農業じゆう人

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亜鉛欠乏症

2017年05月11日 13時06分16秒 | 健康
  雨上がりの朝、少々霧がかかっていたが、空気が澄んでいたせいかスカッとした気分になった
  きのう雨で休んだ恒例の“ウォーキング” 最初はヒンヤリしたが歩くのには最高でした!
    (ただ、菜園の作業は、土の状態がよくなるまではチョッと休みです)
  私共にとっての健康維持には、「歩きも・菜園での“土遊び”も」日課の一つになっています

  私たちの健康の維持に欠かせない栄養素の中で、ミネラルの一つである「亜鉛」  アエン?   
  その必要な量を摂取するにはどうすればよいのか・・。皆さんご存じでしょうか?
  亜鉛は数多くの酵素の活性化や細胞分裂に重要な役割を果たしているという。
  日本臨床栄養学会のミネラル栄養部会報告「亜鉛欠乏症の診療指針」の作成にかかわった
  小児科医の“児玉・帝京平成大教授”は「亜鉛不足は皮膚炎・貧血・味覚障害・男性の不妊症
  食欲低下・下痢・骨粗しょう症の原因となるほか、床ずれが治りにくくなったり、
  感染症にかかりやすくなったりする」と説明しています。
 厚生労働省の食事摂取基準が定める亜鉛の摂取量は
 15~70歳未満の男性で1日当たり10㍉㌘、女性で
 同じく8㍉㌘といわれている。
 2015年の同省の国民健康・栄養調査によると、男女
 ともに未成年者の摂取量は推奨量を上回っているもの
 の、成人となると、やや下回っている。 20歳以上の
 平均値は男性が8.9㍉㌘、女性が7.3㍉㌘だった。
 女子栄養大学の“上西教授(栄養学)”は「14年の国民健
 康・栄養調査では、亜鉛をとる食品として最も多いのは
 穀類で、全体の約4割を占めた。タンパク源となる肉類
 や豆類に亜鉛が多く含まれていることを意識しながら、 
 偏りのない食事をすることが大事」と話しています。
 高齢者の亜鉛不足を示すデータもあるそうです。
 長野県の七つの国保診療所に通う851人(平均年齢
 78.3歳)
を対象にした05年度の調査によると、血清
                 1デシ㍑中に含まれる亜鉛の平均値は73.1マイクロ㌘で、
                基準値(110~65マイクロ㌘)の平均値87.5マイクロ
                を下回っていたそうです。
     調査にかかわった“倉澤医師”は「高齢者の場合、食事から摂取不足に加え、
     亜鉛の吸収を阻害したり体外に排出したりする作用がある薬の長期服用の影響
     などが考えられる」・・と指摘しています。

     亜鉛欠乏症に対しては亜鉛を含んだ胃潰瘍の治療薬が使われている。
     ただ、「適応外」を理由に保険診療が認められない場合もあると言われ、現在
     別の製薬会社が治療薬の開発を進めているそうです が、まだ先のようです。
     それより先に、まずは「たんぱく源を意識した食事をとること」ですネ~・・