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西のつぶやき

日々考える事

秋の例大祭

2011-10-15 15:40:43 | Weblog
10/15

 地元羽田山際神社の例大祭があった。これまでは父が宮座の役員をしていたが、代がわりということで初めて参加した。
 早朝からのお宮の掃除をはじめ、しめ縄づくり、飾りつけなど初めての経験だった。45年間も地元にいながら、こういうことは全く知らなかったので少し恥ずかしい気もしたが、これからは毎年しっかり頑張っていきたい。

 午前中準備を終え、午後からは、地元の柚木地区から神楽を舞ってもらい神事を行った。日頃は人気のない神社だが、近所のお年寄りが集まり、それなりに秋の例大祭らしくなった。神楽奉納の後は、公民館で打ち上げ。

 そこには、お祭りの必須アイテムが並んでいた。それは、「まんびきのひもの。みかん。カキ、リンゴ、昆布、餅、煮干し」の七つのお供え物だ。特に、まんびきの干物は珍しく、乾物屋さんに予約をしていないと手に入らないらしい。そして、これが祭りの御馳走だという。もちろん2段折りもあったが、素朴なお供え物に祭りの歴史を感じた。大事な伝統行事を守っていかなければいけないなと思った。

 15日夜には、羽田地区の奉納をしていただいた柚木地区の神楽が奉納される。毎年招待を受けているので、出かけるつもりだ。神楽と言えば宮崎の高千穂や阿蘇の波野の神楽が有名だが、地元の北部地区にも立派な神楽が残っている。ただ、後継者不足は深刻なようだ。今回は小学生と中学生が舞う場面もあるようだが、子どもたちには地元の大事な伝統にもっと興味を持ってもらいたいものだ。

 実りの秋、五穀豊穣に感謝をささげる祭りは日本の農村文化の大事な伝統である。しかし、後継者不足で農村内部から崩壊しつつあり、さらに、世界の貿易ルールからも圧力がかかり、農村にとってますます厳しい状況になってきている。日本の原点は農業農村にあることをしっかり訴えていきたい。

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