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ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

大揺れの国債市場

2013-04-18 20:25:02 | 読書/新聞/映画など
黒田日銀「バズーカ砲」 大揺れの国債市場
(2013年4月17日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

「信用の流れをよくしようとする黒田東彦日銀総裁の計画も、もはやこれまでか。・・・国債の売買高は激減し、ボラティリティ(変動率)が記録的な水準に上昇。世界で最も多額の債務を負った日本政府の、世界一の低金利で資金を賄い続ける能力が脅かされている。」

「三菱UFJモルガン・スタンレー証券のチーフ債券ストラテジスト、石井純氏は「今のところ、鳴り物入りで発表された緩和策は失敗と判断せざるを得ない」と言う。」
「JPモルガン証券の債券ストラテジスト、山下悠也氏は、それでも日銀が神経をとがらせているのは明白だとし、超過準備が歴史的な高水準に達しているにもかかわらず、日銀は最大で期間1年の資金を0.1%の翌日物レートで供給するオペを7日連続で実施したと指摘する。短期金利の安定を図るこの「多大な」努力は「極めて異例だ」と同氏は言う。」

日銀は、薄氷をふむ思いで金融の荒波に乗り出している。

フィナンシャル・タイムズが指摘する「世界で最も多額の債務を負った日本政府の、世界一の低金利で資金を賄い続ける能力が脅かされている。」という状況は、日本政府がもっともおそれるものであり、異次元の日銀の政策は、はやくもその脅威に直面しはじめている。


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