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「はり・きゅう」どんな効果?

2017年07月25日 12時35分25秒 | 健康
   海外で日本の「はり・きゅう」への関心が高まっているという。
   世界保健機関(WHO)も「はり・きゅう」を含む東洋医学の考え方による新たな
   病気の分類手法を検討中だという。 体のバランスを整え、病気からの回復機能を
   高めるというのが、日本の伝統医学にもかかわらず、よく知られていないことも
   多い。  どのような治療で、どんな患者に向いているのでしょうか・・?

 東京都内で暮らす“松尾さん”は、60年ほど、同じ鍼灸院に
 通い続けているという。週に1回のペースで‘はり治療’を
 受けるためにだそうです。‘はり治療’を受けてからは元気に
 なり、殆んど病気にも罹らなくなったという。
 今も「病院に行くことはなく、薬も飲んでいない」と話す。

 はりは直径0.12~0.18㍉程度のステンレス製のハリを皮膚に
 刺す治療法。ハリをしばらく刺したままして振動させたりも。
 非常に細いハリであるため、痛みを感じることもほぼない?
 きゅうは乾燥させたヨモギの葉から作ったももぐさを皮膚に
 のせて火をつけ、熱刺激を与える。 はり師・きゅう師という
 国家資格を持つ人が施術する。
  (中には両方の資格を併せ持つ人も多くいるという)
 鍼灸院では、ハリを中心に治療するところが多いと聞く?
 ハリの刺激で血行がよくなったり、筋肉の緊張がほぐれたり
 する。 このため、腰痛や肩凝り・五十肩など運動器系の
             疾患をきっかけに鍼灸院の門をたたく患者は多いという。
       東洋医学では「体中をエネルギーや体液が循環してバラン臼を保っており,
       バランスが崩れたときに病気になる」といわれている。
       エネルギーや体液の通り道が交わる点をツボと呼び、ツボにハリを打って
       刺激を与えることで循環をよくして体が強くなるとの論理だそうです。

     このため‘ハリ治療’は体の全体に作用するとよく言われています。
     鍼灸院「杏林堂(東京・新宿)の“小川院長”は「健康維持・増進を目的に通うように
      なる人も珍しくない」と話しています。
     日本鍼灸師会の“仲間会長”も「病院で検査しても数値が異常でないのに体調が
      すぐれない人は、ぜひ一度‘ハリ・きゅう’の治療を受けてみてほしい」と
      勧めています。 
     自律神経を整えるといった面で科学的な効果の解明も進みつつあるそうです。

    東京都健康長寿医療センターの“堀田・自律神経機能研究室研究部長”は、
    「筋肉に刺激を与えると心拍数や血圧が高すぎるときには下げ、低すぎるときは
     上げる効果が動物実験で確かめられている」と説明している。
    人を対象にした臨床試験も徐々に実施されるようになり、頻尿症の改善効果なども
     認められるようになってきたそうです。

    費用はどの程度なのだろうか・・?  日本鍼灸師会によると、1回の治療でおよそ
     4千~1万円程度と鍼灸院によってばらつきが大きいんだそうだ。
     五十肩や神経痛など一部の疾患について健康保険の適用対象で費用負担が軽減?
     ただあらかじめ医師の同意書が必要など手続きが煩雑で「全体的には健康保険を
     使わない自費の診療が圧倒的に多い」(同会)という。

    日本鍼灸師会の“仲野会長”は「鍼灸院を選ぶ際には、ある程度ベテラン鍼灸師で
     患者さんの話をよく聞き、痛みの原因や予後についても丁寧に説明してくれる
     ところがよい」とアドバイスをしています。
     もし周囲に治療を受けている人がいれば、評判を聞いてみると参考になるという。