ロシア日記

~ペルミより愛を込めて~
日本語教師と雪のダローガと足跡

~サンクトペテルブルグ~
雪の上の足跡

人生の真髄

2019年07月28日 | 日記

I have a roof
I have food
I have a bed
 and
I have a latte whenever I want

That's happiness
That is true happiness

とワンワンに言ったら、
さやさん、面白い!だって。
本当だよ、ワンワン。

ロンドンの夏空

2019年07月28日 | 日記
 5月の30日に全試験が終わり、息つく暇もなく、今度は修士論文が始まって、その間には修士論文のための実験を行って、何もかもが新しくてルーティンなんてひとつもないのにそのわからないものだらけの大波が短期間に次々に押し寄せて波に呑み込まれそうでした。
学校校内で携帯を落とし冷や汗をかいたのもこの頃です。いい人たちに拾われ出てきたのですが、街中だったらそうはならなかっただろうと思いました。

 仕方がないから一食だけ息抜きと称して行きつけのアジアン料理店にトムヤンクンスープを食べに行きました。なんのためにイギリスに来たのか、自分がどこへ向かっているのか、実力以上のことが求められる世界に身を置いた自分の人生の選択に自信を失い、息も絶え絶えだったあの頃の心とは裏腹に、ピンクがかった初夏の空が美しかったのを覚えています。

あのころ苦しかったラズベリーのこと

2019年07月28日 | 日記
 ひとえに言語学といってもたくさんの分野があり、Morphologyもその中の一つです。Morphologyとは、「主に語(word)の構造を扱う言語学の一分野である」だそうで「語の内部構造について、法則性を見出そうとする分野である」だそうです。例えば、クランベリー!!このCranberryという語は、CraneとBerryの2語に分けられるかという問題が試験に出ました。そんなのどうだっていいじゃん!!とは思ってはいけません。Linguisticsという学問の立派な研究テーマであり、なにより試験にパスするという進退問題にかかわってくるからです。

 さて、この重大なCranberry問題、Craneの語源はある鳥の一種らしいのですが、それにもかかわらずCranberryは2つのMorphemeとは見做されず、Linguisticsの世界ではひとつのMorphemeらしいです。Morphemeとは、日本語で形態素といい、「意味を担う(最小の)音の並び」らしいです。正確に用語を駆使するのもまたアカデミックの鉄則でテキトーな用語を自分で充ててはいけません。こんなコムズカシイ言語学の話を自分の復習のために永遠とある近しい人に語っていたら、もうやめてくれと言われました。
 
 しかし試験にパスするためにもこちらは必死です。Cranberryと同じ仲間は、raspberryとmulberry。それに対するtwo morphemesはblack berry とloganberry。なぜなら、blackは英語でそれだけで意味を成す黒という意味だし、Loganは男の人の名前です。
 だから結論として、raspberry、mulberry、cranberryはひとつのMorphemeなので分けることはできず、blackberryとloganberryはtwo morphemesなので2語に分けられます。これを試験の答案に書いたら高得点をもらえるでしょう。