二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

秋へ

2011-08-30 08:16:43 | 徒然に想う
やぁとオリオンが姿を見せる。頭上に木星。アルデバラン? ついに星たちとの時間が増え始める。

ヒグラシの輪唱はだいぶか細くなってきた。ただいつの間にかニイニイゼミたちは姿を消してる。今朝、アブラゼミは時折鳴いているくらい、もう蝉時雨なんてほど遠い。ミンミンゼミ、ツクツクボーシは孤高に鳴く。

ここ数日で一気に季節が動き始めた。足元の方が木々よりかしましい。Tシャツ一枚では涼しい、もう一枚。台風が近づいてる。明日以降その影響がでる予報。去ったらもっと進むだろう。あぁ、カラスたち、南の林に飛んでゆく。



《朝焼けに カラスの羽先 朱に染まり》





今日の一枚:日の出から15分ほど、5時25分頃。神社とマンションの中間辺りの畑に咲く芙蓉。

早く退社できた日の夕空

2011-08-29 19:29:47 | 徒然に想う
会社を出ると、思わずまだ夕方のブルーアワーの余韻が残っているのに驚く。朝のとはどこか違い…。どこがどうと言えないが、なんとも美しい。

そう、ここずっとツバメを見なかった。時季を考えて、すっかり南に帰ったものだと思っていた。ところがこの土日に遊水池で数羽見かける。帰りそびれたのか、ずっと北に上がっていたのが南に帰る途中寄ったのか…。ただ体の大きさが若干違う気がする。夏の初めの頃のヤツらより大きい。同じ種類じゃないんだろか。

夕方にせよ、朝にせよ、一つのブルーアワーという単語。そこに気持ちや疲れが入り込む。すると一つの言葉に違うものが見えてくる。久しぶりにツバメを見たもんだから、違うグループのようにみえたんだろうか…。

ものを見るのは結構簡単なことではない。





今日の一枚:4時50分頃、遊水池の木道にて東を望む。

時、来たる

2011-08-26 19:07:59 | 徒然に想う
あの八月の今頃は、蝉の声も風の音も、暑いのか暑くないのかすら、一切合切分からなくなってしまう生活を1ヶ月も余儀なくされるとは想像だにしていなかった。退院を向かえたときは、空の景色がすっかり季節に変わり、金木犀の香りがそこかしらに漂っていた。秋になっていたことを鮮明に覚えている。

あれから四年。長かったのか短かったのか…。会社の産業医や看護士さん達からは長い、慎重に時間かけるだのと言われながら、やっとこの日を迎えられた。

ステロイド剤・プレドニンとおさらば!!!

退院する時、二年位と聞いていたから、長かったかもしれない。しかし、入院していた時に福岡さんの哲学ゆっくり浸ってから、折について自分の道を考えてこられた。畑に手伝いに出るのも切れなかった。

ただ今年になってから、成熟した果実が枝から落ちるがごとく、機が自分の中で迎えているのを感じてきた。想像通り、半年は経過を観るため、今までのように2ヶ月に一回、検査。半年、来年2月、このままいけば、完全に終わる。いよいよ出掛けようと思う。先生に伺ったところ、問題ないでしょう。3月に出掛けよう、そう決めた。






今日の一枚:病院からの会社に向かう道すがら、暑さ対策のゴーヤを軒先に見つける。黄色いのは完熟して花のようになった実。10時頃。

最期の審判?

2011-08-25 21:30:56 | 徒然に想う
明日、診察の日。


プレドニンが終わるか終わらないか。続くか、続かないか。

人間ドックの結果から想像すれば、なくなる、なんだが…。

前祝い、はいいことではない。じゃ、ダメか…。そ、それは堪忍。


プレドニンが無くなり、喜んでいる自分を想定してばかり…。いゃ~、そうじゃなく、嘆いている自分を想定。



だって、想うことの反対が起こるから…。






今日の一枚:6時50分頃。北のベランダから北西の空。ハッキリしない。

動けなくなる風景

2011-08-24 07:29:35 | 徒然に想う
遊水池に着けば、靄がかかり草や木、蜘蛛の巣に水滴。昇り始めようとする光に輝く。あぁ、いかん…






今日の一枚:散歩に出るのに10分も遅くなり。こんな光景をまにした。神社にお参りが出来なかった。遊水池で、5時頃。

ノート:
ペンタックスK20DにDA☆300ミリをつけている。レンズの重みなのか、時々AFが作動しなくなる。持ち方がカメラ本体であることが多い…。こんなこと、あるんだろうか。ただ、このページは携帯の映像。

処暑の朝

2011-08-23 07:50:25 | 徒然に想う
雨音はない。エイッと家を飛び出る。霧雨にもならないような霧雨、雲の中のよう。

カワセミの川の辺。怖い、いつもの道なのに。ブルーアワーの時間帯だが厚い雲が覆い隠し。真っ暗な雑木林が入ることを拒んでる。怖い…。一歩足を。

木々、草々の敵意に満ちた冷たい視線。それが身体中を貫き、髪の毛の先から足の裏までくまなくスキャン。一切を裸にし、ついには心の中まで入り込んできた!

ダレ? お前は誰! だれだ!!

涼しさからか、恐怖心からか、ブルッと体が震え。足元もよく見えないのに足を早める。


遊水池。木道の続いて行く先に野菜直売所の小さな光。
「おはようございます!!」
「おう。おはよう」

ぽっと小さな炎が灯る。秋めく暗い処暑の朝。




今日の一枚:神社の裏手の家の生け垣。蜘蛛の巣にたっぷりの霧雨。5時10分頃。歩く場所によって虫の音が違う。

《夏と秋 上下に分かれ 歌合戦》

雨、昔に遊ぶ

2011-08-22 20:25:12 | 徒然に想う
雨勝ちな週末、気温も一気に下がり9月下旬の平年並みらしい。そんな雨が今朝も降る。

どうせ検査の日だから、例え晴れても散歩には出れぬ。これでまともに歩けたのは土曜の朝だけ。

日曜の朝、お世話になっている方からメールを頂いた。文中に一句:

《夏の雨 記憶に遊ぶ 床の上》

秋が来たような寒い朝、雨音を聞いていると、記憶は昔に遊びに行きます。

とあった。


雨音か…。何を思い浮かべるだろか。長靴履いて水溜まりを走り回るバチャバチャ。パチパチとレインコートを叩く音。…音、音だなぁ。それも、ずっと昔。小学校に上がるか上がらないかの頃の音だ。懐かしいもんだ。確かに、昔に遊びにゆける。散歩に行けない思いが軽くなる一信であった。


《秋想う 冷たき雨に 子に戻る》





今日の一枚:先週の金曜日午前中豪雨。オフィスから撮ったもの。左手のびるは二、三百メーター離れている。

これだぁ

2011-08-21 05:37:20 | 徒然に想う

再開を認めてしまったところの自治体の長に伺いたいのは、「こういったこともあとから出てくるけれど、国を信頼して認めたのですか」ということ。

引用:
原発周辺、長期間住めないと判断…首相陳謝へ

読売新聞 8月21日(日)3時1分配信

政府は20日、東京電力福島第一原子力発電所事故で高濃度の放射性物質に汚染された周辺の一部地域について、長期間にわたって居住が困難になると判断し、警戒区域を解除せず、立ち入り禁止措置を継続する方針を固めた。
 
数十年続くとの見方も出ている。菅首相が地元自治体に直接説明し、避難の長期化を陳謝する方向で検討している。具体的な地域は、福島県双葉、大熊両町の原発3キロ・メートル圏内などを念頭に精査する。
 
政府は4月、原発20キロ圏内を原則として立ち入りを禁じる警戒区域に設定。来年1月中旬までに原子炉が安定的に停止する「冷温停止状態」を達成し、警戒区域を解除する方針を示してきた。
 
しかし、文部科学省が原発20キロ圏内の警戒区域内で事故発生後の1年間で浴びる放射線の積算量を推計したところ、大熊、双葉両町を中心とする35地点で、計画的避難区域などの指定の目安となる年間20ミリ・シーベルトを大きく超えた。原発から西南西に3キロ離れた大熊町小入野では508・1ミリ・シーベルト、同町夫沢でも393・7ミリ・シーベルトと、高い推計値を示した。.

最終更新:8月21日(日)3時1分

引用終わり:

 

目の前の利益だけ考えたなら、長としていかがなものでしょうか。