MBAで教える「交渉術」

MBA留学先での「交渉」の授業内容を配信。といっても最近はもっぱら刺激を受けた本やMBAについて。

スタバでコーヒー無料にしてもらうネゴをやってみた(1)

2005-06-27 | 雑記
-交渉がうまかったら、例えばスタバで交渉してコーヒー無料でもらえないのか?

留学中講義の中でそんな素朴な疑問を持っていた筆者に、願ってもないチャンスが訪れました。
交渉論の授業の課題として、

「不可能だと思えることを実際に交渉してみて、学びをレポートにする」

というものが課されたのです。
欣喜雀躍、筆者はこれしかないと思ってスタバでのコーヒー無料化交渉をやってみることにしました。

交渉の授業では事前にきっちり準備することが常に求められています。
そこでいくつかの要素を整理して紙に書いてみることから始めました。
きっちり戦略を練ってこそ現場で効果的な戦い方ができるというものです。

まず考えたのは、店側が「どうして無料でコーヒーをあげないといけないのか」という理由です。
こちらから何か要求する以上、それが正当(または正当でなくても応じざるを得ない)だと説得する必要があるからです。

ここでは大きく分けて二つの攻め方を考えました。

1.自分はその店に何度も来ている上得意客だから、たまにはお礼をして当然だ
2.あまりケチなことを言うようなら、MBAの学生全体で不買運動を広げる

さらに、それぞれの言い分のサポートロジックを考えていきました。

(この話続く)



コメントを投稿