西のつぶやき

日々考える事

政令都市実現はどうなるのか

2009-04-13 23:09:44 | Weblog
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 昨日の益城町の住民投票の結果に大変驚いた。これから政令都市に向かう熊本市と合併して素晴らしい地域づくりに進むのかと思ったら、以前にもまして反対票が増えた結果となった。
 確かに現在の益城町のいろいろな施策は素晴らしいものがあり、それを大事にしたい町民の気持は理解できるが、これからの保障はない。
 今の国の方針を見る限り、自治体で生き残っていくことは至難の業である。身の丈に合った財政運営ができなければ、いずれの市町村も夕張市のようになる可能性がある。
 熊本市が政令都市になれば、熊本県と同程度の予算枠を確保でき、いろんな施策が財政、権限的に保障されるわけである。
 今の益城町のようなきめ細かな施策ができる保証はないが、今以上の公共事業は確実にできる。
 さらに県としても、九州の中央にある熊本県の熊本市が政令市であるかどうかは、今後の道州制の首都となれるかどうかの大きなポイントとなる。
 今の状態が続くのであれば、州都は福岡市か、鳥栖市になるといわれている。
 熊本県のこれからの未来を考えれば、熊本市を州都にするかしないかは重要な課題であり、政治家の大きな仕事である。
 もちろん州都になることがすべてではないが、これから熊本県をPRしていく時、熊本市が政令市であることは、大きなセールスポイントになることは間違いない。
 人や企業が集まってくる。経済の発展が自然に起きてくる。このことは確実に周辺市町村にもいい影響を与えていく。
 だけど、それを拒否していくということは、結果的に周辺市町村も経済衰退の巻き添えを食うことになる。自分たちだけが生き残れるはずはないのである。
 古い言葉で、「肥後の引き倒し、薩摩の持ち上げ」という言葉かあるが、自分たちが良ければそれでいいという熊本県気質は何とか返上できないのだろうか。今は大同団結をするべきと思うのだが、益城町の方には受け入れられないのだろうか。
 益城町を大事にする気持ちはわかるが、今熊本県にとって熊本市が政令市になるかどうかで、これからの熊本県の将来も決まる。
 住民に十分説明できなかった、政治家や行政の責任は重い。今後の熊本県の将来に大きな禍根を残さないようになればいいのだが。・・・

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