事実は影響しないということなのか?、また公用車を使ったことが問題となるなら、公用車を使わずに別の手段を使っていけばいいのか?などなどいろいろと疑問が沸いてきます。
原告もそんなレベルで訴訟を起こしたとは、ほとんどあきれてしまいます。
公用車を使わずに行動して、公務に遅れるようなことがあったらそれはそれで政治に影響した、とか言うんでしょうね。

裁判長にもいろいろな価値観の人がいるでしょうから、こういう判断が一つぐらい出てきてもおかしくないですが、理由があまりにも馬鹿馬鹿しい。

本当は政教分離とかそういうことで訴えたいんじゃないんでしょ?
要するに自分たちの歴史観に反する行為だから気に入らんと、言うことでしょう。
読売新聞によると、原告って言っても宗教関係者、在日韓国・朝鮮人ら211人ということらしいですから、いわゆる一般の日本人ではないですね。
NHKでは、原告がどんな人たちが言わずに「戦没者遺族」という言い方で包んでます。うそ、とは言い過ぎですが、それじゃあ、このニュースの本質理解できないでしょう、NHKさん!