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フォークステムベアリング(2)

2007年10月05日 | メンテナンス

人気blogランキングへ 昨晩の雨が信じられない秋晴れ。 

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通常はベアリングは対で交換します。

アウターレースを抜き取るには、ご覧の構造では当て棒を使って叩き出す方法は使えません。SSTがない昔にはやったことがありますが、大変な苦労をした思いがあります。

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手に持ったSSTを使うと1分もあれば外れます。

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2分割のピースが赤矢印のようにレースの淵に引っ掛かります。画像左のように同サイズで2種類ありますが、青矢印緑矢印のように”アゴ”の幅が異なりますので、今回は”アゴ”の薄いほうを使用いたしました。

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組み立て終わったフォークステムはベアリングの調整が必要です。調整には矢印のステムボルトの締め具合によります。年式やモデルによっては上のベアリングのすぐ上に薄いナットがあり、その場合の調整にはナットの締め具合で調整します。

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サービスマニュアルによるソフィテルフレームのベアリング調整には画像のような準備をします。更にはクラッチやアクセルのワイヤーがステアリングの動きを僅かでも阻害するようであれば、それらを外すような指示もあります。

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車両を垂直に立つように、フロントタイヤが自由に動くまでジャッキアップします。

調整ボルトが緩ければ、ステアリングは自身の重さでストッパーに止まるまで動くはずです。

逆に締め具合が強ければベアリングは渋くなりますから、そのままの位置に止まり続けます。

画像のように貼ったシールテープに目盛りがしるしてありますが、画像の状態でフェンダーの左側(向かって)を軽く叩いてステアリングが動き出せば良い調整になります。

ボルトの僅かな締め具合で変化するのは、実際に行えば分かります。

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