のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

逆を言って自分を正当化する ~ 橋下徹の場合

2017年12月14日 21時21分06秒 | 安倍某とそのお友達
自分の説の弱点を、

他人に擦り付けて論証責任をすり抜ける典型例として

橋下徹を取り上げたい。

彼は、

サイト「PRESIDENT Online 」の

「橋下徹『ノーベル平和賞で平和は来ない』」

というタイトルの論稿において

こう主張する。

――今のところ核兵器が存在する中で大戦が勃発していないという確たる事実がある以上、核兵器廃絶という変化が生じても、これまでと同じく大国・強国間において大戦は勃発ないということをしっかりと論証する必要がある。つまり核兵器が存在するから大戦が勃発しないという論証ではなく、核兵器が廃絶されても大戦は勃発しないという論証が必要なんだ。核兵器の廃絶を唱えることはその論証ができてからのことだ。――

☆ 記事URL:http://president.jp/articles/-/23968

この文章、

可笑しくないですか。

「核兵器が存在する中で大戦が勃発していないという確たる事実」って、

今までのところ、

世界大戦になっていないというだけの話でしょ。

しかし、原子爆弾という形での

核兵器は使われていないとしても、中東でウラン弾が炸裂しているでしょ。

厳密な意味では、

核兵器を使った戦争が戦線の拡大をしつつあるのです。

最近、イスラエルの首都を

エルサレムだと認める米国の立場が表明された。

これが火種になって

世界戦争になってしまう可能性があるのだ。

そういう事実からすれば、

「大戦が勃発していない」というのは、

今という局面を捉えたら

そういえるに過ぎない。

では、何を論証すれば、大戦を回避できるのか。

実は、

この点に関して名案はない。

出来ることと言えば、

戦争が起きないように外交努力をするという他ない。

それを素直に認めた上で、

何が核兵器による決着を回避する方法を探るしかない。

核兵器廃絶の運動とは、

「兵器を持てば、必ずそれを使用したがるのが人間の業だ」

ということを素直に受け入れた

兵器廃絶の運動だ。

論証すべきこととしては、

核兵器使用にもたらされる惨劇をありのままに

描くことだ。

この点、

Akira Kawasaki‏@kawasaki_akiraさんが

次のようなことを指摘される。

すなわち、

――核兵器に抑止力があると主張する人の多くは、仮にその抑止が破れて核戦争が始まったときに、どのような結末となるか、避難や救援態勢はどうするのか、誰が責任をとるのかということを全く議論しない。そういう抑止論者こそ、まったく無責任だと私は思う
http://president.jp/articles/-/23968 … … … @hashimoto_lo〔21:08 - 2017年12月13日〕――

核兵器を持っても、

それを使用しない努力に敬意を表する。

しかし、

より根本的に、確実に抑止的になるには、

実現がどんなに難しくとも武器を持たないに越したことはない。

その難しい挑戦に我々、人類の

未来に向けての生存可能性がかかっているのではないか。




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1 コメント

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Unknown (通りすがり)
2017-12-14 23:35:20
民進の大塚が維新と希望の党の
合流をめざすべきとかいっている、こいつ橋下小池百合子前原
と合流するつもりかよ、大塚も
安倍自民の手先ですね。
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