プレパンデミック ワクチン

強毒性鳥インフルエンザウイルス（Ｈ５Ｎ１型）をもとに製造したプレパンデミック（大流行前）ワクチンについて、
厚生労働省研究班は、
臨床研究で接種方法によっては予防効果が期待できるとのデータが得られた、
と発表した。

全国民への接種が求められる本物のワクチンと違い、
プレパンデミックワクチンは副作用リスクや費用とのバランスを考え、
国民の一部だけに接種する方針が世界各国の主流だと言う。

日本は「医療従事者」と「社会機能維持者」に絞る計画で、
現在３０００万人分を備蓄している、と。

昨年９月に公表された政府案によると、接種の対象は、
▽運輸・報道関係者－－など９７業種。
これを優先順で５段階に分類し、総数を約１０００万～１５００万人と推計するということだった。

この話で気になるのは副作用リスクである。
安全こそが重要。
急いでいることはよく解るが、副作用こそが怖い。
性急さを重んじて、安全をないがしろにしてはならない。

接種の時期を何段階に分けて、初めは政治家・高級官僚からというのがいいのではなかろうか？