あざみの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

タイムリー!阿久悠。

2017年02月07日 | 日記

 

今夜のNHKの「うたコン」は「阿久悠特集」だった。

くしくも私は阿久悠さんの本を最近、読んだばかり。

とても興味を持ちながらテレビを見た。

あの歌もこの歌も大ヒット曲は阿久悠作詞。

 

 

なんと素晴らしい感性の持ち主なんだろう。

稀代の作詞家と言っても過言ではないだろう。

酔いしれながら「うたコン」の数々のヒット曲を聴いた。

その中でも特に北原ミレイさんが歌った

『ざんげの値打もない』は衝撃的だった。

 

 

私が読んだ本に「『ざんげの値打もない』は4コーラスであるが

本当は5コーラスあったのである。10月の月の夜に刑務所の

鉄格子から空を見ているというシーンである。しかしこれは

(略)レコーディングの段階でカットした」と書かれていた。

その部分が今夜公開された。

 

 

本には「自由に書いていいと言われた割には、この詞には

問題が多かった。殺人をも含めてとにかく内容が暗すぎると

いうのである。14歳での初体験も異常だし、その後の

人生もあまりに救いが無さ過ぎると言うのだ」と

当時の苦悩と困惑がかかれていた。

そして今夜公開された歌詞の部分はその本にも書かれていなかった。

この歌は当時から私は好きだったので今夜初公開の歌詞を

若干興奮しながら見た。

 

『あれは何月風の夜 とうに二十歳も過ぎた頃

鉄の格子の空を見て 月の姿がさみしくて』

 

一つの歌の中に一人の女性の凄まじい人生が

まざまざと描かれていて、情景が胸に迫ってくる。

殺人などタブーなことまで書かずには

いられなかった阿久悠さんの感情移入。 

 

阿久悠はやはりすごい!

 


謝りたい人

2017年02月07日 | 日記

 

朝、ちょっと咳が出たが、日中、咳が出ていない。

早めの養生が効いたのか?

明後日は友達とバスで鳥栖へ行く予定なので

それまでには良くなって欲しい。

 

昨日、テレビを見ていたら「あなたにとって謝りたい人は誰ですか」

と町中インタビューがあっていた。

謝りたい人はたくさんいる。

しかし、その時、一番に頭に浮かんだのが学生時代の友達Yさん。

私の誕生日の祝いに彼女はサマーヤーンでベストを

編んでプレゼントしてくれた。

彼女は時間をかけ苦労しながら、そのベストを編んでくれたと思う。

しかし当時の私はそのサマーヤーンのベストの着こなし方を知らなかった。

今思えば、ああいう風に着ればあのベストは映えたのにと思うのだが…。

友達が苦労して編んでくれた手編みのベストを

ほとんど着用することなく私は仕舞い込んだ。

彼女はさぞがっかりしたことだろう。

いつも笑顔で穏やかな彼女を私は大好きだったが

気が付けばいつしか彼女は私から遠ざかっていた。

私の無神経さが原因だったと今になって分かる。

あの時は、ごめんね。素敵なベストだったのに、あの頃、私、

着こなし方を知らなかったの。無神経で本当にごめん。

彼女は今、東京に住んでいて年賀状のやり取りは今も続いている。

会うことがあったら、あのベストのお礼とお詫びをしたい。

 

市役所の「高齢者支援課」からアンケート調査が来たので記入した。

その中に「生きがいはありますか」という問いがあった。

「生きがい?」あらためてそう聞かれると答えに困った。

「生きがい」がないなど思ったこともない。

「子どもが生きがい」とか「夫が生きがい」など答える人がいるかも

しれないが、私は、そういうことは思わない。

「日々、いろいろ発見し、楽しく過ごすことが生きがい」と

その欄にはそう書いたが、相手の求める回答ではなかったかもしれない。

 

(カーブスもタケノコ山もしばらくお休み状態。)

 

 

 夫、今日は白菜漬けを作っていた。

柚子の皮、昆布、唐辛子など入れている模様。