ロシア日記

~ペルミより愛を込めて~
日本語教師と雪のダローガと足跡

~サンクトペテルブルグ~
雪の上の足跡

Graduation

2019年10月03日 | 日記
 卒業式は出なかったのですが、クラスメートからGraduationの模様を写した写真が送られてきた日、卒業者リストに載った自分の名前を見つけ、長い時間、見入りました。初めて、あのマスター時代の苦しみは宝物だったんだ、と口にした自分に驚き、でももう一度人生を生きたら選ばないだろうとの気持ちは変わりませんでした。 
 常に気持ちを奮い立たせた2年間だったので、すべての工程が終わっても、すべてがすぐに良い方向へガラッと変わるわけもなく、ずっと不安の中に生きてきた心もその環境が常態化してしまったのか、ずっとそこに停滞しているような感覚がありました。疲れた、疲れた、ともあまり口に出せずにけれどある日、素直に、疲れた疲れたと人前で言ってみたら、疲れたままでよい、と友人が肯定してくれたところから、徐々に疲労がとれてきたような感触がありました。おっくうで仕方がなかった予定の数々に対する感じ方も変わり、今いる場所からどこかへ行けるような元気も戻ってきました。

 今朝、友人が送ってきてくれた写真はひとつのターニングポイントです。その場にはいなかったけれども、写真を見ることで卒業の実感が湧きあがり、All have been done I got through what I had to do and overcame me Thank you for everyone 本当に終われたのだ、と思いました。

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