前回(3月30日のブログ)の続きで、「ワカメ編」です。
旬を味わってみましょう!
【ワカメ】(写真・文:水産技術センターホームページより)
ワカメのことを
島根県では「メノハ(布ノ葉)」、
あるいは「ニキメ」と呼んで
古くから食用にしてきました。
ワカメは生長すると茎の左右にひだができ始め、
これが大きくなると、いわゆる「芽カブ」になります。
芽カブはワカメの子供(胞子のう)をつくる部分で、
春から初夏に成熟し、そこからとても小さい遊走子(千分の数mm)が、
たくさん海中に泳ぎだして岩などに付着し、
糸状の固まり(配偶体)になります。
そして、秋になると配偶体から発芽して、
ワカメに生長します。
こうした1年間の生長サイクルをうまく利用して、
ワカメ養殖が行われています。
全国的にみると、養殖ワカメの主産地は三陸、鳴門地方であり、
島根県のシェア(生産量)はわずか1%程度しかないのですが、
平均単価は何と全国1位なのです。
これは特産の板ワカメ加工による付加価値向上によるものです。
板ワカメは、採取したワカメを淡水で洗浄、脱水後、
カヤ製の簀に隙間の無いように重ね合わせ、
天日あるいは乾燥機で乾燥させて作ります。
食べ方は、軽く焙ってその磯の香りと
パリッとした食感を賞味します。
この食べ方が、板ワカメ独特の味わい方です。
残念ながら、近年では核家族化などで
板ワカメの価値がわかる消費者が減少してきており、
特に若い人は食べ方もわからず、
味噌汁の具にしてしまうことがあるようです。
板ワカメはその風味が良いだけでなく、
数あるワカメ加工品の中でも
ビタミン類、ミネラル、食物繊維が豊富であり、
栄養価に非常に優れた自然健康食品です。
最近はやりのサプリメントと称する
高価な健康補助剤も手軽で良いかもしれませんが、
板ワカメをはじめとする身近にある海藻類を
普段の食生活に積極的に活用して頂きたいものです。
次回へつづく
(文が長くなるので、今日は、この辺で一旦置くことにします)
次回は、ワカメの茎や芽カブ、
浜田水産事務所○○氏の“つぶやき”をご紹介します。
旬を味わってみましょう!
【ワカメ】(写真・文:水産技術センターホームページより)
ワカメのことを
島根県では「メノハ(布ノ葉)」、
あるいは「ニキメ」と呼んで
古くから食用にしてきました。
ワカメは生長すると茎の左右にひだができ始め、
これが大きくなると、いわゆる「芽カブ」になります。
芽カブはワカメの子供(胞子のう)をつくる部分で、
春から初夏に成熟し、そこからとても小さい遊走子(千分の数mm)が、
たくさん海中に泳ぎだして岩などに付着し、
糸状の固まり(配偶体)になります。
そして、秋になると配偶体から発芽して、
ワカメに生長します。
こうした1年間の生長サイクルをうまく利用して、
ワカメ養殖が行われています。
全国的にみると、養殖ワカメの主産地は三陸、鳴門地方であり、
島根県のシェア(生産量)はわずか1%程度しかないのですが、
平均単価は何と全国1位なのです。
これは特産の板ワカメ加工による付加価値向上によるものです。
板ワカメは、採取したワカメを淡水で洗浄、脱水後、
カヤ製の簀に隙間の無いように重ね合わせ、
天日あるいは乾燥機で乾燥させて作ります。
食べ方は、軽く焙ってその磯の香りと
パリッとした食感を賞味します。
この食べ方が、板ワカメ独特の味わい方です。
残念ながら、近年では核家族化などで
板ワカメの価値がわかる消費者が減少してきており、
特に若い人は食べ方もわからず、
味噌汁の具にしてしまうことがあるようです。
板ワカメはその風味が良いだけでなく、
数あるワカメ加工品の中でも
ビタミン類、ミネラル、食物繊維が豊富であり、
栄養価に非常に優れた自然健康食品です。
最近はやりのサプリメントと称する
高価な健康補助剤も手軽で良いかもしれませんが、
板ワカメをはじめとする身近にある海藻類を
普段の食生活に積極的に活用して頂きたいものです。
次回へつづく
(文が長くなるので、今日は、この辺で一旦置くことにします)
次回は、ワカメの茎や芽カブ、
浜田水産事務所○○氏の“つぶやき”をご紹介します。