俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

証拠がなければ・・・

2007-04-25 13:28:58 | Weblog
英国人ルーシー・ブラックマンさん=当時(21)=ら女性10人に乱暴し、うち2人を死亡させたとして、準強姦(ごうかん)致死罪などに問われた会社役員織原城二被告(54)の判決で、東京地裁は24日、求刑通り、無期懲役を言い渡した。しかしルーシーさんに対するわいせつ目的誘拐、準強姦致死、死体損壊・遺棄は無罪とした。

状況証拠がなければ死刑判決は出せない!

この言葉は、被告にとってはラッキーで、原告にとっては、
「なぜ?」ということになる。

冤罪のことを考えれば、状況証拠だけで有罪判決は出せないと言うのは、まさに、正当な話。

しかし、被害者の立場では、「あいつが、絶対に娘を殺したに違いない」、と思っているので、無罪と判決が下されれば、「エエッ、どうして」、という気になる。

それでは、確たる証拠はどうしたらつかめるのか?

これこそが実は最大の問題。

結局、この世の中で、誰もが納得できる証拠など容易につかめない。

有罪と無罪の間に大きなギャップがある。
また、死刑か無期懲役との間にも同様のギャップがある。

我々の気持ちの中に、「目には目を、歯に歯を」の発想があるのは間違いない。
娘が殺されたのだから、犯人は死刑、と思うのが普通。

この点について、もう少し我々は学習をする必要があるのではないか。

殺されたから、あいつも殺せの発想から、
人を殺した犯人には、社会的人権の剥奪こそ、最も重い刑という考え方を普及すべき。

社会的人権の剥奪は、当然、一般の社会には決して復帰できないこと。
人々の奉仕のために働くこと。

そうすれば、状況証拠でも判決を下すことが出来る。

何か罪を犯していても、証拠がないから無罪では、被害者は浮かばれないし、残された家族の思いはいかばかりか。


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