二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

潜在力

2008-06-30 06:42:35 | 徒然に想う
昨日から雨が続く。今朝も冷たく降っている。散歩に出られない。そうなると庵主は、サラリーマンならではで、ゆっくり本を読む。今の課題は福岡正信を勉強すること。

読んだ物から、書き出した:
-我が一族は個にして全、全にして個。時空を超えて心を伝えてゆく。
-食べるも食べられるもこの世界ではおなじこと。森全体がひとつの生命だから。
-神は一枚の葉や一匹の虫にすら宿っている。

福岡正信は日本での受け入れられ方と海外での受け入れ方とではかなり温度差がある。なぜ圧倒的に海外の方が高いのか。今年秋タスマニアに行く。そのときお世話になる方とそれをテーマに話をしようと今から楽しみにしている。

なぜなんだろう。意識するしないにかかわらず、日本人は誰もが潜在的に受け入れてるんじゃないだろうか。だから、改めて表明しない、あるいは長いものには巻かれろ思想の下、封印する。先の三つの言葉、「風の谷のナウシカ」(映画版じゃない)から引用した。

目撃

2008-06-29 05:55:41 | 徒然に想う
ついにカワセミ、捉える!

昨日の午後、いつも行く川の土手を歩いていた時のこと。目の前を青いものが水切りのように。動いた先をよく見ると、鳥。瑠璃色、翡翠色にも。胸がオレンジ。全体がちょっとずんぐりしている。やった!! スゴイ、これだ! 目と鼻の先に居る。写真、写真。

先月来、晴れれば少しでも長く外で身体を動かすよう、午後も散歩にでる。正直、これがまだインパクトある。こんな具合だ。ビール1杯とワイングラス1杯で、食後に横になろうものなら、あっという間に夢の中。以前なら、さてこれからというところ。体力が回復しきっていないのか、もともとなかったのに無理をしてきたのか、はたまた…。

結局、数枚シャッターを切った。気に入らぬ。小さくポツンとしか写っていない。帰って、カミサンに「カワセミ!!」と騒いでみたが、反応が薄い。釣った魚は「こんなに大きかった」と両手を広げて見せたのと同じだったのだろうか。いや、そんなことはない。筆舌に尽くしがたかっただけだ。

ネコじゃらし

2008-06-28 09:13:50 | 徒然に想う
今が盛りは、ヒメジョオン。歩いていると、雑草にも季節があって楽しい。薄いピンクのムラサキカタバミ、紫の小ぶりなマルバアサガオ、ヒルガオ、青い小さなツユクサ、オレンジのヤブカンゾウ。ちょっと前は、青々として朝露を持って輝いていたイネ科のイヌムギ、ネズミムギなど、枯れてきた。道端にエノコログサ、ネコじゃらし。これは、これから晩夏にかけてよく見る。

春ほど見かけないが、まれにタンポポ。だが、よく見ると、葉の形が違っていたりする。荒い鋸の歯のように切れ込んだものではない。オオジシバリのよう。別なものは、花の大きさが小さく40センチくらいの高さにある。ブタナというらしい。パッと見た目、違いがわからぬことがある。

雑草図鑑を取り出してなんだろうと調べていると、時を忘れる。結局正体がつかめない。どうでもいいやという気分なってくる。おそらく、その草が何であるか同定することなんて大したことじゃない。その草と一瞬でも時間を共有できたことのほうが楽しくって、それで十分だ。

ゆっくり歩いた

2008-06-27 10:07:43 | 徒然に想う
夏枯れと呼ぶには早いか、枯れ始めた雑草たち。穂の様に水滴を実らせる。青々した若い雑草たちはラメを散りばめ。静かな静かな足下のカーニバル。

時折、雀や郭公。やはり燕たちは旅立った。雲の合間から太陽が光線を出す。真っ白な紗のように広がっている、二層の蜘蛛の巣。久しぶりの光。揺れる水滴。歩く速度が極端に遅くなる。静かな静かな朝。

車窓を通して来る陽光が心地よく眠気を呼び起こす。途中で何を書いていたか分からなくなる、手が止まる。クーッ、眠い…。

時計のアラーム。散歩を切り上げ家に向かう時間。見慣れない風景。さっきののカーニバルにうって代わり、中学生たちのピーチクパーチク。その賑やかこと。それに気付いて、散歩中のダックス、足を踏ん張らせ嫌がっている。おっとマズい、急がなくては。

朝陽が見たい

2008-06-26 05:47:53 | 徒然に想う
起きて窓越しに外を望むと、予報通り雨、暗い。ベランダにでて見ても止むわけでもなく、空を思わず仰いだ。鳥たちも静か。車が水を弾く音だけ。おや、猫、猫が鳴いている。マンションと隣の駐車場の境の壁の上に一匹。ヤツも声を探している。

秋にタスマニアに出かけることにした。旅程を組んで、航空会社に電話して、レンタカーを予約して、等としていたら一日仕事になってしまった。空路の予定が大幅に狂ってしまったからだ。なんとメルボルン直通が九月から運休してしまう。乗り継ぎを考えると、メルボルン経由が便利だったのに。いろいろジタバタしたが、シドニー経由。混みそう、早くシドニーでのホテルも押さえておかないと。

カラスが鳴きだしたよ。だめだめ、止んでいない。ツバメも飛び回っているし。ヘッドライトが水溜りに光っているだろ。でも、他の鳥たちも飛び始めたよう。車のワイパー、まだ動いている。散歩に出たい、朝陽が見たい。そうだな、まったくその通りだ。

奇跡か

2008-06-25 21:36:54 | 徒然に想う
丁度頭の上に松の木がある。どう考えても、誰かが載せたとしか思えぬ。だが、もし本当に何かの間違いで、載ってしまったことはないだろうか。

森のクリネラと比べても確率的にありえないことではない。奇跡か故意か…。

ザクザクと、サラと、ザクザクとサラサラと。今日もは足取り軽く土手道を歩いた。

最悪の食事

2008-06-24 22:31:49 | 徒然に想う
小学の子供たちが、火曜日の夜九時過ぎに、人工の香りと味のポテチで、帰りの通勤電車の雑踏の中、空腹を満たそうと頬張っている。

おかしいと思わないか?誰に食育が必要?? 親たち、法律的に親と称される大人、お前らだ。なぜ食卓を家族で囲まぬ??? なぜ人口香味料で子供たちをだます???? 食の安心・安全を騒ぐ前にやることがあるんじゃないか?????

子供たちは何もわからぬ、言えぬ。…あぁ。子のいない大人の空論、理想論だと非難される、悔しい。しかし、間違っている? 食べるものすら大事に出来ない大人たちが子供を育てられる? モンスター・ペアレントたちを再教育機関に叩き込んでいかないと…。

お米・トウモロコシをガソリンにして食べるものが無くなっても、お金があればと金儲け。「ひもじい」と金銭を盾に略奪をしたって、全て金次第。狂気の沙汰も金次第と…。子供たちと畑に出てみたい、原野に出てみたい。彼らは何を見つけてくれるだろう。

2008-06-24 10:09:22 | 徒然に想う
室温24℃・湿度67%の梅雨の朝、どこか高原にいるよう。散歩にでても身体が温まるまで時間がかかる。梅雨寒、あるいはこんなものか。蒸し暑くない。

乱舞。遊水池の上を何羽ものツバメが縦横無尽に飛び回わる。南に戻ろう。そうだ、そうだ、そうしよう。ちょっと気になって確かめた。関東地方には3月下旬~4月上旬頃やってきて、南へ9月中旬~10月下旬頃帰るとウエブ。としたら、早い。でも、例えば、駅の入り口や工場の駐車場の軒先にある巣では、この時期までに、二度雛たちが巣立っている。第一陣は秋までどこに居るんだ?最初に来るのが3月下旬~4月上旬、最後に帰るのが9月中旬~10月下旬ならわからなくない。

以前瑠璃色の鳥の話をした。実に、昨日同じ様な鳥を兜川に掛かる橋の上から見た。カワセミ。すると、あの話の鳥も間違いなくカワセミだと確証がわいてきた。イメージ、清流に住むもの。きれいな川ではないから…、と思い込みで見ていたんだ。

先入観を持たず観察する、ありのまま見る「目」がもてたらどんなにいいか。

もう少し早く

2008-06-23 09:57:56 | 徒然に想う
エィ、行くぞと気合いを入れた。ほとんど降っていないが、埃のように水滴が舞う。気を使う人は手動でワイパーを動かす、そんな程度。庵主には眼鏡が気になる。

いつもの川辺の遊歩道。散歩やジョギング、犬の散歩などで賑やかなんだが、静まり返っている。数人いる必ず挨拶する人達も姿が見えない。雨粒が大きくなってきた。失敗した。まだガマン、傘はささないぞ。

輝く低い雲、青みがかったグレーの雲、白い綿毛のような雲。高い、低い、白い、灰色ぽい、輝く、水たっぷり。何種類の形容詞が要るだろう。上中下立体構造まで。そして、真っ青な空。陳腐な語彙力では難しい。

雲が切れてきた。しめた! 雨は心配ない。早く太陽、顔を出せ!!その数時間後、電車の窓からは変化に富んだ複雑な空が広がっていた。もう少し早くと思うが、こんなもんだね。

復帰のステップ1

2008-06-22 17:48:37 | 徒然に想う
稲である。田植えである。小川町の友人が、借りている田んぼで手植えをするという。雨一時的に止むが、基本降りっぱなし、雨の中。写真を撮影班として参加。…何度、田んぼに入ろうと思ったことか。

11時すぎ。丁度昼食に向かう所に合流・お邪魔させてもらう。お汁をご馳走になって。そのおいしいこと。だいたいが、総勢十名で車座になってワイワイガヤガヤ食べる食事なんだ。最高、美味いしか、ありえない。

タスマニアに行った時に同じようなことを感じた。そのときお世話になったコミュニティーも同様、ワイワイガヤガヤしている集り。形式でしかないと思っていたが、そこに実存した。実は、よく考えると、身近にある。庵主が好きなところは、そんな所、憧れる。

一つ気付いて驚いた。頭でっかちになっている、実を見ていない。実学であるのを忘れている。実際のコミュニティーの中で生活の一端のことであるのに。半日から復活させてもらえないか相談してみようと思う。