西のつぶやき

日々考える事

立野ダム反対集会

2013-09-23 17:04:50 | Weblog
9/23
 9月20日に、市民会館で立野ダムの反対のシンポジゥム」が開催された。
 私もダムによらない治水を考える県議の会の一員として参加している。


 立野ダムは熊本市民の方にはあまり知られていないが、熊本市の洪水を防ぐ目的で建設予定をしているダムだ。
 すでに基礎工事等も進んでいるし、熊本市、県知事等流域市町村首長もオーケーを出している。
 来年度も38億円近くの予算が付いている。

 しかし、このダムが本当に熊本市の治水に効果的なのかは、まったく疑問である。
 いろいろ検証した結果、洪水時の水量調整は10センチ~30センチ程度と言われている。

 また、穴開きダムなので、魚も登ることができ環境にも優しいと国交省は言っているが、全くの見当違い。
 一遍5メートル四方の穴が3か所開いているが、水面より高く魚が行き来できることもできないし、洪水時には土砂、岩石、流木が詰まることは明白で、そのことにより二次的災害が起こることが想定されている。

 また、完成後試験湛水を半年間するために、北向谷の原生林(国の指定を受けている貴重な自然公園)が水没することになる。
 さらに、このダム建設予定地は、柱状摂理構造で大変もろく(そのことが熊本市の貴重な地下水が浸透する地域となっている)、ダムの基礎部分には不適当なので、これから10年かけてコンクリートで1キロメートル四方を固めるという。

 こんな人工的な構造物ができようとしている中で、明日は、阿蘇のジオパークの認定審査があるという。これで認められたらジオパーク認定審査会の審査員の審査内容を疑ってしまう。

 まあ、いずれにしても、これから何百億円もかけてつくるダムではない。ちなみに県も現時点で300億円ぐらい負担しなければならない。

 それよりも、河川改修で十分治水可能なのに、なぜ首長はそれに目を向けようとしないのか。巨大な公共事業の利権がそこには存在している、もしくは一度決めたら引き返せない国交省の古い体制がまだ生き残っているからなのだろう。

 しかし、私たちは自然をできるだけ大事にし、経費がかからない選択を選ぶ賢い選択を訴え続けていきたいと思う。

 シンポジゥムにあった、白川の自然は後世の子供たちに絶対残していきたい。宮崎駿のジブリの世界がそこにはまだ残っている。

後援会総会開催しました。明日は代表質問です

2013-09-17 08:59:27 | Weblog
9/17
 14日午後5時30分より後援会総会を開催した。
 地元の方、団体の方、120名近くが参加して、今年も開催された事を感謝いたします。
 様々な、ご意見もいただいたので、今後の活動の糧としたい。

 さて、明日は、初の代表質問をする。執行部と意見交換をしながらまとめたが、明日の反応が楽しみだ。最近は熊日にも顔写真が載らないので、議会活動が県民に伝わりにくくなったとおもう。
 せめて、質問内容を取り上げてもらえればと思う。

 昨日は藤崎宮例大祭でにぎわったが、台風で各地に被害が出ている、被災された方にはお見舞いを申し上げるとともに、改めて地球温暖化が大きく影響を与えていると思う。

 そして、この台風に乗じて、汚染水を排出した東電は遺憾だ。台風の大雨でこの程度だから、地震で亀裂が走れば何も打つ手はないということだろう。汚染水は確実に海に放出されてしまう。・・凍土のカーテンをつくってもおんなじことだ。

東京オリンピック決定!

2013-09-10 08:46:14 | Weblog
9/10
 関係者の熱意が実り、オリンピック開催が決定した。
 一夜明けて、日本国中が湧きかえった。

 7年後に向けて、経済界も一気に動き出す気配が出てきた。これは、所期の目的通りだろう。ただし、安倍首相が述べたとおり、原発事故の収束と、東日本の復興を同時に達成しなければならない。

 二兎を追うものは一兎も得ずという諺もあるが、今回ばかりは何が何でもやり遂げなければならないと思う。
決して、オリンピック開催の華やかさの裏側で、切り捨てられて、悲しむ人たちを作ってしまうことがないように、政治が頑張らなければいけないと考える。

東京オリンピック招致と原発事故

2013-09-05 08:57:30 | Weblog
9/5
 3日後に次のオリンピック開催予定地が決定する。
 トルコとスペイン日本の3者がしのぎを削っている。

 ここにきて、福島原発事故に伴う、汚染水が問題となってきた。本来両者は別次元の話なのだろうが、少しでもマイナス要因をなくさなければ、招致できない様相だ。

 また、東京オリンピック招致には、かつての東京オリンピック後の、日本の高度成長のように、政府の景気回復の狙いが透けて見える。

 そこで、政府は国費を投入して対策に取り組みだした。本来なら、オリンピック招致があろうが無かろうが、早急に対処すべき課題なのに。

 また、本来は東電が全費用をねん出すべきであるが、渡りに船なので神妙な顔つきで、「政府の支援を受け、全力で頑張ります」という会見をみて、すべて経済優先、利益を優先した動きに見えて歯がゆい。

 もっと根本的に、原発廃止に向けて動くならまだしも、問題はふたをして、その場しのぎにしか見えないと感じるのは私だけだろうか。

 いろんな思惑はあるかもしれないが、オリンピック招致も汚染水処理もどっちも成功してほしいと思う。これもわがままか…