かずこの想い

日本共産党区議会議員ぬかが和子の日々の出来事や想いを綴るページ

代表質問② 近藤区長の4年間って?

2011年02月25日 | 区政全般
近藤区長って…
いろいろいいことを言うんですよね。でも言うことと実際にやっていることが違う!
メニューを新しく変えても、メインの料理がない食堂みたいで
肝心のところがずれていると感じていたのは、私だけではありませんでした。

私が思うのは、自民党などに支えられて当選していれば、結局そういった古い体質にもしばられるのかと。
特に感じるのは保育のこと、ムダ使いにメスを入れられないこと、そして「安心安全」を「治安再生=強化」にすりかえるところなど…

そこで、代表質問では、まず始めに区長の政治姿勢について、質問。特にこの4年間で何がどうなったのか、総括して質問をしました。「まるで、ぬかがさんが区長選挙に出るみたい」な質問と、他党からも声がチラホラ。
もちろん、そんなことはありませんよ。私は、今地域の方と密に会って、悩みを聴き、共感し、解決する、いっしょに気軽に会い、笑い泣く、そして声なき声になりがちな声を政治に届ける、このことに生きがいを感じています。

その4年間を振り返った質問部分をご紹介しますね。


 初めに、近藤区政の4年間についてです。区長は「子ども・くらし」をマニュフェストの柱にかかげてきました。

 しかし、35人学級の公約は、事実上「国や都がやったら区もやる」ことにすり替わりました。国が35人学級を公表しても、実施を表明しません。これは重大な公約違反です。一方、地域や子どもたちが望みもしない、本木東小や千寿第五小の学校統廃合はごり押し、山中湖林間学園は廃止を強行してきました。また待機児がふえる中でも、自民・公明・民主の与党にささえられた区長は、計画的な認可保育園建設を拒否し続け、認可保育園に入れない子どもは、4年前は413人、昨年は816人、今年は1578人と、4年間で4倍近くに膨れあがりました。このどこが子ども重視なのでしょうか。

 くらしの分野でも、くらしを応援する施策の拡充には背を向け、老人福祉予算は減り続けています。高齢者一人あたりの老人福祉予算は、区長就任前の2007年は、介護保険への繰り出しを含めて五〇〇五三円でしたが、近藤区長になってから4万円台になり、新年度は四七七七六円にまで落ち込みました。生活保護受給前のセーフティーネットとして有効な、応急小口・生業資金の改善、区民税の負担軽減など、区民生活を応援する施策も拒否し続け、生活保護受給者は4年間で5千人増えました。

 またボーナスや時間外手当もない非正規職員の、公務サービス全体に占める割合は増え続け、官製ワーキングプアをつくり出してきました。区の正規職員の占める割合は44・7%にまで落ち込み、安上がりの指定管理化を行う中でよりよい図書館サービスを追求した花畑図書館長が、「残業が多すぎる」からと解雇される事件までおき、新たな外部化を次々と行うなかで、西新井小学校の改築は重大な遅れを招き、区民に配布するリブインは重大なミスにより一部再発行するなど、公共サービスの質の低下も招いてきました。

 一方で税金のムダ使いは温存され、綜合警備保障の筆頭株主が経営する天空劇場は、7割近く空き室なのに、使っても使わなくても毎日34万円219日分の使用料を、全額税金で払ってあげて、総額毎年九八〇〇万円、20年間で約20億円の税金を注ぎ込み、監査委員から問題点を指摘されても抜本的な改善は行いませんでした。元自民党の足立総支部長が経営する竹の塚の民間ビルの中にあるガラ空きの駐車場に、毎年税金などを注ぎ込むことへの対応も不十分です。
 元保守系議員の相続税対策の伊興と東伊興の土地や、平野の用地、中央本町の郵政官舎跡地など、今すぐ必要のない土地を4年間で15億円近くも出して買い込んできました。

 この背景には、第一に住民のくらしと福祉のための自治体本来の仕事をないがしろにし、「住民福祉の機関」としての自治体の機能や役割りを弱める、第二に、「官から民」へのかけ声で、民間委託や民営化、指定管理者への移行など、地方自治体の公的責任、公共サービスを投げ捨て、民間任せにしてしまう姿勢があります。
区長は、次期区長選挙に出馬を表明していますが、以上のような姿勢を改め、真に子どもやくらしを重視する立場に立つべきと考えるがどうか、答弁を求めます。


これに対し、区長の答弁は、まともに応えたものではなく、傍聴者から最も「ひどい!あんなのって」との感想があがったものでした。