椎名純平:イーブルバイブレーションズ 歌手・鍵盤弾き


純平がやってることは意外かもしれないがデビッド・ボウイ的であると思う。
リアリティと憧憬から昇華された造形としての情景を唄っているからだ。

ジギースターダストという架空の人格と己の見境を失って、
生き残るためにボウイはジギーを殺したが、
純平というのはそれくらい掴みどころがないまま、
長い時間をかけてこれまでに無かった「誰か」を
生み出そうとしているのだらうと思う。

自分でもどうしていいかわからないで居る「椎名純平」が在って、
それとの本格的な自己闘争を始めたのとnbsa+×÷vol.1の企画が始まったのが、
いろんな意味で同時に連鎖して現在の彼に至る。

彼の描く古典的魔都としての都会に象徴される世界に、
一番迷い込んでいるのも彷徨っているのも、
「奴自身」であって、
彼は気さくな風貌から人々が感じるほど「安易な共感」など求めてはいない。

だが、忘れちゃいけないのが
彼の原点はソウルで愛を唄うソウルシンガーだということである。



「椎名丸」はバンドサウンドの長い航海に漕ぎ出しているように思うが、
今回のnbsa+×÷vol.3へは「鍵盤による弾き語りの一本勝負」で参加。

ハッキシ言ってnbsaは全部の繋がりで「一曲」なんだよね。

今年の椎名純平が「何処」に居て「何処」に向かおうとしているのかを、
是非ともソウルで感じてくだされ。

存在の定義の難解さに挑んでいる点。
ひいてはオリジナリティ。
自分の決着点を自分でも見えないぐらいの高みに置いている点。
どこか、人生とか生き様の「全体」で間違いのないアートを
構築しようと試みる特性。
だから音楽にストイック、なのにマイペース。
音楽を奏でるうえで、「生活」以上の「使命感」の向かうベクトルを
常に捜し求めている点。

そうした点において、
きわめてnbsa的なアーティストである。

当然といえば当然ですか。
nbsaというイベントの着想期に、
彼の性格が多分にこの祭りに反映されているわけで。


Digってる人であり、
Digり続けてる人であり、
生きてる限り
強くなり続ける人たちの、
年に一回のお祭り。


 *今年もご期待クダサイ nbsa+×÷vol.3 

http://blog.goo.ne.jp/shiinajunpei/


    グルーブする人生をがっちりサポート。

  ヤーマン生命は、今年もnbsa+×÷を応援しています


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秋実る:詩人

リアルなサグにして、
ドープなライマー。
日常会話がフリースタイル。
言葉巧みに言葉に溺れて、
実話ドキュメント的なオチがつく。
ストリートのクレバーなビジネスマン。
とみせかけて、畜生道をひた走る
手塚治虫のブッダに出てくる登場人物みたいな
人間の中の人間。
(無論私もそうである。)

叩きつけて来るストーリーは、
尾鰭をつけた完全なノンフィクション。
あまりのリアルストーリーに、
気分を悪くする若輩ものも居るには居るが、
どうか皆さん、
舞台の上でだけは、
彼を完璧な自由にしてやってください。
彼が舞台を去ったあと、
其処に残っているのは「愛」だったりするんだよ。

獰猛かつ丁寧なユーモアと知性と野性の人生譚。
こんな詩人を、私は他にみたことがない。

評価:マラドーナ級★★★★☆


 *今年もご期待クダサイ nbsa+×÷vol.3 

nbsa+×÷vol.3でもビールはキルメス! キルメズ・ジャパン株式会社

追記
10月4日放送のスペースシャワーTV「スペシャボーイズ」
10月11日生放送のスペースシャワーTV「oxala!」
に、シゲマニオンと共に出演してnbsa+×÷vol.3の宣伝をしまくる予定。


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今年のnbsaは、アフターもやヴぁいです。
あのjazzysportの三周年も絡めて、
ジャジスポ軍団の強力サポートのもとに、
わしらも完全に打ちあがってしまうつもりです。

O-EASTの道を挟んだ二軒隣、すぐ近くです。
人数制限あるでのう、入れんかった人にはごめんやっしゃ!

『nbsa+×÷ vol.3 after party & Jazzy Sport Music  ShopTokyo3rdAnniversary Party』
10/14(sat) @渋谷NEO Open : 23:00~DJ: Jazzy Sport Crew
Live: GAGLE & Jazzy Sport Top Team and Special Guest...
<渋谷NEO>東京都渋谷区道玄坂2-21-7TEL03-5458-2551
<完全前売チケット制 限定150枚>
一般 2000(1d)nbsa+×÷vol.3 前売チケット購入者 1000(1d)
<前売チケット取り扱い店>Jazzy Sport Music Shop Tokyo渋谷区宇田川町12-7 401Tel:03-5456-3777
※当日nbsa+×÷vol.3会場内での販売も行う予定ですが、枚数に限りがありますので、お早めにご購入することをお勧めいたします。


ガグルやクロマニオンなど、ジャジスポ所属アーティストはnbsaの中核を既に担っているわけで、あすこの軍団長マサヤファンタジスタ氏の第一子誕生ブーム到来なDJっぷりなんぞも、是非楽しんでください。簡単に形容するならば、やけにアクティブでお洒落やヴぁい暑苦しいのにスマートな渋谷の体育会系です。

http://www.jazzysport.com/


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本日のソイルとスペアザの出演決定をもって、
今年のnbsaの全容が明らかになったわけであります。

どうか飛ばし読みなどなさらずに、
じっくりと面子を読んで
何が起きるのかを想像してみてください。
想像できることは大体実現できます。

生きた日本の音楽。
其処や彼処の街の音楽の生きざまを観にきてください。
あとは勝手に身体が動き出すから。
脳みそもフル回転になるから。
外出る時は解放されてるから。

方々の皆様、バイブスあげていきゃしょい!!
東京出演者の皆様、26日の集会よろしうに。
連絡行き渡っていますでせうか>
バイブス行き渡ってますでせうか>

運営係 犬式洋平


nbsa+×÷vol.3@東京 10月14日(土)@渋谷O-east

犬式(a.k.a.Dogggystyle)
韻シスト
GAGLE(初参加)
Keyco
Q-ILL meets diy Tokion
cro-magnon
copa salvo
椎名純平
Special Others new!!
SOIL&"PIMP"SESSIONS new!!
太華 & SharLee
tengaku DUB(初参加)
HIFANA(初参加)
Mika Arisaka
秋実る
らぞく(初参加)
Latyr Sy(AFRICAN SUNU XELCOM/FLYING RHYTHMS)(初参加)
----------------------------------------------------------------
●nbsa+×÷ vol.3 TOKYO
2006年10月14日(土)
Open.15:00 / Start. 15:30
adv.3800円 / door.4500円
<チケット取り扱い>
ぴあ 0570-02-9966(Pコード:236-805)
ローソン 0570-084-003(Lコード:33459)
<お問い合わせ>
渋谷O-EAST 03-5458-4681

大阪もある。
●nbsa+×÷ vol.1 OSAKA
2006年11月18日(土)
Open.15:00 / Start. 15:30
adv.3800円 / door.4500円
<チケット取り扱い>
ぴあ 0570-02-9999 [Pコード:240-160/0570-02-9966]
ローソン 0570-000-777 [Lコード:55506/0570-084-005]
イープラス http://eplus.jp
<お問い合わせ>
グリーンズコーポレーション 06-6882-1224
ぞ。



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山笠背負う博多っ子のレイに抱かれた風雅は、
魔神ガロンとピックみたいでした。

日本晴れ食堂万歳。
ライダーズカフェ、ふむふむ。


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昨夜の吉祥寺SPC [LOVEVIBES]。
最高の夜でした。ビバ・アコースティック。
ケイソン・ダブセン・スプレマスィ・吉沢ダイナマイト。
そして幸一。
ビガップ!


いよいよ迫り狂うnbsa+×÷。東京・10月14日。
大阪・11月18日。
サブリミナルでいかせていただきます、この三週間あまり。
前売りの売れ行き状況にヤキモキしだした今日この頃です。
みんな、早く俺の枕を高くさせてくれ。
運営係は気が休まらんです。

10・14.
11・18.


さて、夏の絵日記その②。新発見機能を駆使して写真満載です(遅い)。



9月1・2・3日 @福岡県 茶屋の大門 サンセットフェスティバル(SUNSET)


九州で初めてライブをしたのが昨年のサンセットです。
豪雨のダチャンボから、快晴の犬式へと繋がった一連の奇跡のライブは、
昨年のサンセットでのベストアクトの呼び声も高かかったので、
今年は裏方さんたちも含めて「期待感」が演奏前から半端なく、
昨年よりもライブへの気持ちの入れ方が変わっていることに気づいた。

何がって、犬式と福岡の人の気質は合うんだ。
盛り上がり方を指南しなくても始めから熱気が出ている何千人のマッスィブ。
「でかい吉祥寺や。」
俺たちに横綱相撲をとらせてくれるオーディエンス。
一番美味しいのは、そんなみんなだ。



昨年、福岡のBMXショーチーム・QESTの面々と出逢ったのもこの場だった。
「おお兄弟。此処にも居たか!!!」



今年のサンセットが一年ぶりの犬式IN九州。

しかも「らぞく・ダチャンボ・cro-magnon・copa salvo・SOIL&"PIMP"SESSIONS・スピナビル」といった、何年も前から大小様々な舞台を共に踏んできた仲間達がたくさん出ている。
僕の周りで「なんかTVやラジオや、この国に垂れ流れてる大部分のダサい音楽をどうにか本物に変えていきたい。黒人もラテン人もアジアもアングロサクソンも全部踊らす音楽を創りたい。メディアの捏造するイメージキャラクターみたいなお人形の音楽には辟易だ。(あくまで俺の言葉で言うと。)」と強烈に感じながらやってきた仲間達が、このサンセットの舞台においてものスゲー輝きを放ってイベントの核を創っていたように感じた。



互いの存在を強烈に意識していて、
自分の出番前に仲間がいいライブすると
その火が連鎖してその日がとんでもないことになっていく。
だから、最終日ビーチステージの鳥、
ソイルの時にはバックステージが帰京していない上記メンバーで
ごったがえしていた。

音楽は人間の心が奏でるもの。
だから、スピリチュアルな仲間達が力を送ってくれるだけで、
俺たちはより一層燃え上がることができる。

俺が自分の目で確認できた限りにおいても、
nbsaの仲間達はすばらしいアクトをカマシテオリマシタ。

きわめて個人的な感情なんで、わかりづらいかもしれないが、
わかりやすさや時代の声を無視して、
ひたすら自分らの美学を押し貫いて10年近く頑張ってきたものたちの、
見事な花が、
其処に咲いていたのです。
だから、僕は感動しました。

そんな音の輪の中に、韓国からやってきたwindy cityがガッチリ食込んできた
のも、嬉しい広がりでした。今年の沖縄レゲエ祭で出遭ってから電光石火で
一曲をコラボレートしてリリース。
nbsaの仲間たちにも見せたかったバンドだったのですが、
遂に念願かなって、クロマニオンの面々なども大興奮してました。
windycityみたいなソウルレゲエの渋さは、日本でもなかなかいないと思います。
新しい仲間は、海を越えてやってきたわけです。
アジアのバンド音楽の時代を、ともに築く盟友の登場です。


そして今年のnbsa+×÷東京にQESTクルーの出演が決まりました。
チャリンコでそげんことやるとか!!!!?と驚愕の技の数々に魅せられてください。オープニングアクトでいきます。
お見逃しのないように、nbsaばかりは最初から行列つくって入ったらいいさ。


といったようなわけで、
自分の目が間違っていなかったということを、
強く認識した今年のサンセットでした。

来年はnbsa5HOURSみたいのを、任せてもらえたらやりまっせ。
林さん。
お疲れ様でした。




追伸:BAMBOO CAFEアリ君、クマ。お世話になりました。次そっち行くときは
  必ずや波乗りいきませう。また、世話になります。あでゅー。

最上段写真:すべての演奏を終えた三日目の終了直後、晴れやかな空気のビーチステージ楽屋裏でした。クロマニや犬式メンバーに風雅を相手してもらって、一瞬の解放に浸る妻かよです。


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日曜日・土砂降りの渋谷にお集まりいただいた各地部族の皆様。
だうもありがとうございました。

夏フェスに気持ちが突っ込みすぎて告知活動を少しサボってしまったまま、
若干の不安を抱えて、
しかもASIAの前イベントの撤収が22時だったということも影響して、
OPENが1時間押しという、
吉祥寺では到って日常茶飯事な感じの開幕でした。

だのにあんなにたくさん人が集まって来てくれて、
残暑の足りなかった東京に亜熱帯をもたらすという当初の目論見は、
見事達成できたと言えます。

結果えらい時間までつき合わせてしまって、
それもまったくいつもどおりな、
そんな閉幕でした。

皆さん、ありがとうございました。


次の徹頭徹尾は12月30日の「大・徹頭徹尾」@吉祥寺WARPです。
詳細は10月14日のnbsa+×÷会場にて告知を開始します。
例年混雑が過ぎていたので、今年は「前売り限定」でチケットを発売します。


12月2日に青山・月ミルにて、犬式メンバーの敬愛するナニワのどファンク変態ハードコアバンド「一番星クルー」のおっさんらと「謎の2マン・ライブ」を敢行することも決まりました。ひとつ注意点があって、この2バンドのマッチアップにも関わらず深夜帯ではないということです。夕方帯です。洒落乙青山ライブざます。ドレスアップしてお越しくださいませ。

今秋、東京の犬式ライブ3点セットです。

10/14『nbsaの炭火丸焼き・グルービーソース和え』
12/2『一番☆黒カリー・具沢山犬汁つき』
12/30『一足先の音お節・大徹頭徹尾重』



あ!その前に明後日22日の「LOVE VEIBES」@吉祥寺star pines cafeは、
吉祥寺の弟分コーイチ君が心血注いで開催するパーティで、
ダブセンのアコースティックにケイソンと僕のライブに、
DJに吉沢ダイナマイトJP.を迎えるという、
如何にも吉祥寺らしい緩くて熱いライブイベントになることでしょう。

9/27『ケイソンと犬肉のダブセン巻き・ダイナマイトスパイス風味(お好みで加減してください)』

11月にはスーパーバタードッグのトモヒコ君と面白い企画をドロップする予定。
こちらは本気で洒落乙なノリかもしれず、シーメーを食いながらワインでうっとり。ラムコークでテーブルの下の足踊り。
みたいな感じの中にも、ピリッとスパイスを効かせてみようと思っています。
抗バビロニア系マダムの皆さま、日程発表を楽しみにお待ちくださいますよう。

11/?『自家製焼きたてベルギーワッフル・バタードッグとメープルシロップ添え』

その他盤廻し活動は冷凍食品化しての直売なども計画しています。
他地域での犬式ライブも、おもろいのがいくつか話進んでます。
どうぞ御贔屓になすってください。


っでわ。
これより私三宅洋平は完全にnbsa+×÷運営係モードに突入。
三週間余のプロモーションの旅に出ます。
毎日家から通う旅です。
毎年そんなことをやっているうちに、東京が見えすぎて好きになってきてしまう。
見聞も兼ねた営業です。
バビロンに暮らす善良な魂たちとの交信です。

皆さん、10月14日の渋谷O-EASTで15時に遇いましょう。
8時間近いスピリチュアル宇宙遊泳を用意して待って居ります。
そして、今年はそれでは終わらず。
11月18日にはnbsa大阪が控えているのです。

11/18『関西風nbsaの串焼き・濃厚ソース味』


ホームページも整ってきました。
nbsa.info
続々交信中!
http://nbsa.info
第二弾アーティスト、通称「三宅洋平の武蔵野コネクション」発表!!
http://nbsa.info
残すところあと2アーティスト!? 9/25発表予定!?
http://nbsa.info


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写真:御前崎の夕陽 by tomohiko



さあ。明日はいよいよ残暑徹頭徹尾です。
皆さん、屈伸運動をよくしておくように。
残暑が足りていない東京地方です。
渋谷は円山町から亜熱帯を出します。
そのつもりで来るように。
よろしう。

夏の絵日記その①です。




8月26日 静岡県相良 ウインドブロウ(windblow)


僕はこのフェスで二つの宝に出逢った。

ひとつはスピナ・ビルとそのバンド。
もうひとつはサーフィン。

ベースの淳悟は現在活動を停止しているloopjunktionだったわけで、
鍵盤ていうか、何でも屋三のやっさんは吉祥寺の住人だし、
ドラムのケンちゃんはボストンでcro-magnonの面々とセッションしてた男で
そんな縁もゆかりも深いトリオが支えるビルのバンドは、
完全にビルの唄を包み込む空気を作り出していた。

ビル君の唄は、日本の男の正当な歌い手の中で最上ランクに置かれるものであろう。
巧いし、とてもソウルフルで、何より人間が魅力的だ。

メジャーでCD出し始めたのが犬式と同じころからで
互いに「レゲエ」として括られた出発だったから、
ここ数年でなにかと名前は聴いて居て、
studio grownにも三回目の放送でゲスト出演してもらっていたのだが、
アルバムも聴いていたのだが、
あの日のライブで僕は初めて本当のスピナ・ビルに出逢った。
気づいた、と言い換えても近いかもしれない。

レゲエとロックが幹を成すのが犬式ならば、
レゲエとソウルやR&Bを混ぜていくのがビルの音だ。

どっちも天邪鬼な混ぜ方をしているうえに、
平気で何処へでも脱線するから、
ジャンルという括りのない音が出ている。

ただ其処にあるグルーブが独自にうねってるから、
その場に居合わせる者の心を動かすことができる。

東京で燻る生活の中から火種を拾ってる僕と違い、
ビルはいたって自然体で海風に唄を乗せていたような気がする。

「波乗りしてる人の音だなあ。」と。



ケイソンも完全に水の野人だった。

吉祥寺の姐御・レヨナもツイツイと波乗りしてた。



それでこの度僕は、
このサーフィン大好きな人たちが主催する、
翌日のビーチクリーニングを最終目的とした海辺のフェスにて、
必ずサーフィンをやろうと思っていた。

およそ5年前、会社員をやっていた短くて長い時代に一度だけ、
会社のアメフト部に居た3期うえの先輩に千葉の海へつれていってもらったことがある。

ショートボードで、何故か一度波に乗れて立てたのだ。
初回で立てるのは珍しいと言われたが、
兎に角あの感触が忘れられないでいた。

だが会社を9ヶ月で退社して音楽の道に入ったから、
その後の2年ほどのわが人生最貧時代に内陸の武蔵野からサーフィンライフを始める余裕はなかった。

そうこうするうちに5年ほどが経過していた。

どう振り返っても自分の人生で一番激動の5年間になるのじゃないかと思うが、
最大の出来事のひとつに犬式を発掘したディレクターをサーフィンで亡くすということがあった。
そのことは僕に余りに多くのことを教えてくれた。
僕が今此処に居ることの理由の多くを与えてくれた。



フェス翌日27日。

相良からさらに南下した静岡の最突端・御前崎にて、
JAZZBOO(http://www.jazzbo.jp/)というサーフィンショップ・バー、
つまり地元内外のウオーターマン達の集い場があるわけだが、
そこにビーチクリーニングを終えていよいよ波に乗ろうかという
真っ黒に日焼けした面々が車を10台ほど連ねて其処を出発した。

今となっては。
Renatureというヘンプ地の洋服を造っている井ノ口君や、
(今夏ライブのすべては此処のタイパンツ・ショートパンツ穿いて臨んだ http://renature.jp/)
鵠沼サーフィンライターの国吉さん、
吉祥寺の兄弟・幸一らの導きでこのイベントに出演できて、
波乗りへと誘われたことに感謝するばかりである。

JAZZBOOの裏庭にあるランプでスケートボードにもチャレンジして、
これもかなり面白かった。


結局、帰途につくバンドカーに僕だけ乗らずに置いていってもらった。
もう既に御前崎に滞在が一週間目というバタードッグのトモヒコと
飲んだりスケボーやったりして緩い時間を堪能した。
ランプでアコギ弾いて気持ちよく唄ったりした。
地元の兄弟が感動してて、
弟の19歳は携帯から街の友達にギターを注文していた。

御前崎で僕は本当のサーフィンライフが始まった。
御前崎に唄を落としたら一人の若者がギターを手に取った。

少しは恩返しができただらうか。

翌日さらにもう一度海に入ることができて、
延泊は完全に吉と出た。

自然回帰。
RENATURE。
ゲイリースナイダーみたく言うなら
The Practice of the Wild(野生の実践)。

僕の人生における、その大きな段階が、
サーフィンと共に始まった夏でありました。

海から見えてくるものの多さに、うちの娘くらいピノキオ状態です。



ウインドブロウ主幹田中氏その他すべてのスタッフの皆さん、
3000人を越えるお客さん、ワイルドな出店、
フェスを受け入れる相良や御前崎という土地にリスペクトを捧げます。



号外

今夏犬式を金沢・七尾のGREENFESTIVALと上記WINDBLOWへとアテンドしてくれた
吉祥寺の弟・幸一が頑張って開くライブです。緩く、熱くやろうと思います。
吉祥寺の兄貴PJやラスタカシ君たちダブセンのアコースティックも、
水の鉄人衣笠ケイソンも一緒です。
さらに吉祥寺のグルーブレジェンド・DJ吉沢ダイナマイトjp(EX.シアターブルック)。
イヨッ!来ないと損だねこりゃ。
しかもその後の深夜帯はそのまま吉沢君らで「ディスコナイト」。
ライブのお客さんは無料で残れてシマウマ。
吉祥寺SPC NITEはかなり独自の磁場が出てるクラブで、
僕や柿沼はここで働いて遊んで育った。
堪能してください。飲んじゃってください。楽しんじゃってください。

おいでませ・きちじょうじ。

9/22 (FRI) 吉祥寺 STAR PINE'S CAFE

LOVE VIBES
Keison / 三宅洋平 (犬式 a.k.a. Dogggystyle) / DUBSENSEMANIA (※Acoustic Set)
DJ:吉沢dynamite.jp

open&start 18:00 ¥2800/¥3300+1drink

http://www.mandala.gr.jp/spc.html


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 近頃、アジア・太平洋戦争史を多角的に考察した文芸春秋9月号の特集が非常に興味深い内容であったり、ツアー先の広島で20年ぶりに原爆資料館を訪れたりしたことで、諸所考えさせえられる機会を持ち、僕の中の何かがまたさらに激しく「スパーク」したのを感じました。

 原爆を落としたという信じられない蛮行は確実に米国に謝罪させるべき事実であり、またそうしたことを感じて初めて中国や韓国その他東南アジア諸国における侵略戦争での日本軍の加害をいまだに糾弾される理由がわかってくるのではないでしょうか。むろん、今の共産党体質の中国のあまりにヒステリックな要求の多くが根拠なき悪戯な敵対心であることも理解しつつ、それが案件によっては国家単位での強請りたかりであることも理解しつつ、しかしながらやはりそれらを生み出した憎しみの種は侵略した側に圧倒的に責があると考えます。
 
 そうして、米国とイスラエルだけが、こうした蛮行を「紳士面」でいまだに続けているわけです。なぜでしょう?是非、皆さんもご自分で考えてみてください。ヒントは「STUDY HISTORY & GEOMETRY」です。今度またまた来日するジャーシャカ爺に、僕が吹き込まれた魂の言葉です。

 また、わが国におけるクルドやアフガン難民問題も、この国のテクノクラート的官僚体質の象徴のような問題で、根本的に日本のあり方というものは、無謀な戦争に人々を誘い込んでいった旧陸海軍における「大人(たいじん)資質」の欠如した凡庸な培養秀才軍人たちによる官僚体質とそれを許容する寛大で間抜けで無知で真面目な国民性とにおいては、かの時代となんら変わることがありません。

 そのことの危険性を大多数の人々が感じられないのは、国民の情報と知識への希求のベクトルがまるで「個人的な利益」の範疇へと集中していることと、政治というものは国民に嘘を教えて騙して情報を操作・加減して成り立つという有史以来の習性からだと思われます。 そして何より、想像力の欠如した「人の痛みのわからない」人間が圧倒的に増加した結果です。


さて、そんなこんなの今日この頃。
夏フェスシーズンも終わり、広島の満月祭から帰りがけに立ち寄った原爆資料館でまさに僕の夏は吹き飛び、この秋、そして冬に向けての表現の意欲を一層燃やしている次第です。

まずは、今週末日曜日の「残暑徹頭徹尾」。
これは、もの凄い祭りになります。
タイムテーブルを組んでて自分でワクワクしてしまいました。
これをはずしたらイケナイヨ。
ミュージックラバーならキナサイヨ。

犬式的には、ひと夏終えての「凱旋パーティ」でもあります。
是非お越しください。
踊り明かしてください。
祭りです。

それから、nbsaがいよいよいよいよいよ10月14日に迫っています。
驚愕の第二弾アーティスト発表を明日に控えて、
凄然と並ぶ出演者を眺めて、
これまた「ウホーーーーーー!!!」となっている僕とシゲであります。

これは、当日券はどれくらい出るかわかりませんので、
お早めに前売り券の入手をお薦めいたします。
これ、ホントヤヴァいことになってきました。三年目のnbsa+×÷。
踊り明かしてください。
意義ある人生と人生の虚無とを行き来しながら、
出し惜しみなく明日を生きていく心の糧となる、
そう、祭りなんです!

第二弾フライヤーも、全国各地へ向けて明日発送されることになっています。
ぜひともゲットしてくれさい。


祭りの秋です。

金から金を生み出しながら言い訳と理屈ばっかしこいてるBUSINESS DEALERどもを蹴散らして、本質的なクリエイションを巻き起こす。スピリチュアルなハイを知る人々の集う月桃のディスコ。
そういう秋にしようや。皆、頑張れ。
切磋琢磨し合っていきやしょい。
刺激与え合っていきやしょい。

俺ぁ燃えてるぞ。

追記・夏の記録がたまっているので、これも忘れぬうちに書き記していきます。
遅々としていた場合は、どうぞせっついてください。


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に浸る福岡市内の三宅一家です。

サンセットのことや静岡ウインドブロウのことなど、
そして遂にサーフィン人生を漕ぎ出したこと。
かきたいことは夏休みの宿題くらいたまってるので、
今週末の広島・満月祭が終わってからぼちぼち書く所存です。

今日は、博多の家族が開いてくれるイベントで、
僕と嫁がDJをします。

イベントは20時から、福岡アーリービリーバーズにて。

昨夜は日本晴れ食堂にて念願のモツ鍋を久々にいただき、
福岡のBMXショーチーム・QESTクルーの隊長、太郎君と語りました。

今日は、芸能五番組主催のイベントで、
僕と嫁がDJをします。

イベントは20時から、福岡アーリービリーバーズにて。

櫛田神社の山笠(巨大な御輿)も観てきましたが、
行政は即刻電線を地中に埋めて、
往年の博多祇園山笠の姿を復活させたほうがよいと思いました。

電線にひっかかるから現在の山笠では高さに大幅な規制がかけられている
のですが、本ちゃんの山笠の壮大さは比にならないくらいの迫力なので、
それらが博多の街を疾走したらば凄まじい景色なのだろうと想像できます。

祭りは、何より大事にせな。

今日は、博多の家族が開いてくれるイベントで、
僕と嫁がDJをします。

イベントは20時から、福岡アーリービリーバーズにて。

おいらは23時くらいから90分セット。
坂田かよはその前に廻します。

お越し下さい。


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