のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

衆院法務委質疑 山尾しおり議員 「マイクは、聞いていた!(金田法相が官僚からレクを受けたことをそのまましゃべるぞ)」

2017年05月13日 13時19分42秒 | 安倍某とそのお友達








この画像に見るような、

山尾議員が金田法相とやり取りする前、

刑事局長との間では、

こんな風な応答があった。

盛田隆二 📎🖇@product1954さんによると、

次の通りだ。

――山尾氏「調査検討の段階で、尾行が行われたら違法か?」
刑事局長「嫌疑確定以前の尾行は違法」
山尾氏「違う。捜査に入る前の尾行は違法かと私は聞いている」
刑事局長、まともに答えず、はぐらかし続ける〔17:01 - 2017年5月12日 〕—―

国民を騙して法を作るようではお終いだ。

しかし、官僚は、

安倍政権と一体になって国民を騙すことに加担している。

上掲、やり取りは、

衆院の国会中継のサイトで確認できるので、

このやり取りの前後も知り、

どんなやり口で国民を騙すのか、しっかりと見届けて欲しい。

☆ 記事URL:http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=47175&media_type=fp

盛田さんが書き留めたやり取り、

難解と思うので

少し用語の解説をする。

時系列に沿って考えると、

捜査前段階がある。

それが調査、または、検討の段階だ。

刑事局長が言う

「嫌疑確定以前」というのは、

嫌疑が確定して

犯罪捜査が開始される以前ということで、

上掲、

「調査、または、検討」と言うに

同じだ。

こうやって、別の用語を使って説明するのは、

論争の土俵は、

自分が設定するという気持ちの表れだ。

要するに、

言葉で引き回し、相手の調子を外させるのが

狙いだろう。

さて、「調査、または、検討」と言うも、

刑事局長のように

「嫌疑確定以前」での

警察との関わりは、

誰かの

告発という名の密告から生じる。

その扱いを巡って、

何だか、

刑事局長が譲らず、山尾議員も譲らない

という形で

水掛け論に見えなくもない。

すなわち、

山尾議員は、

告発(密告)を受けた後、

警察は、

その告発の正当性を確信するところまで行っていない。

その場合

(山尾議員の表現にしたがうなら「嫌疑の嫌疑の段階」)で、

嫌疑があるならば、

行われるはずの「尾行」「張り込み」「聞き込み」は、

行われるのかという質問だ。

刑事局長は、

NOと答えるばかりだ。

しかし、嫌疑がないままで終われば、

捜査が始まらない。

それでは、

「告発」が不発に終わってしまうだけだ。

だから実務の現場では、

「嫌疑がない」と「嫌疑がある」の間に

捜査と認めない、

しかし、事実上、捜査の段階を考える段階があるのではないか。

官僚は、

官邸の雇われ人のようだ。

客観的に

事実に即して話すのでなく、

「共謀罪を通す」

という大義名分の下、

最初からその目的に都合のいい方を選び取っている

という印象を受けた。

問題は、

刑事局長の言うように、

仮に、捜査前、

捜査を前提にした尾行等が行われない建前としよう。

しかし、それを担保するはずの裁判所が

その建前を遵守する役割を果たせるのだろうか。

果たせないんじゃないか。

仮に捜査段階に移行して裁判所のチェックを受けるという想定でも

ほとんど素通りのようだ。

小口幸人弁護士は、

捜査機関による恣意的な運用への疑念につき、

統計上、否定されないと指摘される。

現に全国で約10万件の逮捕令状が出されて、

却下はたった62件だいう

(拙稿「【共謀罪】 日刊ゲンダイ:小口幸人さん / 「捜査機関の暴走 裁判所は歯止めにならない」」参照。*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/6c8f5d1763e1f97f77fce721cd3c582b)。

それならば、

捜査段階以前であっても、

嫌疑があると偽装して裁判所の審査を受ければ、

意のままだ。

仮に、百歩譲って、

刑事局長の言い分が正しかったとしても、

小口弁護士が言うように、

裁判所が

警察の暴動を阻止する役割を果たせない

というなら、

意味がないではないか。


<追記>

キャオ@大阪トホホ団亡者戯‏ @tohohodanさんのツイート。

――なぜ2人ともマスクをしていらっしゃるのか〔23:52 - 2017年5月12日 〕―—









2017年5月14日朝 記

最新の画像もっと見る

コメントを投稿