久しぶりに「ルナティックドーン 前途への道標」というゲーム
を始めたのをきっかけとして妄想力が刺激されたため
妄想文を垂れ流すことになりました。
(元となったゲームについてはこのあたりを読むと分かるかもしれません)
この「ルナティックドーン」というゲーム、
略称は「ルナドン」なので、記事のタイトルには
略称のほうを書かせてもらいました。
セブンスドラゴン総プレイ時間=約25時間
===========妄想開始=================
宇宙の片隅に4つの国によって支配される不思議な世界がありました。
これは、その世界で生き抜いていった一人の男のお話です。
その世界のあるところに一つの町がありました。
どこにでもあるごく普通の町でしたが、2カ国の首都の間にある町であり、
旅人達の中間地点としてそれなりに栄えている町です。
その町には、旅人達が訪れ、羽を休めていく宿屋がありました。
それだけならばさして珍しくもないのですが、この宿屋には
珍しい用心棒がいたのです。
「ああ、行ってきてくれたのかい!じゃあ、それはそこにおいておいておくれ。
次は薪を取ってきてくれないかい?」
恰幅のいい女の威勢のいい声が宿屋に響き渡る。
「分かった。」
男は、一言そういうと、たった今汲んできたばかりの井戸水の入った桶を
そこに置き、宿の裏手へ出て行った。
「お母さん、また五右衛門さんをこき使ってるの?まだ病み上がりなんだから
無茶させちゃ駄目だって言ったでしょ?」
奥の部屋から一人の娘が文句を言いながら現れた。
娘は、短く切った髪を所在無さげにいじりながら言葉を続ける。
「この前だって五右衛門さんに無茶させ過ぎて、倒れさせちゃったじゃない。」
「そりゃあたしだって反省してるわよ。でも、あの人が『手伝わせてくれ』って
自分で言うんだからしょうがないじゃない。あの人、いい人過ぎるんじゃないかしら?」
「仕方ないわね。私からちょっと言ってくるわ。あまり無理しないようにって。」
娘は男の後を追って部屋を出て行った。
「しかし、あの人、何者なのかしら?この町の人じゃないらしいし……。」
女は首をかしげた。五右衛門と名乗る謎の男を娘が連れ帰ってきたのが
昨日のことのように思い出される。
女の娘いわく、五右衛門という男は町の広場で行き倒れていたそうだ。
年頃の娘が得体の知れない男を連れ込むなど、常識的には許さないところだったが、
その時の五右衛門はとても弱っていて今にも死んでしまいそうだった。
一銭の得にもならないのによく分からない男を助けるなんて、と
その時女は娘に対してずいぶん文句を言ったものだった。
が、この五右衛門という男、非常によく働くということが分かった。
宿屋での仕事の中には当然力仕事もあったが、女一人と年頃の娘だけでは
力仕事がきついこともあったわけで、そういう時には五右衛門に頼っていたのは
事実だった。
===========妄想終了=================
妄想話の分量が増えすぎていることをちょっと好ましくない
と思いながらどんどん増えていますね。
今後はカテゴリーわけを行うことも考慮します。
を始めたのをきっかけとして妄想力が刺激されたため
妄想文を垂れ流すことになりました。
(元となったゲームについてはこのあたりを読むと分かるかもしれません)
この「ルナティックドーン」というゲーム、
略称は「ルナドン」なので、記事のタイトルには
略称のほうを書かせてもらいました。
セブンスドラゴン総プレイ時間=約25時間
===========妄想開始=================
宇宙の片隅に4つの国によって支配される不思議な世界がありました。
これは、その世界で生き抜いていった一人の男のお話です。
その世界のあるところに一つの町がありました。
どこにでもあるごく普通の町でしたが、2カ国の首都の間にある町であり、
旅人達の中間地点としてそれなりに栄えている町です。
その町には、旅人達が訪れ、羽を休めていく宿屋がありました。
それだけならばさして珍しくもないのですが、この宿屋には
珍しい用心棒がいたのです。
「ああ、行ってきてくれたのかい!じゃあ、それはそこにおいておいておくれ。
次は薪を取ってきてくれないかい?」
恰幅のいい女の威勢のいい声が宿屋に響き渡る。
「分かった。」
男は、一言そういうと、たった今汲んできたばかりの井戸水の入った桶を
そこに置き、宿の裏手へ出て行った。
「お母さん、また五右衛門さんをこき使ってるの?まだ病み上がりなんだから
無茶させちゃ駄目だって言ったでしょ?」
奥の部屋から一人の娘が文句を言いながら現れた。
娘は、短く切った髪を所在無さげにいじりながら言葉を続ける。
「この前だって五右衛門さんに無茶させ過ぎて、倒れさせちゃったじゃない。」
「そりゃあたしだって反省してるわよ。でも、あの人が『手伝わせてくれ』って
自分で言うんだからしょうがないじゃない。あの人、いい人過ぎるんじゃないかしら?」
「仕方ないわね。私からちょっと言ってくるわ。あまり無理しないようにって。」
娘は男の後を追って部屋を出て行った。
「しかし、あの人、何者なのかしら?この町の人じゃないらしいし……。」
女は首をかしげた。五右衛門と名乗る謎の男を娘が連れ帰ってきたのが
昨日のことのように思い出される。
女の娘いわく、五右衛門という男は町の広場で行き倒れていたそうだ。
年頃の娘が得体の知れない男を連れ込むなど、常識的には許さないところだったが、
その時の五右衛門はとても弱っていて今にも死んでしまいそうだった。
一銭の得にもならないのによく分からない男を助けるなんて、と
その時女は娘に対してずいぶん文句を言ったものだった。
が、この五右衛門という男、非常によく働くということが分かった。
宿屋での仕事の中には当然力仕事もあったが、女一人と年頃の娘だけでは
力仕事がきついこともあったわけで、そういう時には五右衛門に頼っていたのは
事実だった。
===========妄想終了=================
妄想話の分量が増えすぎていることをちょっと好ましくない
と思いながらどんどん増えていますね。
今後はカテゴリーわけを行うことも考慮します。
ルナドン一話目、読ませていただきました!
嵐の前の静けさ的な日常がいいですね。これからの五右衛門氏が楽しみです。
寡黙で実直な人柄が、時代劇の主役の侍のような雰囲気を思わせて素敵です!
特殊な刀も格好いいので、戦闘場面などもぜひ読みたいです!
文書き同士として、これからも応援しております♪
五右衛門は、主人公であるはずなんですが、台詞が
たった一言しかなかったことにあとから気付きました。
>戦闘場面などもぜひ読みたいです!
……今からこんなことを言っては何ですが、
しばらくないかもしれません。
できるだけ頑張りますが。
frontier様のコメントを削除させていただきました。
問答無用の削除で申し訳ありませんが……。
一応あらためて削除規準を載せておきます。
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