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ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

続・カーチスのV型エンジン

2009年12月29日 | エンジン

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Curtissは本格的に航空機界に転進すると、1910年にOX-5型エンジンを開発した。

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ユニークな点は2つあり1つはV型バルブ配置で、これはABCがドラゴンフライエンジンのバルブトラブルで悩みに悩んだ末ギブソン型ヘッドを採用した(V型バルブ配置)1918年に遡ること8年だ。

もう1つは凝ったバルブ駆動方法で、赤矢印が吸気バルブ、青矢印は排気バルブ、緑矢印は排気側プッシュロッド、そして水色矢印は吸気側プルロッド

プルロッドは中空になっていて、中にプッシュロッドがある。

面白いのは、吸気バルブのスプリングが細く小さく、プルロッドにも黄色矢印のスプリングがある。

残念なのはプッシュロッドとプルロッドを動かすのは複動カムというだけで、構造が分からないことだ。

Silverdart5画像はttp://www.wingsmagazine.com/より転載

陸上でスピード記録を立てたCurtiss‐V8(B-8)とOX‐5の間を埋めるエンジンは幾つかあるが、1909年のSilverDart号に搭載されたV8エンジン。1907年のIndian4バルブには遅れるがOHVになっている。この頃は毎年大幅な進歩がみられ、OX-5はヘミヘッドの原型ではないかと思わせる。

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100_1647_jpg 画像はttp://www.silverdartreplica.com/より転載

100周年を記念してSilverDart号をボランティアの手で復元するサイトからの転載。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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すげ~このシリーズはどこまで行くんですか?(笑。 (ジャイアン)
2009-12-29 08:29:07
すげ~このシリーズはどこまで行くんですか?(笑。
しかし航空機エンジン、自動車エンジン、バイクエンジンってぞれぞれ独自の進化してることがわかりますね。
完成されたものより、紆余曲折の中の物のほうが興味深くておもしろいです。
っで例のU型の顛末はいつ書くんですか?(笑。
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どこまで行くんでしょ(笑。 (ピストン)
2009-12-29 11:46:03
どこまで行くんでしょ(笑。
折り返し地点まで来てるような気はしますが。
独自の進化というよりも、お互いに影響していると思いますよ。飛行機エンジンは大戦のたびに大進化を遂げているので、膨大な予算の研究結果のおこぼれ頂戴という感じもします。
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