かずこの想い

日本共産党区議会議員ぬかが和子の日々の出来事や想いを綴るページ

新年度予算③ 22日から予算議会が始まります。傍聴を!

2011年02月07日 | 区政全般
今期最後の定例議会が2月22日からはじまります。
各会派の代表質問は22日に全部行います。

私、ぬかが和子が、日本共産党区議団を代表して質問を行います。
日時 22日午後4時頃~
税金のムダ使いを正し建設的提案で区政を変えくらしをまもります。
ぜひ傍聴して下さい。


議会日程はこちら

新年度予算はこんな特徴の予算です
23区で2番目に多い予算。ため込み金は年度末には1084億円。ムダ使いはそのまま、区民サービスに背を向け、補助金・施策の凍結廃止が相次ぎ、くらし・福祉に冷たい新年度予算

 区民のくらし、雇用がいっそう深刻さを増しているもとで、一般会計で2538億円と、千代田区・中央区・文京区の予算を合わせた額よりも多く、23区で第2位の予算規模をもつ足立区が、総力を挙げて区民のくらし応援・福祉充実に取り組むことが求められています。

ため込み金は1084億円
 ところが足立区の新年度予算案は、ムダ使いは温存しながら、くらし・福祉の予算は、一部に前進はあるものの冷たく抑えられています。
 ため込んだ基金は年度末で1084億円、新年度に取り崩したとはいっても892億円もあります。

ムダ使いは温存
 しかしムダ使いにはいっこうに歯止めがかからず、天空劇場(東京芸術センター)のムダ使い(毎年9800万円)、Fビル駐車場への税金投入は、昨年とまったく変わりません。

エンチャレ事業で区民差別を広げる
 しかも、利用率が3割台と低迷し「空気(空き室)に一日34万円の税金投入」の天空劇場の批判をかわすため、「エンターテイメント・チャレンジャー事業」と称して、区民利用は最低でも一日10万円払わなければ借りられない天空劇場を、区内外のプロのメジャーを目指す特定の限られた3組だけが年5千円の寄付のみで、最大年間60日、タダで練習などに利用できるとしています。足立区の演劇連盟や合唱団、公演活動を行っているミュージシャンも「プロのメジャーを目指していないから対象外」とし、区民は、一年間ギャラクシティが利用できないため、練習場所もなく、負担が重くのし掛かっています。空き室を減らすために実施した施策ですが、区政の目線が区民に向いていないために更に区民差別を広げるものとなっています。

区民のくらし応援に背を向ける
 一方、区民のくらし・福祉応援には背を向け、国民健康保険料は大幅値上げ、65歳以上の高齢者一人当たりの老人福祉予算は減り続け、平成11年には高齢者一人あたり16万千円あったものが、区長就任前の19年は介護保険への繰り出し金を入れても50053円、近藤区長になってから4万円台になり、平成23年度は47776円まで落ち込んでいます。

補助金・事業の縮小廃止
 縮小・廃止する事業は73事業・22億7630万円、凍結される補助金は20種類、縮小補助金も合わせると3億4956万円にも及びます。この中には特別支援学級(情緒障害児通級学級)の宿泊学習(移動教室)の廃止(211万円)、高齢者の火災警報器設置支援など、看過できないものがあります。また、家庭用太陽光発電補助の削減(4960万円)、介護保険施設の人件費補助の廃止(1600万円)、生活総合安定化事業としての低所得者・離職者対策事業の一部を終了(42万円)など、東京都と連動して補助をやめる事業も多く、自治体としての姿勢が問われます。

学校開放は有料化
 また、学校開放事業の有料化の審議会を3月でまとめ、答申を今年の4月前後にまとめるとしており、選挙が終われば大幅負担増も押しつけようとしています。

教育予算削減、保育園建設は拒否。逆に認可保育園定数を179人減らす。これで子ども重視といえるのか
 教育予算は、337億円(21年度)→315億円(22年度)→281億円(23年度)と、2年連続で削減し、35人学級は国が実施を表明しても明言せず公約違反。区民が望んでもいない学校統廃合は強行する構えです。また、区民から要望の強い認可保育園の増設は一カ所もせず、逆に認可保育園定数を179人も減らそうとしています。自民、公明、民主の与党が支える区政は「子ども重視」といっていますが、全く逆行しています。

緊急通報システムは完全有料化、高齢者の紙おむつは23区最低水準
 一人暮らしのお年寄りのいのち綱、緊急通報システムは完全有料化で、一般世帯は毎月900円、非課税世帯でも500円が、一生涯かかります。要介護者への紙おむつの補助制度は制限を設けて23区で最低水準。「オムツがぐしょぐしょでも替えられない」人間の尊厳を冒す状況ですが、新年度予算では全く改善がありません。
 
足立区にないのは区民を思いやる心
 区長は「縁をつなぎ明日への絆を結ぶ」予算といっていますが、これでは縁も絆もズタズタになってしまいます。足立区にないのはお金ではなく、区民を思いやる心です。

区民要望も一部前進
 こうした中で、私たちがくり返し要求してきた中小企業への直接支援、若者雇用や正規職員への就労支援、特養ホームの増設、子宮頸ガン予防ワクチンと小児肺炎球菌ワクチンの接種支援が実現したことなどは、貴重な成果です。

 日本共産党区議団は、予算の組み替えを求め、具体的に提案も行い、区民のくらし・福祉・雇用を守る予算の実現のため全力をつくします。