農文館2

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新型コロナで東京断念

2020-03-08 08:53:11 | 日記
 ひと月振りのブログ入力です。原稿書き・資料調べ、田んぼの整備、体力の劣化などがご無沙汰していた理由です。
 原稿は、長年来懸案となっていた、須藤康花の銅版画作品について、その作品の背景を解き明かすことを目的としています。
かつて紹介したことがあると思うのですが、「幻葬」,「抱懐」をはじめ、「流転」、「輪廻、「悪夢」、「崩壊前夜」など、
作品のタイトルがいずれも難解であるのは、それだけ彼女の深い思い入れがあったに違いないと考えていたからです。
書き下ろそうと決心したのは、彼女が病重篤な状態にもかかわらず、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』を再度読み直していた
のはどうしてなのか、その疑問を解くために、筆者もほぼ60年振りに同じように読み直して、彼女の複雑な心境と芸術観にこれまで以上に
近づけた、と思ったのがきっかけです。
 野良仕事については、ここのところ、コメ作りを続けるか止めるかで迷っているのですが、今年も続けることにしました。2月に入ってからも、
雪の降る日はなく、それを幸いに、これまで通り用水路とため池(水温を高める)の整備をしたことです。ただ費やしている労力はこれまで以上、
老化は当然のこととして、やはり一昨年、風邪をこじらせて罹った肺炎の後遺症が続いていることです。加えてほかの野良仕事も例外ではありません。

 そんな中、昨日、来週の東京行きの予定をすべて断念することにしました。来週はお彼岸の日、いつもの通り墓参りをして、今年は40余年来、
会っていない友人たちと再会する約束していたのですが、ホテルも含めて取りやめの連絡をしたところです。言わずと知れた、新型コロナと
わが身の肺炎後遺症が原因です。東京隣接の埼玉の友人曰く、外出と会合はすべて控えているとのことでした。
 閑話休題、実は今月の22日日曜日、地元の集落で自治会の年次総会が開かれことになっています。総会の後、飲み食いの懇親会が行われるのが慣例です。
筆者は会計担当の役員、会計報告の後、飲み食いの準備をするのが役割です。そこで新型コロナ、区長に飲み食いを省略するよう提言したのです。
ところが答えは、NOでした。隣村ではすべての会合、もようしは取りやめだと付言したのですが、他所は他所、こちらはこちら。さすが過疎進行の
僻地と改めて脱帽した次第です。