くまどりやろうのゲーム雑記帳

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「おとめ妖怪ざくろ」の紹介

2013年03月24日 11時08分52秒 | その他雑談
 今回は「おとめ妖怪ざくろ」という漫画についての話です。

 まず内容をさらっと紹介します。

 時代背景は、日本の明治時代、それも江戸時代(作品中では一度も「江戸」という単語は出てきませんが)
から鎖国が解かれた直後あたりの時期をイメージするといいです。みんな文明開化で浮かれてるころですね。
ただし、実際の明治時代と違うのは、この世界では妖怪が実在しており、江戸時代では人間とそれなりに仲良くやっていたのに
明治時代になって文明開化で西洋の文明が流れ込んで来てからは妖怪達は人間についていけなくなってきている、という点です。
(闇を好む妖怪が西洋の文明のせいで夜も明るくなってしまい行き場所を失ってしまった、等)
 文明開化についていけない妖怪達は次第に人間との間に摩擦を起こすようになり、
そうした妖怪が起こす事件を解決するために人間が設立した省庁が「妖人省」(※1)です。
 「妖人省」は、妖人(+半妖)(※2)と人間(軍人)が所属する組織で、
サブ主人公「総角景(あげまき けい)」達帝国陸軍軍人が
この「妖人省」に配属されたところからストーリーは始まります。


 次に、この漫画の魅力ですが。

 人間(男)の軍人が3人と、半妖の女の子4人の交流が
美しすぎる点ですね。
 人間の軍人も半妖の女の子もいい人ばかりで、非常に好感が持てます。
 そんな彼らが男一人‐女一人(二人)の組を作って妖人達の事件を捜査していくのが
基本なんですが、さっさと結婚しろと言いたくなるぐらい仲のいい組ばかりで
読みながらニヤニヤにしてしまいます。
 パートナー同士で最初からがっちりカップルが出来上がっているためか
女の子の取り合いとかそういうドロドロした展開はほぼありません。

 特に軍人の一人芳野葛利劔(よしのかずら りけんと読みます)が、サザエさんのカツオの大人バージョン
のような見た目に反して、言動が素晴らしくかっこよくて驚きました。
こういう本物の紳士タイプのイケメンキャラというのは漫画でもアニメでも滅多に見ることができないと
私は思います。
そりゃパートナーの女の子も一発で惚れてしまうわけですよ。あれだけかっこいいとね。


 また、ストーリーが事件を起こす妖人を倒して終わり、みたいな安易な展開ばかりではない
というのも面白い点だと思います。
半妖の女の子達はどちらかというと妖人側としての立場からものを見る傾向があって、
人間の軍人達とは考え方がかなり違う点が多く見られるため、
事件がなかなか解決しないといったこともあります。


※1
 文明開化と同時に「妖怪」という呼び方は差別用語だとされ、「妖人(ようじん)」と呼ばれるようになりました。

※2
 「半妖」とは、ざくろ達のような妖人と人間が混ざったような存在の事です。
 大半の人間は「妖人」の事を差別していますが、「半妖」はそれ以上に差別されています。


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