※ てんがらかしちょいか まんな なるいか どしなぁ おっどかい
とぜんねなかか ぜんどなあっどか 今度いっ かゆっか
城跡かぁみおろすいな あおかほせ川 橋んたもとい そつどころん レンガえんとっ
こんまっな わたあめんそめいっちょっゆっが くゆれば わいがはっちってかあ はいめんはっ
てがんなむいなぁ 電話でんよか 「ぜんくいやい」ん ひとこっでよかで
わいがわれがっ まっちょいが かかさぁな 聴かせやっくれんか
※
山んすそい けぶいはっせい おかじょな走っ つんてかっがはやしんなけふっくいが
銀色んケットきちょい田圃いぽつっ おっわするっゆっひっかぶっちょい おどしないっちょ
わいもまちんゆげしっなかで がっつぃ あんおどいんごっ
せんねか きもっじゃなかどかい ごてぃうっくやしちょらんか
てがんなむいなぁ 電話でんよか 「ぜんくいやい」んひとこっでよかで
わいがわれがっまっちょいが かかさぁな 聴かせやっくれんか
※
とぜんねなかか ぜんどなあっどか 今度いっ かゆいか
たまには鹿児島弁の解説でも。
まず「案山子」は「おどし」「おどぃ」「かがっ」
「金をくれ」は「ぜんくいやい」
ところで「案山子」と言えばさだまさしの歌がある。
実は個人的に「たまには手紙でも送れ。金の無心でもいいから」と親に言われたことがある。
別に絶縁していたわけでも破門されたわけでもないのだけれど、二年ほど何もしなかった時だ。
やはり何かそういう繋がりでも欲しいのだろう。
そこにつけ込むのが「特殊詐欺」所謂オレオレ詐欺というやつだ。
親心を利用する絶対に許してはならない犯罪だ。
例えば受け取る時に身分証明書の提示を求めるとかするのもいいのかもしれない。
田舎の小さな城下町の川沿い橋のたもとに「焼酎醸造」があってレンガの煙突が立っている風景を知っている。
そのすぐ近くを線路が走っている。
もうすでに焼酎工場は無くなり数棟のアパート群に変わった。
国鉄もJRになり蒸気機関車も無くなった。
いまだにあるのは「田圃の案山子」くらいのものだろうか
さだまさしの「詩」も時代に合わなくなってきたのだろう。時代がそれだけ変化しているのだ。それが良いことだとも思わないけれども。