くまどりやろうのゲーム雑記帳

ブログ名を変更しました。ゲームがらみの雑記を書いていこうと思います。

「迷宮クロスブラッド リローデッド」感想(序盤)

2011年11月20日 10時10分23秒 | ゲーム消化挑戦ネタ
 前に「迷宮クロスブラッド リローデッド」というゲームに挑戦しますよ、
という記事を書きました。その時の記事はこちら
 あれから数時間コツコツとプレイしてみてどうしても言いたい事があったので
中途半端な状態ですがあえて記事を書こうと思います。

 この記事の中では「迷宮クロスブラッド リローデッド」を徹底的に叩きます。
多分この記事の中だけだと殆ど不満点ばかり書くことになると思いますが、
それが私の素直な感想なので仕方ないですね。好きな部分も結構あるだけに実に残念です。

1.ストーリー(登場人物)
 正直最悪です。
 まず、登場人物の話をしていきましょうか。
 ゲーム開始直後に主人公を助けてくれる少年「佐伯空斗(さえきあきと)」が
ムカついてしょうがないです。
どう頑張っても「クソ生意気なガキ」という印象しかもてません。
優秀な人物らしいですがこっちはそんなこと知ったことではありません。
もっと口の利き方に気をつけたほうがいいでしょう。
 正直なところ、このゲームがオブリビオンだったら絶対〇しています。
序盤でいなくなりますが正直二度と顔を見たくありません。
次に出会った時には死体で発見されることを願っています。

 次、「佐伯空斗」の弟「佐伯海斗(さえきかいと)」。
まあ、兄がキチ〇イ過ぎるためだいぶマシに見えますが、
特に面白いキャラでもありません。

 次、「日々野規子(ひびののりこ)」。
名前がまだちゃんと日本人しているところだけは好感が持てますが、
正直このキャラクター要らないと思います。
彼女がやっていることは「佐伯海斗」がやればいいんですから。
それか名無しのキャラで十分だと思います。
そのぐらい存在感がありません。まあ、腹が立たないだけマシですけどね。

 次、「水無瀬シズナ(みなせしずな)」。
はっきり言ってただの馬鹿です。この人何も考えてません。
プレイヤーが所属する特務隊エクスの設備を勝手に使ってみたりしてますしね。
あと、脱げば人気が出るとかいう考えは凄く浅はかだから止めた方がいいと思います。
まあ、本気で殺意を抱いた「佐伯空斗」に比べればかなりマシなんですけどね。

2.ストーリー(世界観)
 致命的な矛盾が多すぎます。
このゲームではプレイヤーのレベルはゲームスタート時では3までしか上がりません。
ある特定の任務をクリアすることでレベルの上限が上がっていく、という仕様です。
この理由を、ゲーム中では「文民統制」と言っていました。
この単語についてももう突っ込みどころ満載なんですが、それは後にします。
 要するに、政府の許しなく戦力を強化することは認めない、ということらしいんですが。
 まあ、プレイヤー達のようなコードライザーと呼ばれる人達は超人クラスの戦闘能力を
持っているらしいですから、それを怖がるのは理解できます。
が、コードライザーは、エスバイスと呼ばれる携帯電話を使って戦闘能力のある姿に
「変身」しているのだそうです。
だったらわざわざレベル制限なんてつけなくても、危なそうなコードライザーの
エスバイスを政府の方でロックすればそれですむんじゃないですか?
「変身」できないコードライザーはただの子供ですからね。逮捕するなり射殺するなり
いくらでも好きなようにできますから。

 次、さっきチラッと言った「文民統制」。
「文民統制」とは、簡単に言えば「軍隊が軍人でない政治家によってコントロールされていること」です。
軍隊……?ちょっと待ってくださいよ、いつの間にプレイヤーキャラクターは軍人になったんですか?
先に名前が出てきた「佐伯空斗」に問答無用でコードライザーにさせられた主人公も軍人なんですか?
子供を有無を言わさず軍人にするこの国は本当に日本ですか?
基本的人権という単語知ってますか?

 あと、このゲームでは戦闘でHPが0になると「瀕死」という扱いで、
「瀕死」よりより悪いキャラクターが消滅しかかっている状態を「滅化」、
キャラクターが完全に消滅した状態を「喪失」と呼んでいます。
ウィザードリィの「死亡」「灰」「ロスト」を強引に当てはめた形ですが、
ウィザードリィにおける「ロスト」とは、肉体を完全に失ってしまうことで、
つまり「完全なる死」です。
ですが、「迷宮クロスブラッド リローデッド」における「喪失」とは、
要するに戦う力(コードライザーとして変身する力)を完全に失っただけであって
当人はごく普通に生きていたりします。
(生きていても戦う力を完全に失っているためキャラクターとしては消滅します)
「喪失」した人間はごく普通に生きている……ただの学生に戻る……のですけど、
彼等の口から絶対に機密漏れますよね?
(コードライザー達の正体は世間一般には秘密となっています。当たり前ですね、
年端も行かない子供達を化け物どもとの死闘に送り込んでいるなんてことを
世間一般に知られたら政府は一瞬でつぶれますからね)
「人の口に戸は立てられない」と昔から言うんですよ?どこかのうっかりさんがついうっかり
コードライザーの正体を漏らす可能性は限りなく高いとしか思えません。

 また、プレイヤーキャラクターは「喪失」するだけですが、
敵キャラクターの設定なんかを読んでいるとコードライザーの中には「死亡」した人もかなり
いるようなんですが、コードライザーって基本的に子供ですよね?
(コードライザーの能力は14歳~19歳ぐらいの少年少女に見られ20歳を超えると
消失する、って設定に書いてあるんですから)
ある日突然自分の子供が死体で帰ってきたら親が騒がないわけないと思うんですが。
恐らく、親には死因を伝えないはずですし。
まさか「あなたの子供は化け物と戦って殺されました」と親に伝えるわけじゃないでしょうし。

 まあ、こんな感じで次から次へとおかしすぎる点がわいてきて
もはや感情移入どころの騒ぎじゃありませんね。
(私は妄想でこじつけて納得させている部分がありますが、すべての人にそんなことができる
わけじゃないですから)

3.システム
 このゲームでは、武器防具は材料と材料を掛け合わせて自分で作る、
というシステムをとっています。
(たまにいきなり使える状態の武器防具が手に入ることがあります)
 プレイヤーの持ち歩けるアイテムの量には限りがあるので、材料はいったん
「データバンク」(倉庫)に預けることになると思いますが、
「データバンク」に入っている材料は合体に使うことが出来ません。
いちいちプレイヤーの荷物に入れないといけないんですよ。
面倒臭いったらありません。

 ステータス画面に数字が多すぎて何が何だか分かりません。
勉強しろってことなんでしょうし、私はそうするつもりですが、
ゲームの中でもこんなに色々覚えなければならないことだらけなんて
今時のゲームに慣れた人がついていけるとは到底思えません。

 システムが複雑すぎてついていけません。
チュートリアルとかもありますが、説明不足過ぎてお話になっていません。
基本的に「自分で試してみて手探りで学んでいく」ゲームなんですが、
それにしても不親切さが異常と言えます。

 といった感じで、このゲームは決していいゲームではありません。
Amazonでは星5個評価の嵐のようですが、どう贔屓目に見ても星3個がせいぜいのゲームです。
 ですが、パッケージに騙されて買ってしまった人のために、
そして、3Dダンジョンゲームの血統を絶やさないために
このゲームの解説をおこなっていきたいと思います。
まあ、それは次回以降ですね。次回の記事はこちらです。


2 コメント

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空斗の印象と開発 (WoodiestSaza)
2011-11-24 02:59:23
佐伯空斗の印象は、私も似たようなものでした。あれが主人公だったら即やめてます。空斗に対する他キャラの態度が「呆れ気味」だったところには共感しましたけど。
私は開発はデータバンクの方でやってます。そして出来上がったもの(データバンクの一番下)を隊員へ、と。整理してしまうと見つけられなくなってしまうことも。
書き込みありがとうございます。 (くまどりやろう)
2011-11-27 00:33:58
WoodiestSaza様、ようこそいらっしゃいました。

>佐伯空斗の印象は、私も似たようなものでした。あれが主人公だったら即やめてます。
>空斗に対する他キャラの態度が「呆れ気味」だったところには共感しましたけど。

私だけが変な感性を持っているのかな、
とちょっと不安になったのですが、
同じような感想を持った人がいることにちょっとほっとしました。
あれが周りから変に持ち上げられて英雄扱い
だったりしたら、と思うと正直ぞっとしますね……。

>私は開発はデータバンクの方でやってます。そして出来上がったもの(データバンクの一番下)を隊員へ、と。整理してしまうと見つけられなくなってしまうことも。
 開発する時に、素材を「キャラクターの手持ちのアイテムから選択」あるいは「データバンクにあるアイテムから選択」という2択にしてしまうあたりがもう絶望的にセンスないと思うんですよね……。

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