そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル ブルーレイ & DVDセット [Blu-ray]
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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


観ました。
リメイク版「ジュマンジ」。
その感想。

うん、面白いね。
ヒットも頷ける。
コンピューターゲームを映画化したわかりやすいオモシロ。
頭空っぽの観客もそうでない観客も頭空っぽになって楽しめる、そんな映画。
星は3つ。★★★
娯楽作としてとても優秀だと思います。

続編作るようだけど。
「ジュマンジ2」というゲームが見つかるのかな?笑
だがどうやってあの4人が再び「ジュマンジ2」の中に入るのか。
誰かを助けるために今度は仕方なく自分の意志で入る、みたいなパターンかな?
ゲームの中に入ってしまえば何でもありになるので、案外現実世界パートがこの映画大事。
そこな今回以上の胸アツ友情物語が描けるかどうかがヒットの鍵でしょう。

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リメンバー・ミー MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
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ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社


ようやく観ました。
去年のアカデミー長編アニメ賞受賞作。
その感想。

うん、手堅い。
さすがディズニー×ピクサー。
星3つ半。★★★1/2
普通にいい映画だし、普通に感動する、普通に最後泣かされる。
でもさー、ただそれだけなのよ。
それだけに過ぎないのよ。
「カメラを止めるな!」みたいなお化け映画を観てしまったあとでは、このぐらいでは全然物足りない。
もっともっともっとすごいアイディアをくれよ。
もっともっともっと映画作りへの情熱を込めてくれよ。
そう思っちゃう。
要するに「カメラを止めるな!」がすごすぎて、他の映画が霞むのだ。
「マッドマックス/怒りのデス・ロード」を観たあとにも同じことが起こった。
もっともっともっとスゴイ映画を作れよ。
出来るだろーよ。
そう思っちゃう。
この「リメンバー・ミー」という映画は悪くないし、とても良く出来ているんだけど、でもただそれだけなのよ。
「カメラを止めるな!」は突き抜けた魅力がある。
観客に「この映画が愛おしい」と思わせる何かを持っている。
何度も観たいと思わせる何かを持っている。
それは「リメンバー・ミー」にはないの。
一度観れば十分なのだ。

要するに「カメラを止めるな!」を今映画館で観なくてどうするという話がしたいだけでした。

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今、大評判のミニシアター公開作。
低予算ホラーコメディ「カメラを止めるな!」。
平日昼間の渋谷ユーロスペースで観てきた。
平日昼間なのに完全満席、立ち見まで通路に溢れている大盛況。
そこまで面白いのか、と半信半疑で鑑賞。
その感想。

はい、もう今年ナンバーワン!
いや僕にとっては「ラ・ラ・ランド」以来の最高傑作なので数年に一度の超傑作。
星5つの満点。★★★★★
いや、マッドマックス以来の星10点つけていい!★★★★★★★★★★
これはね、とんでもない傑作ですよ。
日本映画史上に残る大傑作。
予告編とか観ずに、まったく予備知識なしに映画館に行って欲しい。
絶対損はしない。
そのぐらい凄い。
アイディア、脚本、演技、編集、カメラ、全てがパーフェクト。
見終わったときは「あー、面白かった」しかないが、そのあと考えれば考えるほどなにからなにまで凄すぎて、もう涙が出そう。
たぶん2回目見たら、映画が始まった途端泣いてると思う。
「この世界の片隅に」と同じ現象がこんなホラーコメディで起こるとは。
もうなんというか無茶苦茶凄いですよ。
面白い、楽しい、グッと来る、全ての要素が入っている。
日本映画史上に残る傑作娯楽作。
こんなに映画館中の観客がドッカンドッカン大爆笑し続ける映画、久しぶりだよ。

観ないとダメ。
観ましょう。
映画館、どんどん拡大して公開予定だそうです。

愛だよ愛、あふれ出る映画愛。
この映画を作った奴らの情熱に感謝。
もうただただ愛おしい。
ひたすら愛おしい映画です。
出来が良いとか悪いとか、面白いとか面白くないとか、そんな次元を通り過ぎて、ただただ愛おしいです。
出会えて良かった。
作ってくれてありがとう。
お前らすげーよ。
オレも頑張ろう。
そういう熱い思いを観るものに抱かせる素晴らしい珠玉の1本です。

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公開初日に観てきた。
細田守監督の最新作。
その感想。

これはねー、賛否両論分かれると思う。
今まで「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」という傑作を世に送り出してきた監督の最新作ということで、それと同様のクオリティというか映画を求める観客が多いと思うんだけど、今回は実はガラッと違うのよ。
細田監督は今回、ロジックを捨て去っている。
理屈では説明が付かない物語を今回(おそらくあえて)作ってきた。
そこの部分を受け入れられるか受け入れられないかで評価が分かれるんだろう。
ただし、僕は星3つ半の高評価。★★★1/2
後半、ずっと泣いていた。
監督がやりたいこと描きたかったことが映画の後半、スッと入ってきて、そこからはもうダメ。
なんとなく宮崎駿監督の「風立ちぬ」に似ている。
もう無茶苦茶なんだけど、監督はこれをこのように観客に伝えたかったのだという覚悟を感じた。
そういう意味では僕が超傑作だと思っている「サマーウォーズ」よりもテーマ性では上をいっている。
あっちは映画として単純に素晴らしく出来映えが良いエンタメだけど、この「未来のミライ」は映画としてはどうかと思うけど、メッセージ性とテーマ性は遥かに上をいっていて、黒澤映画に於ける「夢」の領域まで行ってるかも知れない。
なんかもう、ヒットさせようとしてないな。
起承転結がないんだもの。
1本筋の通った物語ではなく、さまざまな断片が重層的に積み重なっていくことで、最終的にある地点に向かうというお話。
説明もないし、理屈も通らないし、いろいろ矛盾もたくさんあって、ある意味無茶苦茶なんだけど、言いたいことだけが最後にガツンと入ってくるという、うーん、こうして感想を書いていたらとんでもない名作のような気もしてきた。
前作「バケモノの子」が正直言って期待外れだった分、今回の「未来のミライ」にはやられた。
いや、映画の前半、「なんだこりゃ?」と半分バカにしてたのよ。
細田守も落ちぶれたなぁとか思ってたよ、映画の前半。
だけど、だんだんルールが分かってくると、映画の後半、ダーーーッと泣くというね。
これはあと二回ぐらい観ないと本当の感想は定まらないかも知れない。
ただ、一度観ただけの現状で言うと「素晴らしかった」となります。
ターゲットはかなり絞ってる。
僕ぐらいの中年以上の男で(しかも妹がいる)がいちばんやられちゃうのではないだろうか?

ヒットはしないだろうなぁコレ。
残念ながら。

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CG恐竜映画の最新作。
前作は「とんでもない駄作」だと思っているのだが、今回はどうか?
普通の2Dで観てきた感想。

もはやCGの恐竜にも慣れてしまい、映像的な驚きはなし。
1作目の時は「おおっ恐竜が動いてるよー」の驚きだけでストーリーなんか無視して楽しめたのだが、もうそうも行かない。
そうなるとどんなお話なのか、なにを描きたいのかが大事になってくる。
そういう意味では前作よりはまだ楽しめたのだが、今回出てくる悪役たちがいかにも頭の悪い典型的なバカ悪役過ぎるのと、結局人と恐竜の間に絆みたいなものが出来てしまってそこに物語の中核が今後描かれていくんだろうという安易なお涙ちょうだい方向の映画的安さもあって、やっぱり僕はこのシリーズ全然好きになれないんだなぁと再確認するだけの映画だった。
星2つ半。★★1/2
普通に楽しめるんだけど、なんか熱くなれないというか、結局「絵空ごと」に過ぎないんだなぁと。
どうでもいいバカたちが大騒ぎしてるだけで、ただただ恐竜たちが哀れ……そんな映画でした。
琥珀の中に閉じこめられた蚊が恐竜から吸った血液のDNAで恐竜を蘇らせた……それだけだった第1作みたいな、あくまで恐竜は恐竜でひたすら怖いだけの世界観の中で上手にお話を作って欲しかったなぁと思います。
まぁ仕方ないんだけどねw

完結編となる次回作も観に行くんだろうけど、たぶん、いまいちだろうな。

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女神は二度微笑む [DVD]
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ブロードウェイ


インド映画の傑作との噂。
Netflixで観られたので観賞。
その感想。

うん、素晴らしいミステリーだった。
星4つ。★★★★
高評価!
僕は完全に騙された!
インド映画って歌って踊るばかりかと思っていたのに、こんな秀逸でスタイリッシュなミステリーも作ってるんだねー。
すげーよインド映画!
あとやっぱりインドの街並みはエグイね。
絵になるんだよなぁ。
あの雑然とした匂い立つような街の中で、ここまで濃厚なミステリーをあのスタイリッシュな映像と編集でやられたら、そりゃもう日本映画に勝ち目ないっす。
バーフバリもとんでもなかったけど、これもとんでもなかった。
オススメです。

よくよく考えると実は結構メチャクチャな脚本なんだけど、こっちは許せる。
後味がそれほど悪くないからだろうなぁ。

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鑑定士と顔のない依頼人 スペシャル・プライス [Blu-ray]
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Happinet(SB)(D)


Netflixで観賞。
2013年のイタリア映画。
監督がジュゼッペ・トルナトーレで、音楽はエンニオ・モリコーネというすごい布陣。
伏線の回収がすごいというので観てみた。
その感想。

いや面白いんだけどさ。
うん面白いのよ。
映画としては星3つ半。★★★1/2
相当面白いよ。
だけどさー、映画の終盤「まさかそんな話じゃないよね?」と思っている方向に本気で舵を切るもんだから、「えーーー!?」ってなったよ。
そっち系の話だとは全然思っていなかったので(ハートフルな話だと勘違いしていたw)、こっちはこんなに後味が胸くそ悪い食い物を食わされると思ってなかったもんだから、まぁ、いやな気分になること、なること(笑)。
主人公の鑑定士(ジェフリー・ラッシュ)に感情移入してしまったのもあって、いやー、こんな話だったとはやんなっちゃったね。
悲しいですよ、悲しすぎますよ。
チックショー、ですよ。
でもまぁ映画としては面白いです。
すごい綺麗な女優さんが出てきて、なんかどこかで見たことあるなぁと思っていたら、「ブレードランナー2049」のラヴ役の女優さんだった。
髪型が違うだけでこんなに印象変わるのね。
オススメ。

Amazonプライムでもただで観られますよ。
あ、脚本は結構穴だらけですよ←負け惜しみw

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パルプ・フィクション [Blu-ray]
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ワーナー・ホーム・ビデオ


随分大昔に見たきり、二度と見ていなかったこの映画。
ふと気になって久しぶりに(それこそ20年ぶりとかで)観てみた。
カンヌ映画祭のグランプリを獲ったらしい。
その感想。

どんな映画なのか、全く覚えていなかったことが判明。
もう新鮮で新鮮で、感動すら覚えた。
星3つ半。★★★1/2
ジョン・トラボルタと、サミュエル・L・ジャクソンと、ユマ・サーマンと、ブルース・ウィリスと、他にも名優が続々と出てくる。
そして全員がとんでもなく素晴らしい演技をしている。
さらになにが素晴らしいってこの映画、先が読めない読めない。
起こることがいちいちおかしいんだけど、それでも全体に確実に担保される異常なまでのリアリティ。
こんな「パルプ」のような出来事は「フィクション」ですよ、とタイトルで表明しつつ、映画としてはリアリティで魅せるというね。
格好いいね。
クエンティン・タランティーノ、さすがっす。
監督本人が後半突然ガッツリ出演するのも笑ったけど。
タランティーノらしい要素がたっぷりで、パルムドールも納得かな。

あ、これ、セクハラでハリウッド追放されたハーヴェイ・ワインスタインの映画です。
なのでユマ・サーマンはこの役を得るに当たってハーヴェイからいろんなことを強要されたとか。
そういう負の側面が過去の映画に影を落とすのはいやですね。

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赤ひげ [Blu-ray]
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東宝


久々にこれを見た。
黒澤明監督の「赤ひげ」。
三船敏郎、加山雄三を始め、そうそうたる役者陣。
江戸時代の養生所を舞台にしたオムニバス的人間譚。
その感想。

はい、もう非の打ち所がひとつもない超名作。
星5つ。★★★★★
黒澤映画には名作が多いが、初期の傑作は「七人の侍」、中期の名作は「椿三十郎」、そして後期の名作はこの「赤ひげ」だと信じる。
この「赤ひげ」という映画を初めて見たとき(もちろんDVDでだ)、僕が生まれる前にこんなスゴイ映画が存在したのかと驚嘆した。
何度見てもこの映画は1ミリの隙もない。
思い上がった若医者・加山雄三の成長物語という重厚な1本筋の通った人間ドラマの中に、いくつもの病人たちの人生が折り重なり、笑いあり、涙あり、アクションあり、と映画の面白さの全てを詰め込んだ傑作中の傑作。
この映画に出演して加山雄三は、やめようと思っていた役者の道に踏みとどまったというエピソードがあるが、そりゃそうだろう。
こんなスゴイ映画、一生に一度出られるかどうかの役者冥利に尽きるというもの。
未見の人は、とにかく騙されたと思って観て欲しい。
途中休憩(昔は長い映画は途中に休憩があったのだよ)を挟む3時間を超える大作だが、絶対に素晴らしいから。
1965年にこんな映画を作っていた日本映画界が、なぜ今のようになってしまったのか……
悲しさとむなしさすら感じる世界に誇る「黒澤映画」の集大成がここにあります。

最高としか言いようがありません。

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君の膵臓をたべたい
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ひょんなことからこの映画を鑑賞。
小説がベストセラーになったという「君の膵臓をたべたい」。
まったく予備知識なく、この映画で初めてこのストーリーに触れた。
その感想。

うーん、星2つ。★★
ひとことで言うなら陳腐です。
いかにも日本のいかにも日本小説的な「人の死」を題材にして泣かせようというお話のひとつ。
どこかで見たような仕掛けと、どこかで見たようなお涙ちょうだいのストーリーを、いろいろとごちゃ混ぜにしててんこ盛りにし、若い読者(観客)を騙しきろうという映画。
こういう映画を作っているからいつまで経っても日本映画は日本映画でしかないという典型的なパターン(もちろん小説界もねw)。
俳優たちの演技はどれもクサイクサイくさすぎるいかにも日本的な大袈裟演技。
そんな表情しねーよ、とか、そんなにタメねーよ、みたいなことばかり。
私今カメラに撮影されてますよー、って顔しちゃってるのよ、全員。
一体誰が日本の役者たちの演技をこんな有様にしてしまったのか?
黒澤や小津の映画に出てくる俳優たちはもっと自然な演技してたぞ。
是枝監督の映画は自然な演技してるぞ。
カメラがそこにないかの如く自然だぞ。
それなのに大半の日本映画の役者たちの演技(OKテイク)は、クサイクサイくさすぎる。
テレビの2時間サスペンスの影響を受けすぎではないか?
誰か日本の若い役者たちにまともな演技論を教えてやって欲しい。
そういう感想しか残りません。

主演の女の子は可愛いので、この先もう少しナチュラルな演技が出来るようになれば大成するかもなぁ。
にしても、こんなくさい演技をさせてそれでOKを出している時点で、日本の映画監督たちのレベルが知れているということだと思います。
日本映画に携わる皆さん(ドラマもだけど)、もう少しちゃんと考えて。
顔の動き、目の動き、セリフの言い回し、変なため、全部過剰なの。
学生の演劇部かよと思うよね。

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ファントム・オブ・パラダイス [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


ブライアン・デ・パルマ監督の1974年の映画。
僕は初見。
その感想。

すごいなコレ。
なんかもう呆気に取られる映画。
70年代初頭ってやっぱ狂ってるな。
ベトナム戦争とヒッピー文化のせいで狂ってんだな。
ファッションも音楽もダンスもサイケデリックで狂ってる。
そんな狂った世界観の中で「オペラ座の怪人」をロック調に変えた映画。
ストーリーはオーソドックスなのに、映像表現含めやってることがいちいちぶっ飛んでるので、なんかもう知らん異次元の知らん世界の話を観させられたかのよう。
そういう意味で、デ・パルマは芸術家だとは思う。
ただ、肌が合わない(笑)。
ルパン三世のマモーの元ネタがここにあったのかよっていうのが一番の感動。
もうマモー以外の何者でもない登場人物が素晴らしかった。
「マモーじゃねーか」ってずっと思いながら観られるだけ、日本の観客は幸運。
星2つ。★★
なんかもうすごいんだけど、別に観なくて良いかなというカルト映画です。
「ロッキー・ホラー・ショー」もこんな感じかな。
僕は好きではない。
「時計仕掛けのオレンジ」はカルトだけど超好きです。
アレは名作。

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ファインディング・ドリー MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
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ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社


なんか短い映画が観たいなぁと思い、Blu-rayを買ったまま観ていなかったこれをチョイス。
「ファインディング・ニモ」の続編だ。
その感想。

さすがピクサー。
隙のない面白さ。
星3つ。★★★
見て損はない。

今回はドリーの両親を探す物語だが、その両親がいる場所が良きアイディア。
そして今回活躍する脇役たち、ジンベイザメ、シロイルカ、そしてなんといってもタコがいい。
あれだけなんでも出来たらタコはもう万能の忍者みたいな存在なのだが、面白い。
後半どんどん話が飛躍していってもうリアリティなど何もない無茶苦茶な魚たちの冒険になるのだが、それもご愛敬。
なにより物語がきちんと1本筋で見事に構成されている。
観たいものをちゃんと観せてくれるという意味で、本当に素晴らしいと思うピクサーは。

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仕方ないから義務的に観てきました。
ハン・ソロとかいう映画。
スター・ウォーズのスピンオフ外伝ですね。
ディズニーが商魂たくましく毎年発表するスター・ウォーズの最新作です。
その感想。

こんなのそもそもスター・ウォーズになっていないし、そもそもハン・ソロでもない。
しかも単体の映画としても成立していないし、ひどくつまらない。
完全な凡作。
星1つ。★
観る価値無しです。

問題点はたくさんありますが、大きくいうと2つ。

ひとつ目……ストーリーに起承転結がない。
大きなタテ軸が何もなく、散発的に物語がなんとなーく前に進んでいきます。
いったいどこに向かっているのか、なにを目指しているのかが常に曖昧で、いつ終わってもいい物語。
それがいつまでもダラダラと続き、唐突にわけの分からない終わり方をします。
最悪です。
なんの話だったのか、今説明しろといわれでも説明できない。
なぜならお話なんて何もないからです。
主人公はなにも成長せず、なにも変化しない。
つまりドラマがない。
こんなの映画じゃないです。
ただ節操なくドンパチと裏切りが続くだけです。

ふたつ目……この主人公はハン・ソロではない。
まず顔もしぐさも性格も何もかも似ていない。
そもそも制作陣がバカだから似せる気がないのでしょう。
なので、知らんアンちゃんのどうでもいい話をずっと観させられているだけ。
隣にチューバッカがいるのでギリギリあれがハン・ソロなのかもなぁと思えますが、そのチューバッカも本物に比べると背が低いし細身過ぎ。
いちばん問題なのは今回のハン・ソロの性格です。
ハン・ソロはあんないい人間ではない。
いい人間ではなかった小悪党が改心するから感動したはずの「エビソード4」がこれでは台無しです。
「新たなる希望」のカンティーナで初登場したときのハン・ソロ、あの小悪党な感じに直接繋がるような性格描写、セリフのチョイス、表情の作り方、それが出来ていない時点でディズニーの制作陣は「無能」と断定していいでしょう(あのときのハン、めっちゃ格好いいんだよ!あのハンの若い時をやってくれよバカかよディズニーはよ!)。

僕の中ではこの映画、もうなかったことにしました。
どうせBlu-ray買っても二度と観ませんし(最後のジェダイも二度と観てませんよw)。
ロン・ハワードもこんな脚本で急遽監督を押しつけられて、被害者だと思います。
今回の映画は全世界で盛大にコケているようで、大赤字だとか。
ザマーミロです。
ディズニーもこの赤字でスター・ウォーズのスピンオフ計画を見直すという噂ですが、むしろもう金輪際作らなくていいんじゃないですかね?
あいつらにまともな映画が作れると思ってませんからね、僕は、もはや。
とくにキャスリーン・ケネディですけど、戦犯は。

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