12月31日(金)は年末だが営業日である。営業店では遅くまで残業しているだろう。でも、センターでは持ち場によって退社時刻がきまる。すでに18:00を過ぎている。わたしの勤務時間は終了だ。早速帰省を申し出て退社した。去年までの帰省は電車と客船で帰ったが、今年は自分の車で、フェリーに乗って帰ることにした。1971(S46).12.31のこと。
会社を18:00過ぎに出て車で走ること半時間あまり、はじめて行く「甲子園フェリー」乗り場に着いた。切符を買おうと窓口へ行くと、すぐ出るから急いでといわれる。出帆時刻が迫っていたのだ。
乗船すると意外にもガラガラ。乗客が少なく長椅子を独り占め出来てしまうぐらい。
長椅子の客席ではテレビをみんなで観ていた。歌謡番組のようだ。森進一が「おふくろさん」を歌っている。あれ! もう紅白が始まっているのかな? よく観ると違っていた。レコード大賞の発表番組だった。
この曲、わたしには、くすぐったくてあまり好きになれない。「おふくろ」と呼び捨てにするわたしには、どこかが違っていた。
歌詞の意味するところに非はない。何回も聴いていると、まんざらでもない。帰省途中でもうじき「おふくろ」に会えると考えるうちに居眠ってしまった。何分ほど経ったか、フェリー着岸のアナウンスが流れたので目が覚めた。
↑ 甲子園フェリー(写真は1985年就航のもの)
会社を18:00過ぎに出て車で走ること半時間あまり、はじめて行く「甲子園フェリー」乗り場に着いた。切符を買おうと窓口へ行くと、すぐ出るから急いでといわれる。出帆時刻が迫っていたのだ。
乗船すると意外にもガラガラ。乗客が少なく長椅子を独り占め出来てしまうぐらい。
長椅子の客席ではテレビをみんなで観ていた。歌謡番組のようだ。森進一が「おふくろさん」を歌っている。あれ! もう紅白が始まっているのかな? よく観ると違っていた。レコード大賞の発表番組だった。
この曲、わたしには、くすぐったくてあまり好きになれない。「おふくろ」と呼び捨てにするわたしには、どこかが違っていた。
歌詞の意味するところに非はない。何回も聴いていると、まんざらでもない。帰省途中でもうじき「おふくろ」に会えると考えるうちに居眠ってしまった。何分ほど経ったか、フェリー着岸のアナウンスが流れたので目が覚めた。
↑ 甲子園フェリー(写真は1985年就航のもの)