二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

降雪

2012-02-29 20:29:58 | 徒然に想う
なんだって、明日から3月だと言うのに…。と、ニヤニヤ呟きながら外に飛び出た。

粒子は細かいが、水っぽい。アスファルトにまだ積もる様子はない。降り出したばかりであるまいに。さすがに春の雪。

切り通しに向かう道に入ると…。そうか、車が頻繁に通る通らないの差か。薄いベールのように積もってる。

やがて、片栗粉をギュッと握った時の音に似たのが足下からし始める。…コ、コッ、ギュッ。コ、コッ、ギュッ。ギョッ、ギョッ。コォ、コッ、ギュッ。コ、コッ、ギュッ。…

思わず、ガッツポーズ。カワセミの川の遊歩道、公園、遊水池と一番乗り! 誰ひとり歩いてない。

酔狂者はどこにでもいる。なんと遊水池から土手に上がると足跡。その上、うっすら新雪がかかってるから、庵主より前に歩いてる。

犬の、もか…。すると、最近よく挨拶交わす小父さんの仕業? どっか、悔しい。

…コ、コッ、ギュッ。コ、コッ、ギュッ。ギョッ、ギョッ。コォ、コッ、ギュッ。コ、コッ、ギュッ。…

ギュッ、ギュッ。階段、登って。ギュッ、ギュッ。ギュッ、ギュッ。

お参りがすんで気が付いた。狛犬さんたち、震えてる。小さい狛犬二匹、頭に積もった雪を素手でサ、サッ。サ、サッ。





神社を出るとき、背中の方から小さなクシャミ一つ。あれ、帽子を外してしまった、かね。





今日の一枚:神社の狛犬、朝五時十分頃。これは大きい方、手が届かない。

春の息吹き

2012-02-25 00:46:00 | 徒然に想う
猫は、ムズムズするのか、活動的。朝の闇から突然飛び出してきて、はっとさせられる。恋路の邪魔をしてるんだろから、仕方ない。

強い北風が吹き荒れる。切り通しに、カワセミの川のほとりの雑木林に、ゴーゴーと。先日、小川町に行った。白梅がちらほらと咲き始めていたのに、これではまた足踏みじゃないか。

≪春北風 ゆるんだ蕾 堅くなん≫


公園に足を踏み入れると、足元からザクザクという音がしない。やんわり押し返してくる。…そう、北風は北風なんだ。しかし、手袋はしてないし、毛糸の帽子も脱いだ。どこか、汗ばんでる。そっか、もう、冬の寒さじゃない。

(静か?! 散歩から戻って、30分。散歩中の強風、どこ行った…)

春の息吹き、だよな。春の息吹きが身近に寄って来た。

雨水の朝

2012-02-19 08:25:27 | 徒然に想う
《梅の香に 星々(ほし)の静寂 破らるる》

小川町に出かけるので、平日と同じ時間帯に散歩コースに向かう。辺りはまだまだ暗い。風もなく静か。見上げれば、星々が冴え煌めく。速度を落とし見上げ、ゆっくり歩む。

遊水池にまさに向かう時、確か、紅梅が在るあたり…。



遊水池を過ぎ、土手に出る。見上げたままの首もとから朝の冷気がどんどん入ってくる。ブルッと身震い一つ。また、静けさが戻ってきた。






今日の一枚:昨日の夕方4時50分頃。あの寒桜。この一週間ではさほど、蕾は開かなかった。

金星、憧れし君よ

2012-02-14 21:15:22 | 徒然に想う
金星、マイナス4.2等級。これなら本当に影が出来る、だろ。

もう少し天頂方向10時方向に頭を動かすと木星があって、マイナス2.4等級。そうとう明るいはずなんだが、気圧されてる。

調べると、五時方向に天王星がある。天王星とのランデブー、なんだそうな。しかし、天王星は暗すぎ、見えない。

朝早く君を見れないかと、夏を思う。



今日の一枚:日曜日の夕方6時過ぎ。マンションの西の窓から。

寒桜

2012-02-12 10:54:51 | 徒然に想う

今年、やはり遅い。1月31日に撮影したものを追いかけてみた。その時も一番大きい蕾を選んだのだが、今だ多少頭が見え始めた程度。開花まではしばらくかかる。面白いので、去年や一昨年のものを引っ張り出してみた。

 

比べて見て、一目瞭然。去年の今頃(2月7日)、つぼみはこんな感じ。

で、次が2010年(2月14日)。

2009年に至っては2月5日で、もうすっかり開花してる。

 

これじゃ、年々寒冷化している? じゃないか。寒暖の差が酷くなっている、ということなんだろう。今年はどんな応援の声をかけてくれるのか、楽しみにしているんだが…。

 

 

今日の一枚:背景にある川、西から東へと流れる。四本ある寒桜のうち、東にあるものから数えて二本目。しかも特定の枝にある蕾がパイロットになっているようだ。今朝7時40分ころ。

 

 


2012-02-03 23:26:10

2012-02-03 23:26:10 | 徒然に想う

ニュースを見ていると、渋谷の気温が氷点下1.5などと出て来る。都心でのそんな気温あまり見たことがない。そうか、そういゃ、散歩コース中の公園の池、薄いが全面的に凍っていた。ここ数年朝歩いきたが、初めてのような。

会社の中庭に梅やスイセンがまだ咲かないのよ、とカミさん。多摩地区に原生林を残す様に、その会社は広く敷地を持っている。以前行ったことがあるが、日溜まりになりそうなところに沢山梅やら桜などが植わっていた。例年なら白梅のいい香りが漂ってくるんだそうだ。

不思議なんだが、体感的に、さほど寒いと感じてない。証拠とまでではないが、暖房をあまり使わないで済んでいる。部屋の気温のデータを見ても明らかに去年より低い。それだけ使っていない。これは散歩の成果の一つなんだろ。氷点下といった気温を見せられ、暖房のスイッチに手が伸びた。

今日は節分。明日、立春。もう春が来るって言うのに。




《ゆらゆらと 春待ちあぐね 冬柳》


幻の星

2012-02-01 07:51:11 | 徒然に想う
あんな所に明るい星、あったか?

柄杓星の水を受けるとこの隅の一つメラクと、双子座のポルックスを結んだ線。それを三等分したメラクに近いところ辺りに、二つある。右は金星や木星の様な輝き、もう一つはヴェガやシリウスの様な…。

いや、はじめて。あんなに目立ったら名前くらい確かめ…? ガス、か。光り方が…? 消えた。どういうこと?

普段見えないのに見える。しかもそれらが虚空の中に消えてった。雲のせいかと何度も見るが二度と輝かない。飛行機や人工衛星のように流れることもなく、消えた。4時55分と5時5分の電車の間。歩いていた位置からして、5時ころのこと。

家で調べるとだいたいN2841のちょっと上。あの二つの星が見えた辺り、星座表に何か星があるが名前がない。あれだけ明るければ、そんなはずない。じゃ、何? 何かの光の残像? 幻の星?





今日の一枚:1月15日のこと、秩父で三十番札所を目指していた時、撮影。緑っぽいのはレンズのイタズラ。