二子玉川 de ぼちぼち絵日記

二子玉川在住主婦の好きなモノ絵日記。街歩きやスイーツ、エンタメ、昭和レトロ等 コメントお気軽に!☆

映画「セザンヌと過ごした時間」

2017-08-29 12:02:00 | 映画 


東京新聞×青い日記帳 主催の試写会 セザンヌと過ごした時間 に行ってきました。

近代絵画の父ポール・セザンヌと「居酒屋」「ナナ」の小説家エミール・ゾラとの40年にわたる友情と葛藤。

2012年に国立新美術館で開催された「セザンヌ-パリとプロヴァンス」展にも行っていたのですが、セザンヌがこんなに激しい気性だったこと、またゾラと長年親友だったことなど 初めて知りました。

裕福な家庭に生まれたセザンヌと、父を亡くし貧しい生活を強いられたゾラ。
学校でいじめられていたゾラをセザンヌが助けたことから、二人に友情が芽生えます。
ゾラはその後小説家として大成しますが、セザンヌは在命中は才能を認められず長く苦悩の日々が続きます。

二人を取り囲む印象派の画家たち、マネ、ルノワール、モネ、ピサロ、そして画商のタルギー爺さん(ゴッホが肖像画を描いている)と次々に登場して豪華。
自分はマネファンなのですがマネの「草上の昼食」や、マネのモデルでもあったベルト・モリゾが登場してきてワクワクします。


確かマネが「草上の昼食」を描いて批判を浴びたときに セザンヌが擁護して、それに感謝したマネがセザンヌの肖像画を描いたんだったなぁ、とか 
モリゾは本当に印象派の画家の間で紅一点のアイドルだったんだなぁ、等々 
いままでパラパラと見ていた絵画がピースのようにはまっていく面白さ。

そして絵画でしか見たことが無かった ヴィクトワール山やプロヴァンスの風景、
セザンヌのモデルとなる若い女性の肌の美しさ、、
18世紀に描かれた絵の中に自分も入りこんでいるような気持ちになり、またたくさん・絵画を見に行きたくなりました。
印象派好きなかたはぜひ。




セザンヌとゾラ、二人の友情はゾラが小説「制作」を発表したことにより 変化していきます。
画家がモデルを描くように、小説家もまた身近な人たちを題材に小説を書いていく…
セザンヌだけでなく、ゾラもまた親しい人を傷つけながら自分の芸術の道を進むしかなかったのかなと思います。


試写の後には「日本で一番読まれている」アートブログ・『青い日記帳』 の中村剛士さんと、作家でイラストレーターの杉全美帆子さんとのトークも。
ブログ『青い日記帳』に私が出会ったのは 早10年位前。
身近なアートの楽しみ方を教えてくれたTakさんには感謝です、アートも映画も確かに人生に彩りを与えてくれると思います。


セザンヌと過ごした時間

9月2日(土)Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開
© 2016 – G FILMS –PATHE – ORANGE STUDIO – FRANCE 2 CINEMA – UMEDIA – ALTER FILMS
監督:ダニエル・トンプソン『シェフと素顔と、おいしい時間』『モンテーニュ通りのカフェ』
出演:ギヨーム・カネ、ギヨーム・ガリエンヌ、アリス・ポル、デボラ・フランソワ、サビーヌ・アゼマほか
原題:Cézanne et moi
英題:Cezanne and I/2016年/フランス/仏語/スコープ/114分 
配給:セテラ・インターナショナル
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映画「光」永瀬正敏写真展&トークショー@代官山蔦谷書店

2017-06-01 11:04:24 | 映画 

代官山蔦谷書店にて 河瀨直美監督最新作 映画『光』公開記念
永瀬正敏写真展〜中森雅哉のその眼差し〜
2017年05月25日(木) - 2017年06月15日(木) 蔦屋書店2号館 1階 ギャラリースペース
が開催されています

河瀨直美監督×永瀬正敏さんの映画「光」は 視力を失いゆくカメラマン中森雅哉と、彼の葛藤を見守る音声ガイド美佐子のラブストーリー。
先月開催された第70回カンヌ国際映画祭では「光」が「エキュメニカル賞」を受賞。
精神世界を深く掘り下げた作品に授与される賞で、2000年に青山真治監督が「EUREKA(ユリイカ)」で受賞以来の栄冠です

5月31日には カンヌから帰ってきたばかりの永瀬さんのトークショーがあったので 友達と行ってきました。
(完全自分趣味であります


映画のなかでカメラマン中森雅哉の部屋に飾られている写真は 実際に永瀬さんが自ら撮影、選んだもの。


弱視の雅哉の気持ちを体感するために 弱視ゴールをつけて撮影した写真も入っていました。
(予告にも出てくるプリズムの写真)


この写真は2年前 映画「あん」でカンヌ映画祭に行ったときのオフタイムで撮った写真で、まさに映画のイメージと合っていたとか。


ご自身の写真の前で解説。(今回 後列であまり良い写真が撮れず、すみません、、)




永瀬さんからのメッセージ:
「映画は皆さんに見ていただいて始めて完成するので、ぜひ劇場に足を運んでみてもらいたいのと、皆さんのお力でこの映画を広めていただきたい。
『光』は実はどなたにでも見てもらえるストーリー。
生活の中で小さなつまづきがあったときに何を捨ててどう乗り越えていくか、、その先には必ず光があるというメッセージがこめられているのでぜひ見ていただけたらと思います。」


最後はファンの質問や握手攻めに真摯に応じる永瀬さんに作品への熱意を感じました。
大ヒット作品も見ますが やっぱり気持ちが入った作品は応援したくなりますね。 応援、、
河瀨直美監督と永瀬正敏さんには 映画「あん」で どら焼きを広く広めていただいたという恩を(勝手に)感じております、また舞台挨拶も行きたいな

◇おまけ◇

久しぶりの代官山の街がオサレすぎて「すみません、すみません」って気持ちになりましたが…


カジュアルなお店で「ションベンライダー」好きな友人と「永瀬さん、かっこよかったねーーー」と祝杯を挙げ、なんとも幸せな夜になりました。感謝。 




☆109シネマズ二子玉川でも上映中!
映画「光」公式サイト
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2本立ての名画座に行こう#1 目黒シネマ

2017-02-01 19:47:23 | 映画 


アップしそびれていた話題をちょこちょこと。
東京の名画座 目黒シネマ です
昨年見そびれていた映画を劇場で見よう!と名画座に行ってきました。

目黒シネマは JR目黒駅西口を出て右、徒歩3分。
女性でも入りやすい雰囲気で 老若男女に人気のある東京の名画座です。

この日、自分が見たのは クリント・イーストウッド監督の「ハドソン川の奇跡」と「ジャージー・ボーイズ」。
「ハドソン川~」は昨年見そびれた話題作なのでうれしいですね


映画は 2本立てで一般 1500円 学生:1200円  シニア・小人:900円
※ラスト1本: 900円均一
目黒シネマでは、1つのスクリーンで2作品の映画を交互に上映。
一枚の入場券でどちらの作品からでも続けて2本観ることができます(*入場してからの外出は不可)


企画にちなんで廊下にクリント・イーストウッドのポスター展示がありました。


イベントで来館した映画監督のサインなど。


ブランケットの貸し出しがあったり、手作りスイーツの販売があったり。


2本連続で見られるかなと思いましたが、映画を鑑賞しだすと学生当時の映画ファンの自分に戻って次々に観たくなりました。
楽しいーー

これだけでも感激なのに、さらに 目黒シネマポイントカード がありまして。
入場時に受付に提示して1回の入場につき1ポイント、5ポイントたまると次回の入場が1回無料

ううう、、、ありがたい、、、映画の日は1000円で2本見られたり、といたれりつくせり、です。
シニアは900円では入れる、とか、私シニアになったら毎回通うのでぜひ末永く営業のほど、、
学生さんもぜひ行ってみてくださいね~~ 

目黒シネマ
 料金:一般 1,500円 学生 1,200円 シニア 900円
 住所:東京都品川区上大崎2-24-15 目黒西口ビル地下1階
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この世界の片隅に

2016-11-24 22:25:31 | 映画 

戦前〜戦後の広島、呉を描いた「この世界の片隅に」109シネマズ 二子玉川で初日に観てきました

クラウドファンディングで映画作品として国内市場最高額の3622万4000円を集めたことでも話題になりましたが 製作陣や応援する方々の 並々ならぬ熱意を感じました。
こうの史代さんの原作は読んでいたのですが、いままでの実写化に不満を感じていて あの世界観をアニメでは実現できないのではと思っておりました。

それが、、見事に打ちのめされ・・・
クラウドファンディングに参加しそびれたことをすごくすごく後悔 素晴らしかったー
こうの史代さんの原作は読んでいたんですが うまくまとまっていてアニメのほうが好きかも、、と思うくらい。



主人公のすずさんは絵が好きなんですよね。私も絵を描くときは 別世界にいつでも飛んで行ってしまうので あのフワフワ感はよくわかる気がします。
そしてまた絵を描きたくなりました。

この作品がヒットするような映画界であってほしいなーー。のんちゃんの声もぴったりでした(^_-)
ぜひ見てみてほしいです♪

この世界の片隅に 
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2015年NO.1ムービーは。映画「野火」 <今、戦争について考えるということ> 

2016-01-06 14:14:43 | 映画 


近くにシネコンができたので今年は例年より映画館で映画を見たのですが、2015年に見た中で自分の NO.1映画はダントツで「野火」でした。
もしかしたら見落としたもののなかに秀悦な作品が多々あったかも、ですが たぶん「野火」のインパクトは変わらないかなと思います。(出会うのも出会わないのもまた運命)

デモに行く勇気はないけれど戦争も原発も嫌だ、そんな当たり前と思っていたことすら言いづらくて、戦後70年の節目の年に安保法案とか何だろうなぁ、と 憤りを感じまくり。
そんなモヤモヤを代弁してくれたのが 塚本晋也監督でありました。

原作は戦争文学の金字塔ともいわれる大岡昇平さんの小説(しかしこれもいま本屋でなかなか見つからない)。
塚本監督は数十年来 この小説を映画化しようと思いながら「昨今の風潮で、こういう映画を作るのは不謹慎という流れになり、これ以上延ばすともっと作りづらくなる、見てくれる人もいなくなる」という強い危機感を感じて自主制作で映画化に踏み切り 自ら田村一等兵を演じ。

残酷なシーンの多い映画のイメージとは異なり、上映後穏やかに謙虚に反戦を語る塚本監督のトークに 会場の誰もがうなづいてしまう。
劇場はいつも老若男女で満席、上映したいと声をあげた映画館と、見たいという観客と。
みんなホントのところはきちんと語り合いたいのかもしれない、真摯な言葉は ちゃんと響くのだな~。 


■東京国際映画祭 森優作さんと塚本監督 (写真撮影OKでした) 

そうして自分も「野火追っかけ」となって3度も劇場(トークイベント付)に足を運んでしまったのですが 娯楽、といってはいけないのかもしれないけれど 映画の中に一切無駄な場面がなく、ぽんぽんと進む展開に圧倒され・魅了されました。 すごいなぁ、と思います。
 
下高井戸シネマでは 出演している中村達也さんにサイン&握手していただき。
「マニッシュ・ボーイズのライブ行ってます!」と言ったら「ほんと?」って笑ってくれて嬉しかった~~ 
2015年のもっとも嬉しかったことのひとつですね  


いや、ほんとは見終わってプチ鬱になりそうなほど考え込んだのですが でもミーハー心もエネルギーのひとつ☆
中村達也さん、かっこいいし、リリー・フランキーさんの演技も素晴らしいし
戦争ものってちょっと気が重いですが、機会がありましたらぜひ劇場に足を運んで見て頂けたらと思います。
1月19日まで渋谷アップリンク 「見逃した映画特集」他、で上映しています

こちらもよかったらご覧くださいませ。
塚本晋也×今日マチ子 映画「野火」クロストーク <今、戦争について考えるということ>
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109シネマズ シネマポイントカードで映画をお得に

2015-08-03 16:53:32 | 映画 


徒歩圏にシネコン(109シネマズ二子玉川)が出来てから 夏休みライフがかなり楽しくなりました!
朝 9時頃から 夜9時頃まで 最新の映画が見れるので 久しぶりに映画にはまっております。

この夏は

・ターミーネーター 新起動/ジェニシス
・マッドマックス 怒りのデス・ロード
・バケモノの子
・ミニオンズ
・インサイド・ヘッド

を二子玉川で見ました、どれも前情報を入れずに見に行って 「インサイド・ヘッド」には大泣き 

妙に肩入れしてしまうネガティブキャラクター 「カナシミ」 もう可愛くて大好き。 
大泣きすることは逆にストレス発散になるそうなので 人間の感情にも「カナシミ」は必要なんですね♪ 


これだけ楽しんでいる理由としましては 109シネマズのシネマポイントカード 

【入会資格】年齢制限なし
【入会手数料】1,000円  ※現金のみでの入会となります
【年会費】永久無料
【入会方法】 劇場内設置の申込用紙記入の上チケットカウンターにて受付
【有効期限】
2012年11月より、現在お持ちのポイントの有効期限は、ポイント加算日の翌月から6ヶ月間となります。


【特典】
■入会時、2ポイントプレゼント

■6ポイントにつき1回無料でご鑑賞いただけます

ポイントカード会員様限定割引サービス

■スペシャルシートが毎日会員優待価格に!■
劇場チケットカウンターにてカードをご提示いただくと一部劇場設置のプレミアペアシート(2名4,000円)・エグゼクティブシート(1名2,500円)がいつでも通常料金でご利用いただけます。

■シネマポイントカードデイ(毎週火曜日)
毎週火曜日は、1名様1,300円にてご鑑賞いただけます。
※3D作品の場合、+400円にてご鑑賞いただけます。

■ポイント会員感謝の日(毎月19日)
毎月19日は、1名様1,100円にてご鑑賞いただけます。
※3D作品の場合、+400円にてご鑑賞いただけます。


このポイントカードのすごいのは 映画の日やレディースデイなどの割引日でもポイントが加算されるのと、親子二人で行くと2ポイント加算されます

ファーストデイ(毎月1日)1100円、シネマポイントカードデイ(火曜)1300円、レディスデイ(水曜)は1100円、ポイント会員感謝の日(19日)1100円、レイトショー1300円 をフル活用。
というわけですでに 14ポイントたまって 2回無料で見ることが出来ました 
映画を見るたびに(3Dをのぞく) エグゼクティブシート も利用できてとってもお得感。 

注意するのは有効期限が半年なので 気づいたら半年過ぎちゃった~、ということがないようにするぐらいでしょうか。

学生時代ぶりに しょっちゅう映画満喫で楽しんで楽しい、楽しい♪♪♪ 舞台挨拶やトークイベントなどもこれから増えるといいなぁと思います♪


詳細はこちら ⇒ 109シネマズ シネマポイントカード
※ このブログ記事は2015年8月の情報です、特典内容、映画料金など変更する場合がありますので公式サイトをご参照ください。
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バケモノの子 @109東急シネマズ二子玉川

2015-07-31 16:39:30 | 映画 

(C) 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS

大ヒット上映中の「バケモノの子」(細田守監督) を 109シネマズ二子玉川で見てきました

見慣れた渋谷の風景のなかにキャラクターたちが動いて、一瞬 自分が渋谷で映画を見ているような気持に
あーー、綺麗だなぁ、と。。 

異世界の渋天街に迷い込んだ九太が バケモノの熊徹と修行していく過程がとっても良くって、なんということはないシーンでホロリ
「強さとは何か」を訪ねて回る旅も 西遊記みたいで面白く、
このまま 熊徹と九太が強くなって 猪王山と闘って、できれば勝って、、みたいなところを 
バケモノの世界の中だけでずっと見ていたくなりました。


けれど 九太は急に人間界に戻ってきて そこからお話しは 俄かにシビアで現実的になり 「バケモノ=善、人間 = 悪」になってしまう。
獰猛な動物をも滅ぼしてしまう人間文明の象徴のようでもあり、精神世界的な話になってしまいました
九太はもうバケモノの世界には帰れない(帰らない)で勉強を進めるのかな、、
あーー、渋天街の世界、よかったな。。 それは子供時代と決別するっていうことかな、などと いろいろと。。  

もう少し 九太の家族について描写がほしかったけど
九太にひたすら寄り添う ハムスターのような「チコ」の存在が可愛いかった♪ 

お子さんがいたら親子で夏休みに見るのにおすすめです。近所にシネコンができたので朝9時から楽しめました  
声の出演も 豪華俳優陣ですよ



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グザヴィエ・ドラン監督 映画 Mommy @109二子玉川シネマズ

2015-04-26 11:36:31 | 映画 

(※イラストは映画と関係がありません <m(__)m> ドットはちょっと不安なイメージで。。)

先行試写会に当選しまして グザヴィエ・ドラン監督 Mommy を鑑賞しました。
映画にすっかり疎くなってしまい、若き俊英 グザヴィエ・ドラン、という名前も初めて知った体たらく、、、申し訳ない
内容もいっさい知らずに会場へ、、、先入感がなかったのはよかったかも。

このシーンが一番好き↧ 


 ADHD (発達障害)のある息子と、シングルマザーのお話で、、
主人公のスティーブはたぶん、子どもの頃のクラスの同級生とか、子育てをしていくなかで一度は会ったことがある少年。
進学のときにいつのまにかいなくなってしまったような、、
だからなんだか怒鳴り声がリアルでとげとげしくて、名づけるなら 不安と胸騒ぎ の映画でした。
恋愛ものでも青春ものでもないし、幸せなファミリー映画でもない
若干 26歳の監督がどうしてこんな地味なテーマを選んだんだろう、、、と思った。

でも鑑賞後に音楽とか、風景とか いろいろ気になって仕方なくてドラン監督を総チェック。。。 

グザヴィエ・ドラン 

Mommy は 2014年カンヌ国際映画祭において、83歳の巨匠ジャン・リュック=ゴダールと並び審査員特別賞をW受賞。 
「美しき天才」「若きカリスマ」「唯一無二の神童」「映画界の救世主」…  華やかな文字が並び、、
うーん、これはちょっとご本人も出演している旧作や新作をぜひ見てみたい 
→ 「美しき天才 グザヴィエ・ドラン」まとめ

Mommy に関して言えば、隣人の優しいカイラの存在が希望だった、
役に立てなかったとしても、、 そういう存在が必要なんだと思いたい(^^) 

ドラン監督にはあまりハリウッドには進出せず、ガラス細工のような繊細な作品を作り続けてほしいなぁ、、
(たぶん映画界もみんなそう思って見守っているんだろうと思いますが)
そんなミニシアター系の名作も二子玉川のシネコンで見られるようになったのはすごく幸運と思いましたよ 感謝です 

公式サイト → Mommy
新宿武蔵野館、ヒューマントラスト有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA、109シネマズ二子玉川、センチュリーシネマ、シネ・リーブル梅田、シネマート心斎橋、京都シネマ、広島シネツインほか、全国順次公開
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TOKYO 月イチ映画祭

2014-05-15 01:32:40 | 映画 


第11回東京月イチ映画祭で
「東京シャッターガール」の中から 寺内康太郎監督 ~夢路、お前無茶すんなぁ!~(約18分) が上映されたので見に行ってきました。

※『TOKYO月イチ映画祭』は、東京の真ん中九段下で月に一度、毎月開催される映画祭です。
  映画監督、野火明さんが主導、クオリティの高いエンターテイメント系の自主映画を新旧取り混ぜて上映します。



ビルの地下の会場は、映画好きさん、クリエイターさん、俳優さんが集まっていて満席。
上映後は間近で監督のトークが聞けたり 打上げに参加してお話しできたり、、
ちょっと学生時代の映研みたいで楽しかったですね(^^)

この日は 7分~30分の短編映画を7本上映されましたが、もーすごいレベルの高い作品ばかりであっという間でした。
新鋭の監督さんたちも、きっと有名になる予感… 

「東京シャッターガール」も 「映像がすごく綺麗だった」「淡い感じがよかった」「高校時代を思い出して胸がきゅんとした」等々感想が聴けてよかったです~。
 投票によるグランプリは逃しましたが、、 あのほわほわっとした清涼感は好きだなぁ~(^^)
 
 次回の「TOKYO月イチ映画祭」は6月7日開催予定だそうですが どなたでも鑑賞できるので興味あるかたはぜひ♪

東京月イチ映画祭公式サイト
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ゆめまち観音@浅草六区ゆめまち劇場

2014-05-12 19:07:24 | 映画 


ゴールデンウィークにオープンしたばかりの「浅草六区ゆめまち劇場」に映画 「ゆめまち観音」を見に行ってきました。

 ゆめまち観音は…
三遊亭あほまろ監督が2008年に製作した映画をライブ活弁(活弁士:麻生子八咫 )によって上映します。 
「ゆめまち観音」はすべてジオラマと人形による映像で関東大震災以前から東京オリンピックまでの時代を生き抜いた日本人の姿を描き出しています。
[監督] 三遊亭あほまろ
[活弁] 麻生子八咫
[ジオラマ製作] 山本高樹   [製作協力]円谷プロダクション
[音楽] なぎら健壱、浅草ジンタ、辻香織、バンバンバザール
予告編は→  こちらから 

‘ジオラマの詩人’山本高樹氏のジオラマ、浅草、昭和の人情劇、ご当地応援映画、、、
これは好みだろうなぁ、と予想していましたが、、想像以上にステキな作品でした*



映画の主人公たちは ジオラマの小さいお人形。 


どのくらい小さいかというと、活弁士の麻生さんが手にするとこんなに小さい…w 


アニメ-ションではないので動きません、が、浅草を愛する芸人さんたちが人形の声を演じているので表現豊か!
たとえば 三遊亭圓歌さんが友情出演で登場していますが、
劇中劇のお人形の園歌さんの落語に思わず聴き入って吹き出してしまうほど (^^) 


時折、大正、昭和の写真も織り交ぜながら、浅草の歴史が語られていきます。
一度 実在する姿を見てみたかった「浅草12階」こと、凌雲閣が大画面で見られて、すごく嬉しかったな~~


明治23年に建てられた凌雲閣は関東大震災で半壊、主人公たちも歴史の流れに巻き込まれていきます。
ストーリーは「続・男はつらいよ」や「Always 三丁目の夕日」をちょっと彷彿させる内容で、笑いあり、涙あり、人情あり。
こういう人情ものって、もう東京だと浅草くらいしか作れないかもしれない。
気が付くとハンカチ握りしめて泣いてましたよ~^^;  


いろいろあったけど、主人公の女性たちは明るくてたくましい!
昭和になってからの女性たちの洋服もかわいくて 楽しかったです


浅草だけじゃなく、銀座、本郷、浅草橋、神田、といった東京のジオラマがどれも素敵で。
個人的に好きな銭湯のシーンでは 
大田区明神湯のジオラマに「神田川」のメロディがかかります^^


上映後にあほまろ監督とも少しお話できましたが、この映画が5年も前に製作されたと知って驚いた。
活弁士さんが 「自分が30代、40代、50代、60代、70代、、になっても「ゆめまち観音」の活弁を続けていきます」とおっしゃってましたが、ほんとに末永く上映されたらいいなぁ、と思う。
そのためにはやっぱり 良いと思うものは伝える努力をしていかないといけないんだわ。 

どこかで機会があったら、あぁ、あのジオラマ映画か、とぜひご覧になってみてください(^^) 
できれば浅草で♪ きっと琴線に響くはず! 

(*「ゆめまち劇場」ホワイエに ジオラマの展示があったので撮影させていただきました)

浅草六区ゆめまち劇場
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映画「東京家族」

2013-02-06 10:03:57 | 映画 


山田洋次監督50周年記念作品「東京家族」を見てきました。
小津安二郎監督の「東京物語」をベースにした映画です。

「東京物語」は大好きな映画なのでリメイクということにちょっと不安を感じておりましたが、「東京家族」はまったく別の映画として楽しめました。
舞台が現代の東京に移った分、より感情移入しやすくなり日本人の誰が見てもすごく「身につまされる」映画になっていると思います。
後半は映画館のあちこちですすり泣く声が起こっていました。

瀬戸内海の小島から子どもに会いに上京する老夫婦の周吉(橋爪功)と、とみこ(吉行和子)の演技が本当にすばらしかったですね(T_T)


手塚治虫さんの「ブラック・ジャック」に「もらい水」という話があるんですが。
子どものために自分の荷物をまとめて人の家を転々とするお婆ちゃんの姿と、東京家族の老夫婦の姿とが重なり胸がきゅーー、となりました。
小津安二郎監督の「東京物語」が上映されたのは1953年、、天才が思いつくストーリーってどこかで重なるのかなぁ。。


東京観光の際に周吉たちが柴又に立ち寄ったり、スペシャルアドバイザー横尾忠則さんのポスターが映画の中に出てきたり、とファンには楽しいサービスも(^^) 音楽は久石譲さん。


東京物語で杉村春子さんが演じた実娘を演じるのは「北の国から」の国民的子役の中島朋子さん。
「昔は可愛くて優しかったのに」という言葉には誰もが共感するはず。配役の妙だなーと思いました。
もう少し笑いがあったらなぁ、と思いつつあの名作を、あの山田洋次監督が撮ってくれた、それだけでも自分にとっては胸が熱くなる映画でした。
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雪の成人式と小津安二郎「晩春」

2013-01-15 11:45:11 | 映画 


昨日は東京は大雪の成人式で、、 新成人の皆様さまは大変でしたね。
何人か晴れ着の女性にも会いましたが このハプニングも楽しまれているような様子でいいなぁと思いました^^

私は雪の中、江東シネマフェスティバルで1日だけ上演された小津安二郎監督の「晩春」を見に行ってきました。
深川は小津監督が生まれたところで、今年2013年は小津安二郎監督生誕110周年、没50周年にあたるそうです。


自分が20歳の頃は、、名画を中心に毎日映画ばかり見ておりました。
好きな映画を聞かれて、小津安二郎監督の「東京物語」を挙げたりもしましたが どうして映画を観なくなっちゃったのかな。。
主婦になって仕事でもつながりがなくて 「あの映画よかったね」って話せる仲間がいないのも大きいかもしれません。

大好きな原節子さんが綺麗で綺麗で、笠智衆さんや杉村春子さんも若々しく、大勢の観客と一緒に楽しく笑って最後10分くらいはずっと泣いてましたw 


ちょっと忘れていましたが「晩春」は北鎌倉の駅の画像から始まり、鎌倉の海や鶴岡八幡宮も出てきます。

実はこのお正月休みに北鎌倉に行って小津監督のお墓参りもしたので 鎌倉の風景もとても魅力的でした。小津監督の映画は私にとっては旅情そのものです(*^_^*)
 

小津監督の墓石には「無」の文字が刻まれています。



古石場文化センターには小津安二郎紹介コーナーもあって感激。。
地元の方や映画ファンの素敵なとりくみで、映画好きだった頃を思い返した日でした。
機会があればまた名画を見に行きたいなぁと思います^^

江東区古石場文化センター
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あらしのよるに~ひみつのともだち~ 映画2012

2012-11-19 10:51:37 | 映画 


昨日は息子と二人で港北ニュータウンにデート。

ノースポール・モール ワーナーマイカルシネマズ で公開中の映画
「あらしのよるに ~ひみつのともだち~シアターセレクション」 を鑑賞しました。

 原作者は超ロングセラー「あかちゃんのあそびえほん」シリーズで知られる絵本作家きむらゆういち氏。本作は絵本だけでなくコミック、小説、人形劇、ミュージカルなど幅広く展開されており、2005年に公開された劇場映画(杉井ギサブロー氏監督)は全国で160万人を動員する大ヒットを記録。日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞しました。
国語の教科書に採用され皇室でも読まれていることで話題になりました。



嵐の夜に雨宿りした真っ暗な小屋で、お互いの正体を知らないまま意気投合したオオカミのカブとヤギのメイ。
お互いの姿を見てびっくりしたものの、二匹は相手を信じて「ひみつのともだち」になり、、、

オオカミとヤギですからね~、普通だと考えられない「ともだち」だけど 単純なストーリーほどいろいろ考えちゃいました。
国境や民族を超えた友情とか、「いじめっこ」と「いじめられっこ」の友情とか、仲間に反対されても自分の「ともだち」を守れるかな~、とか。。
普段は臆病なオオカミのカブも、友達のメイを守ろうとするときは誰が見てもめちゃくちゃカッコいい。
そんなところが原作が長く愛されている理由なんだろうと思いました。
とにかく可愛らしく残酷なシーンはないので、小さい女の子も楽しめるんじゃないかな^^

この日は劇場でぬりえのイベントがあったので遊んだり、来年小学校の息子とノース・ポールをぶらぶら。
親子で絵本を読む期間ってすごく短いんだなぁ、とふと思いつつ ちょっとあったかな時間を楽しみましたヨ  


あらしのよるに ~ひみつのともだち~ シアターセレクション
原作:きむらゆういち  監督:アミノテツロ
上映期間: 2012年11月10日~12月7日
上映劇場:全国のワーナー・マイカルシネマズ イオンシネマ ⇒ 劇場一覧

劇場窓口料金: 全て1000円均一 です^^
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映画「ひみつのアッコちゃん」舞台挨拶付プレミアム試写会

2012-09-01 08:46:41 | 映画 


赤塚不二夫先生原作の国民的漫画「ひみつのアッコちゃん」(*^_^*) 
誕生50周年を迎える今年、オリジナルストーリーで完全実写化されました~~ 
昨日、舞台挨拶付の公開直前プレミアムイベントに行ってまいりました  



舞台挨拶には、綾瀬はるかさん、岡田将生さん、吹石一恵さん、塚地武雅さん、香川照之さん、川村泰祐監督、山口雅俊プロデューサーが登壇(*^_^*)
「日本は今、元気がないので、国民的漫画の『ひみつのアッコちゃん』に、なにか日本が元気になるヒントになるだろうと思って、進めてきました」と山口プロデューサー。

出演者の皆さんに「もし魔法のコンパクトがあったら何になりたい?」との質問には

綾瀬さん(アッコちゃん役)「中学生のときになりたかったのは パティシェ。」
岡田さん(早瀬尚人役) 「(運動得意じゃないんですが)最近フットサルをはじめて体を動かすようになったので、サッカー選手」
吹石さん(アッコちゃんの同僚役)「中学の頃から仕事をしていたので制服の可愛いウェイトレスさんになりたい」
香川さん(鏡の精の役) 「デパートの社長」
塚地さん(守衛さん役) 「お笑い芸人にならなかったら漫画家。キン肉マンの超人募集にも毎週出していました。子どもの「バカボン」に似ていて「バカボン」と呼ばれていた、赤塚先生大好き」 とおっしゃっていました。

このあと、出演者の皆さんがなりたい職業の服装に変身して再登壇したので、会場は大盛りあがり
岡田君の全日本のサッカー姿にうっとりです。 (⇒当日の写真はこちらから) 
「デパートの社長」と言っていた香川さんはなぜか 赤のランドセルを背負った小学生の姿でしたが、、、(お茶目♪)

「鏡のお墓」など原作に忠実なエピソードも登場  


「テクマクマヤコン テクマクマヤコン…」 とコンパクトにつぶやくとなりたい自分になれる。。
10歳の心をもったまま22歳の大人に変身して、大活躍するアッコちゃん。
トム・ハンクスが子どもの心をもったまま大人になる「ビッグ」という映画が大好きでしたが、映画「ひみつのアッコちゃん」は女の子版の「ビッグ」。
大人になったアッコちゃんを演じる綾瀬はるかさんのコスプレはどれも可愛いし、岡田くんは少女漫画から飛び出したように恰好いい。
たくさん笑って子どもの頃を思い出して、最後に少しジンとして、笑顔になれる映画でした! 素敵な実写化に感謝♪

大好きな荒川遊園地の観覧車がいいタイミングで登場するのも嬉しかったです(*^_^*) 

(写真は最近 私が撮影したもの)


⇒ 映画「ひみつのアッコちゃん」公式サイト 
9月1日から 新宿ピカデリー他で公開です。

トキワ荘通り公式サイトにも絵日記を載せていただいています、ぜひご覧くださいませ。
 ⇒ トキワ荘ストリート
コメント (2)
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映画「ポテチ」

2012-05-14 11:20:34 | 映画 
 

楽しみにしていた映画「ポテチ」を観に行ってきました。
伊坂幸太郎(原作)× 中村義洋(監督)× 斉藤和義(音楽)さん

原作の映画化はいったんやめにしたい、と言っていた伊坂さんが 東日本大震災を経た昨年5月に「仙台で映画が撮れませんか?」と中村監督に持ちかけて完成した68分の中編映画。
撮影期間はわずか8日間だったそうです。(映画館では一般も1300円で見られますよ!)

殺人も 暴力も出てこなくて、
いい意味で肩の力が抜けて、こちらも気負わずに楽しめて
でも最後にホロリと涙が出て、、、 
作り手の友情や信頼関係まで感じられるような あったかい素敵な映画でした。
濱田岳さんも大森南朋さんも ヒロインの木村文乃さんも みんなよかったなぁ~~

ロケ地:仙台市青葉区匂当台公園  仙台市民球場

「ゴールデンスランバー」も確かにおもしろかったけれど大作になりすぎてちょっと違和感を感じていたのが、「ポテチ」の居心地の良さは 大好きです(*^_^*)  68分位の映画、いいですね、また見たいです。
↓ パンフレットを広げると 仙台駅の風景が。 ↓


 主題歌のCDが欲しいなぁ~、と思っていたら 昨日娘ちゃんが母の日にプレゼントしてくれました 
(図書券が使えたそうな^^)

月光 (初回限定盤) 
1 月光 (フジテレビ系ドラマ「家族のうた」主題歌)
2 メトロに乗って (東京メトロ2012年度CMソング)
3 今夜、リンゴの木の下で (「ポテチ」主題歌)
4 やさしくなりたい (2012年2月11日 日本武道館公演ライブ音源 *初回限定盤のみ)

ちょうど2月に行ったライブの音源が入っていて嬉しい ありがと~~    

ポテチの主人公の今村(濱田岳)は野球選手尾崎くんの熱烈なファンなんだけど、応援する人がいるってほんとに楽しくて幸せなことだなぁ~と 感じました    
コメント (2)
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