西京極 紫の館

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織田一 丹羽五郎左長秀の記 佐々木功/著 光文社

2023年08月08日 20時27分25秒 | 西京極の本棚
【紹介文】
「織田信長公死す」  本能寺が燃え落ち、織田家中の誰もが右往左往するなか、「織田一の男」と謳われた丹羽長秀は何を思い、何を為すのか? 山崎の合戦、清洲会議、賤ヶ岳の戦い、小牧・長久手の戦い  歴史の転換点で長秀が見せた不可解な言動の裏には、未来を見据えた深謀遠慮があった。「信長公記」の著者、太田牛一の視点から描かれた戦国秘史!

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ドラマ性 ☆☆★★★
  独創性 ☆☆☆★★
 読み易さ ☆☆☆☆★

【西京極の読後感想】
♪さらば~地球よ~♪のささきいさおじゃなくて、本作の著者はササキコウ。本作の主役は丹羽長秀と言いつつも実際は語り部である太田牛一です。その太田牛一から見た丹羽長秀は、秀吉や家康よりも深慮遠謀に長け、人としても優れた名将として描かれている。なぜ徳川二代将軍・秀忠が長秀の死後に丹羽家に十万石を与え存続を許したのか?その謎を解く鍵が本作の主題。歴史小説ってのは著者の新解釈が入っているところが面白いのだが、ちょっと贔屓目過ぎると思った。口語調で書かれていて読み易くはあるが、歴史小説初心者に薦めるには丹羽長秀って地味過ぎるよな…(苦笑)

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