一月が早くも終わりを迎え、二月に入り、ますます寒さが厳しくなってくるこの時期にして、私個人の気持の上では、ようやく一年のスタートを、落ち着いた気持ちで始められそうに感じています。
というのも、年末から各種行事が重なり、年始もバタバタと慌ただしく過ごしていたこの期間。
昨年末には、支部から6名の稽古生が、関東地区の合同審査会で昇段審査に挑戦し、その応援やら心配やら、審査会当日の採点係やら、その組手審査の審判を行ったり、仕事上でもなんだかんだと、慌ただしい年末でした。
また、年始の支部長審査会において、連続組手の相手役を買って出る予定でいたため、少しは動けるようにと何度か自身の稽古も少し行いましたが、長時間の膝への負担は避ける必要があり、短時間で少し息を上げる稽古を行いました。
年末の日曜日クラスの最終日に、最後の自由練習の時間に少し息を上げてみたところ、喘息のような症状が出て、胸元がゼーゼー言い出して、呼吸が胸元から漏れるような、胸に空気が入って行かないかのような状況になり、呼吸するたびにヒューヒューと音がでる・・・。こんな症状は初めてのことで、コロナの後遺症なんだろうか? と不安になる一幕あり。
年末年始にはしっかりと休まねば、来年の年始からの稽古に影響が出る為、連休期間の10日ほどはしっかりと休み、年始にもう一度、息上げを行ってみたが、膝の不調もあり、思うように追い込みができない。
そしてそのまま迎えた支部長審査では、受験者の採点係を兼務しながら、二人の高段位受験者の組手審査の相手を務めることに・・
高段者になってくると、それなりの実績のあるキャリア組も多く、実力をしっかりと維持している方々も多い中、その実力はやはり色々です。
というのも、年末から各種行事が重なり、年始もバタバタと慌ただしく過ごしていたこの期間。
昨年末には、支部から6名の稽古生が、関東地区の合同審査会で昇段審査に挑戦し、その応援やら心配やら、審査会当日の採点係やら、その組手審査の審判を行ったり、仕事上でもなんだかんだと、慌ただしい年末でした。
また、年始の支部長審査会において、連続組手の相手役を買って出る予定でいたため、少しは動けるようにと何度か自身の稽古も少し行いましたが、長時間の膝への負担は避ける必要があり、短時間で少し息を上げる稽古を行いました。
年末の日曜日クラスの最終日に、最後の自由練習の時間に少し息を上げてみたところ、喘息のような症状が出て、胸元がゼーゼー言い出して、呼吸が胸元から漏れるような、胸に空気が入って行かないかのような状況になり、呼吸するたびにヒューヒューと音がでる・・・。こんな症状は初めてのことで、コロナの後遺症なんだろうか? と不安になる一幕あり。
年末年始にはしっかりと休まねば、来年の年始からの稽古に影響が出る為、連休期間の10日ほどはしっかりと休み、年始にもう一度、息上げを行ってみたが、膝の不調もあり、思うように追い込みができない。
そしてそのまま迎えた支部長審査では、受験者の採点係を兼務しながら、二人の高段位受験者の組手審査の相手を務めることに・・
高段者になってくると、それなりの実績のあるキャリア組も多く、実力をしっかりと維持している方々も多い中、その実力はやはり色々です。
若いころから厳しく体を鍛えられてきた方々にとって、歳と共に怪我も増え、健康維持や体調維持が難しいところが伺えます。
組手審査では決して手を抜くわけではありませんが、大会での試合で行う様な、つぶし合いのような戦いをするわけにもいかず、2戦とも引き分けを狙いに行ったところ、一勝一敗という結果に。
わずか一分間の組手勝負の為、2戦ともに息も上がらず、汗もかかない内容でしたが、打撃の試合では相手の素早い手技が十分に見切れず、立組では、息の上がった相手のダメージ具合が判断できず、相手に合わせた対応が十分に出来ていなかったのは大きな反省点です。
所謂、しっかりと見切って反応する力、相手の状況を把握して、相手に合わせた力加減で適切に対応するコントロールが出来ていないという事は、まだまだ力不足だと感じています。
今回の支部長審査会では、高段位を受験された方の採点係を務めました。
受験者の基本や移動、投げ技等の動きをやもやした気持ちで見守って採点をしていながら、実際に自分自身が攻防の中で技をコントロールする術をマスターできていなければ、自分のプライドとして、人に指導をしている場合なのかと考える部分がなくもありませんが、それでも今の環境の中でも、できうる限り、少しずつでも自分自身の技量も維持向上させていきたいと考えています。
言葉遊びのような謙遜ではなく、今の年齢であっても、本気でそうした不足した点をカバーすべく、少しずつでも技量を上げていくつもりです。
そうした年齢に合わせた技量の向上の方向性は、私の中で確かな考え方と感触があり、自分自身で体現しつつ、稽古生の皆さんに示していきたい。
しかしこうした反省点があるからこそ、必死に立ち向かってくる昇段審査受験者の相手役というのは、実に学ぶべきものが多くあるものだと感じる。
浦和支部の師範は、今年も組手審査の相手を自ら買って出て、若手の組手審査の対戦相手に胸を貸して、相手役を務められていました。
しかしこうした反省点があるからこそ、必死に立ち向かってくる昇段審査受験者の相手役というのは、実に学ぶべきものが多くあるものだと感じる。
浦和支部の師範は、今年も組手審査の相手を自ら買って出て、若手の組手審査の対戦相手に胸を貸して、相手役を務められていました。
私よりも御年輩である大先輩の支部長です。
健康や体調管理、気持のモチベーションをしっかりと維持している点において、見習っていきたいものです。
今年は、四日市の小川支部長が痛めている膝のダメージを押して、「定法演武」による昇段審査を行っていた。
本来は真剣勝負でのみ昇段を認めていた大道塾ではあるが、怪我により組手ができない指導者の為の措置として数年前から施行されているものである。
さすがに、小川選手ほどになると、実に見ごたえがあり、技の正確さや力強さ、そしてタイミングや体の姿勢など、見習うべき点が多くあり、定法演武による審査の真価が評価されるものとなる。
今年は、四日市の小川支部長が痛めている膝のダメージを押して、「定法演武」による昇段審査を行っていた。
本来は真剣勝負でのみ昇段を認めていた大道塾ではあるが、怪我により組手ができない指導者の為の措置として数年前から施行されているものである。
さすがに、小川選手ほどになると、実に見ごたえがあり、技の正確さや力強さ、そしてタイミングや体の姿勢など、見習うべき点が多くあり、定法演武による審査の真価が評価されるものとなる。
こうした、実力があり、誰もが評価できる演武ができる人物をもってして、定法演武の採点者、もしくは指導者としての立ち位置、もしくは資格制度のようなものができると良いと私は考えます。
「定法」、いわゆる約束組手の審査といえども、その技術が身についているのかどうか、実際に通用する動きであるのかどうか、いわゆる本物かどうかは、見るものが見れば明らかである。
組手の実力と、定法の組手演武の実力は異なる点があるものの、定法というものを審査基準に正式に加えていくのであれば、とりあえず実施すればOKというものではなく、正確な採点を行い、不備のある部分を指摘し、そして、その学び方や上達のノウハウを築きあげ、専門の指導者というものが何らかの基準をもとに、各地域にて組織的に立てられてしかるべきだと考えます。
話は変わりますが、支部から年末の関東地区合同審査会で受験した7名のうち、6名が昇段審査を受験し2名が合格、2名が失格、2名が条件付き昇段となりました。残りの1名は無事に昇級を果たしています。
2名の条件付き昇段者は、必要な履修用の動画を見る必要があるのですが、配信動画が現在、技術的なトラブルにより見られなくなっています。
「定法」、いわゆる約束組手の審査といえども、その技術が身についているのかどうか、実際に通用する動きであるのかどうか、いわゆる本物かどうかは、見るものが見れば明らかである。
組手の実力と、定法の組手演武の実力は異なる点があるものの、定法というものを審査基準に正式に加えていくのであれば、とりあえず実施すればOKというものではなく、正確な採点を行い、不備のある部分を指摘し、そして、その学び方や上達のノウハウを築きあげ、専門の指導者というものが何らかの基準をもとに、各地域にて組織的に立てられてしかるべきだと考えます。
話は変わりますが、支部から年末の関東地区合同審査会で受験した7名のうち、6名が昇段審査を受験し2名が合格、2名が失格、2名が条件付き昇段となりました。残りの1名は無事に昇級を果たしています。
2名の条件付き昇段者は、必要な履修用の動画を見る必要があるのですが、配信動画が現在、技術的なトラブルにより見られなくなっています。
現在は、復旧待ちの状況で、履修可能時期が未定となっており、今現在、昇段待ちの状態です。
そして、1月に開催された催しの話になります。
そして、1月に開催された催しの話になります。
今年の1月の末に、平塚警察署の武道始式に参加し、無事に演武をし終えることができました。
私自身としては、この行事の終了をもって、年末からの心配事が一旦解消いたしました。
大道塾全体としても、警察署内で演武を行うのは初めてのことであり、周りに何かと気を遣うのが苦手な私にとって、少し荷が重い催しでした。
<以下、警察官が行う柔道と剣道、逮捕術の演武の様子>
剣道や柔道、逮捕術の寸劇などの中に、大道塾演武が入ります。
横須賀湘南支部主導で企画した演武会ながら、団体のトップである長田塾長、並びに世界トップレベルの成績を収めている3選手を迎え、支部の有志の塾生たちの協力を得て、合計10名ほどの演武者により、警察署内での武道始式に臨んだ今回の演武会。
<演武参加者>
(大道塾演武の司会進行役を務める横須賀支部の田高氏。ユーモアも交えて、とても上手に司会の役割を務めてくれました。)
しかし、団体トップの塾長をはじめとする、世界トップレベルの選手たちはさすが!
支部から推薦して同行をしたメンバーたちも、とても団体演武の評価に貢献する活躍が出来ていたと思います。
<組手演武の様子>
<以下、長田塾長による演武>
事前に十分な打ち合わせが出来ていなくとも、直前のわずかな時間の打ち合わせだけで、実に見事な演武を披露しており、警察署長をはじめ多くの関係者の皆様から、とても高い評価を受けることが出来ました。
<組手演武の後、ミット演武に入ります>
反省点としては、私自身の事ばかりですが、自分自身の演武の中でもっと良い演出ができなかったであろうか? 挨拶の言葉でもう少し切れのある話し方と、話のまとめ方が出来なかったであろうか? そして皆さんにもう少し気を使うべきではなかったのか? などといった自己反省に終始しています。
<私が行った、サポーター無しの組手演武。相手を務めるのは、湘南支部のタフネスで実力者のYさん。このYさん、昨年末に臨んだ昇段審査の組手審査では、十分な実力を発揮して完勝しています。>
それでも、演武に参加した皆さんの力に助けられて、何とか形が整った今回の演武会は、団体としては十分にその責任を果たせたのではないかと考えています。
<大道塾演武終了後の挨拶>
平塚市のタウンニュースなど、今後何かで紹介されることがあると思いますが、取りまとめ役の私としては、最後まで心配が尽きません。
<大道塾演武のご依頼を頂いた、現職の平塚警察署長>
大道塾演武の内容が滑って?しまうと、演武会に参加した皆さんばかりか、招待して下さった平塚市の警察署長をはじめ、関係者の皆様にご迷惑をかけてしまう恐れもあり、団体の名誉にも関わるもの。
妙に肩が凝った今回の催しの企画でした。
今は行事参加のアンケート集計と報告書の作成を行いながら、参加された皆さんへの感謝の気持ちの中で、ほっと胸をなでおろしているところです。
さてさて、わが道場の話に戻りますが、
また春に向けて、今の時期から日々の稽古にしっかりと取り組み、頑張って行きましょう。
幸い、各クラスともに、寒い中でも皆さん積極的に稽古に参加されており、特に少年部は出席率が実に良好です。
稽古に参加してくる子たちはみな一様に元気で、明るく、屈託のない笑顔を見せてくれます。
中には多少ひねくれたような仕草や表情、すぐに疲れたと甘えてくる表情があり、そんな中にも皆の良き先輩であろうと、幼い子たちの面倒をしっかり見てくれる子たちがいたりと、皆それぞれの子供らしい表情を、道場の中では安心して見せてくれます。
一般部では、若者の稽古生や中高年の稽古生の方々も、皆さんよく頑張っておられます。
皆さんも学生や社会人など、それぞれの自分の人生の中で、この道場で学ぶべき何かを模索しながら、強くなろうと、そして強い自分であろうと、皆さんとても良い表情で稽古に参加してくれています。
そして我々の道場は、良くも悪くも、頑張る人を応援する道場です。
休みたくなったり辞めたくなった人に無用な説得をしたり、下手な宣伝で人をその気にさせることはありません。
嫌がる人を無理やり道場に連れてくることも、無理やり稽古に参加させることもありません。
自分の意志で、自分の想いで道場に来る方々を、互いに一生懸命に応援して、励まし合って、共に成長をしていく場が我々の道場です。
大人も子供も、自分の意志で道場に足を向け(時には、子供たちのその日の気分にムラがある時など、親の説得でカバーをしている場合もあるようですが・・)、そうした意志のある方々がその想いを持って集まる道場であるからこそ、凛とした雰囲気が道場内には漂っているのだと思います。
自分の強さを鼻にかけたり自慢をする人はおらず、
人の弱さを馬鹿にしたり、舐めた態度をとる人はおらず、
稽古の厳しさやその懸命な努力を、笑顔と前向きな気持ちで、素直に受け入れる強さがある方々が集まっているからこそ、我々の道場の中にはある種の明るさと温かさ、そして輝きがあるのだと思います。
令和六年、西暦2024年となる今年も例年通り、私が先頭に立って、稽古を続けてまいります。
稽古の厳しさやその懸命な努力を、笑顔と前向きな気持ちで、素直に受け入れる強さがある方々が集まっているからこそ、我々の道場の中にはある種の明るさと温かさ、そして輝きがあるのだと思います。
令和六年、西暦2024年となる今年も例年通り、私が先頭に立って、稽古を続けてまいります。
誰もが強く、強固な心を持つものばかりではありませんが、どなたでも最後まで私が責任を持って指導し、見守っていきます。
また、そうした想いを持つ、責任感の強い指導者層も少しずつ育ってきています。
今年も諦めずに、前向きに頑張る方々に、栄光あれ。