広島市北部の土砂災害によって死者７１人、
行方不明者１１人になった。(８月２７日現在)。
貴重な人命を容赦なく奪う自然災害の猛威を
今更ながら見せつけられた気がする。
今回の災害で二つの教訓が得られた。一つは、
木造住宅では壊滅する、ということである。二
つ目は、住宅の裏側に山がある場合、裏山側に
窓を付けてはならない、ということである。
テレビ報道を見ると、正面から襲う土砂によっ
て窓は破られ部屋の中は壊滅し、さらに隣の部屋
へも侵入し、家全体を押しつぶす様子が分かる。
したがって、土砂を正面から受ける結果となる裏山
側に窓を付けるべきではない、と考えられる。ただ
し木造住宅では裏山側に窓がなくとも、壊滅する可
能性が高いと思われる。鉄筋コンクリー住宅の場合
にのみ災害を最小限度に押さえられるものといえよ
う。
大災害から自分の命を守るのは自分でしかない。
誰も助けてはくれないのである。常に災害対策を考
えた日常生活をすべきであろう。すべての人々はも
っと賢明に生きるべきである。
朝日新聞が太平洋戦争当時、日本軍が慰安婦を
徴用する際、強制連行したのではないか、という
内容の一部を誤報と報じた。鬼の首でも取ったよ
うに与野党の大部分は大喜びのように見える。し
かし、韓国人などの多数の慰安婦がいたのは事実
でる。また、その慰安婦を連れて転戦したのも事
実である。朝日の一件で日本軍の慰安婦問題が無
罪であるかのように解釈するのは間違いである。
朝日新聞は、強制連行した内容の一部を否定し
たのであって、強制連行そのものがなかった、と
云っているわけではないだろう。自民党の幹事長
は国会で検証すべきだと主張している。また、一
部の野党も同調する気配である。それは自由であ
る。しかし、朝日の誤報を検証するのであれば、
①慰安婦はどのように徴用したのか、②強制連行
はなかったのか、という歴史的事実の詳細を明示
しなければならない。
もしも、一人いくら、という売春行為であった
ならば、すべての慰安婦は大富豪になっていたは
ずである。
世の中すべからく責めるは安く、守は難し、とい
うことであろう。
