MBAで教える「交渉術」

MBA留学先での「交渉」の授業内容を配信。といっても最近はもっぱら刺激を受けた本やMBAについて。

サイレントヒル

2006-07-23 | 雑記
しばらく間があいてしまいました。
(どたばたして筆がとまってしまいました)
先日掲題の映画を見てきました。

ゲームが題材になった映画ですが、雰囲気が出ていて結構楽しめました。
もともとのゲームも昔やったことがあり、ファンでした。
ゲームは2、3、4とシリーズが出ているようですが、個人的には最初のゲームしかやったことがありません。
ただこの映画もゲーム第一作を題材にしているので、ゲームと映画での表現の仕方の違いが面白かったと思います。

ゲームに比べて映画が面白かったのは、

+主人公が女性で、武器をとって闘わない(勇気だけで立ち向かう)こと
+音や映像を含めた、全体の暗黒な雰囲気を忠実に再現していたこと

あたりでしょうか。
似たようなゲーム原作の映画でバイオハザードも昔見ましたが、あちらはひたすらスプラッターで超人的な戦闘が続き、舞台の雰囲気も本来の怪しい洋館ではなく地下のハイテク研究所になっていて、なんじゃこりゃと感じた記憶があります。
こちらは特に、サイレンがなって暗黒がやってくるあたりの演出がいいですね。
そんなに怪物が出てくるわけではないし。
(出てきそうで出てこない、という怖さ)

ただ、最後のクライマックスはどうでしょう。
あまり納得感が無いエンディングだったと思うのは私だけ?
個人的には最後はゲーム(主人公が悪魔の親玉と対決して倒す)の方がまだよかった気がします。
続編を考えてるのかな?という終わり方でしたね。
最後に対決して勝ってハッピーエンド、ではあまりにも予定調和的で面白くないと考えているのだと思いますが、こういう映画にはその方がいいんではないか?と。
何でもグレーな終わり方にすれば洗練されている、というものではないと思います。

またゲームをやったことが無い人には、ストーリーがわからずじまいで終わっているかも。
なぜあんな暗黒世界があるのか?というのは映画ではあまり説明されていなかった気がします。

自暴自伝

2006-07-03 | 雑記
掲題の本を読んでいます。
ドラマーの村上ポンタさんの自伝ということで、かなり豪快な本です。

あまり良く知らなかったのでジャズ/フュージョンのドラマーなのかと思っていたら、スタジオミュージシャンとしてものすごい数のポップスのレコード録音に参加されていたそうで。
70年代から90年代にかけての芸能界が裏側からしっかり描かれていたりして、とても面白いです。

ちょっと印象的だったのが

-(音楽を)特定のジャンルに分ける考え方は意味が無い

という点。
自分も昔アマチュアジャズなどをやっていた経験から言うと、クラシックにしろジャズにしろ、

-自分たちはXXで、YYとは違う(一緒にするな)

という変なプライドが存在する気がします。
特にクラシックファンなどは「ジャズなど音楽じゃない」という人もいますし、古いジャズファンだと「フュージョンなど音楽じゃない」という感じでしょうか。
こだわりも大事ですし自分には厳しい方が成長すると思いますが、他人を受け入れる間口は広い方が自由な発想が出来る気がします。

でも何かにのめりこんだりコミットメントがあると、どうしても自分がやっていることを他と違って、特別で、崇高だと考えたくなるものですね。