武の道へのこころざし

大道塾の横須賀・湘南支部の責任者が、日々の活動に関する出来事や想いを綴っていきます。

北斗旗選手権大会

2018年01月22日 | 大会記録


昨年の秋の全国大会の時に様子をご紹介しておきます。


北斗旗選手権大会が仙台市の青葉体育館で開催されました。


例年は一般の大人のクラスの無差別の全国大会と、ジュニアクラスの全国大会が同時開催で行われている大会ですが、今年は来年の世界大会を目前に控え、大人の一般クラスはアジア大会として開催され、ジュニアは例年通りの全国大会として開催されました。


今大会では、大人のアジア大会、軽量級の部に追浜道場所属の谷井選手が出場し、見事全国優勝を成し遂げることが出来ました。


谷井選手は軽量級での準優勝や無差別級での4位入賞、そして世界大会への出場など経験は豊富ながら、大きな大会での優勝経験はありませんでした。しかし、横須賀支部に移籍してから、優勝を獲得できたことは、支部としても大変喜ばしいところです。


現在消防署に勤務し、普段から体力作りに励んでいることもあり、体力やスタミナづくりという面では、非常に為になっている部分が大きいかと思います。


昨年の春に横須賀支部に移籍してからは、まだ十分に稽古は積めていませんが、彼の支部で稽古をすることで支部内の若手の稽古生に対する影響は大きなものがあり、皆の良い手本となっています。


さて、その谷井選手の準決勝までは危なげのない勝ち上がりで、全国大会常連で、昨年は延長まで粘られた相手にも本戦決着で危なげない勝ち上がり。

決勝戦では、ここ数年、負け星の無い軽量級の絶対王者といえるほどの実力者である、新潟の長岡支部所属の目黒選手に、本戦で有効打による効果ポイントを取得して、延長戦の末、確実な判定勝利を獲得しています。


大変おめでとうございます。



さて、ジュニアのクラスでは、中学生女子の部で中学2年生の山口選手と、小学生の高学年女子の部で、野中選手が出場しました。


関東地区は少年部の選手層が薄いこともあり、代表選手に選ばれた二人ですが、さすがに、選手層の厚い各地区から選ばれた選手達を相手に苦戦を強いられ、山口選手は、3名のリーグ戦で一勝一敗。
残念ながら決勝戦に残れませんでした。

指導者目線で見ると、実力的には十分、今回の参加選手の中では優勝を狙えるレベルにありましたが、戦い方に工夫が見られず、一試合を落としてしまい、決勝戦に上がれませんでした。

技の力や体力、スタミナ面では十分なのですが、技の駆け引きという部分でもう少し成長が必要です。

今後の課題となります。




もう一人の野中選手は、初めての全国大会出場ということもあり、上背のある選手による、とても戦いにくい戦法で攻められ、苦手な部分が露呈した内容となりました。

全国から選ばれた4人によるリーグ戦となりましたが、3戦3敗という結果に、肩を震わせて涙を流した回数も実に3回。。。



結果としてはかなり厳しい試合になりましたが、1回戦から、3回戦まで徐々にペースを上げ、3試合目では、5級で黄色帯の野中選手が、黒帯の選手を相手にほぼ互角の戦いを見せ、試合の中で大きな成長を見せてくれました。

大きな勝負所で見せる涙は、マイナスに作用するときも有りますが、この子は見事にプラスに転じる強さを見せてくれたのは、指導者として嬉しい限りです。

何よりも、地道に、そして気を抜かずに一度の稽古に取り組むその姿勢が、現れていたと思います。

初めての全国の舞台で、これだけ戦えたのですから、十分に自分の活躍を誇ってもらいたいと思います。




例年は秋の北斗旗(大道塾の全国大会の名称)は、東京の代々木競技場で行われるところが、施設の改修工事の為、今年は仙台となりましたが、遠くまで応援に来てくれた方々、保護者の方々、そして応援すたふっの皆さん、それから選手の皆さん、お疲れ様でした。

ジュニアクラスの入賞はなりませんでしたが、今後に繋げるとてもいい体験が出来たと思います。

指導者である私は、審判ライセンスがA級から審判員の最高位であるS級に上がったこともあり、全国大会や世界大会での主審を行う立場になりました。選手の方々の補佐的な立場になりますが、一緒に頑張っていきたいと思います。

皆さん、大変お疲れ様でした。






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2017年秋季関東地区大会

2017年10月23日 | 大会記録

遅くなりましたが、関東地区大会の模様をアップしておりませんでしたので、今回ご紹介します。


前の記事で掲載した富士山同好会で行ったセミナーの翌日、9月10日(日)に、東京都の台東リバーサイドスポーツセンターで関東大会が開催されました。







今大会では、ゴールドジム(辻堂道場)所属の小池さんが、地区予選会の審判員として初参加しました。

支部の審査会や大会の行事でおなじみの古参の稽古生ですので、皆さんご存知だと思います。現在のゴールドジム(辻堂道場)の柱となる中心的存在の方で、時々、私の稽古相手もしていただいています。



この大会には、一般部での参加者はありませんでしたが、ジュニアのクラスに中学生以下、9名が出場しました。

9名とはいえ、今大会に出場した関東地区の各支部の中では、ジュニア選手としては最多の出場数です。









支部内には選手クラスに所属していなくても実力のあるジュニアクラスの小中学生の稽古生がまだまだたくさんいるだけに、出場選手がしぼられるのはやや残念ではありますが、あくまでも大会出場を希望する子だけが参加しており、無理に大会出場を進めることはしていません。皆それぞれの習い事や部活、他に頑張る目標を持っていますので、大会の時には現在のメンバーが代表して頑張るのみです。









今大会では二人が入賞し、全国大会への切符を手にしました。



(残念ながら、写真は試合前の写真と試合後の写真のみ。試合中の写真は撮影できていません。)



結果的に、支部の中で最も稽古量の多い中学生と小学生の二人が入賞したことになります。

やはり稽古量がモノを言いますね。










私が一番期待していた中学3年生男子の重量級の選手は、実に残念ながら、勝ち星を得る事は出来ませんでした。


柔道では実力がありながら、やはり部活動が忙しく、稽古が十分に積めなかったことが残念です。









戦い方をもう少し工夫して、そして試合に向けて体調をしっかりと調整出来ていれば実力的には十分に全国レベルにあると感じているだけに残念です。中学生の間に大きな活躍の舞台を与えてあげられなかったのは実に残念でしたが、勝負は結果に厳しいもの。










その結果をどういう風に飲み込んで、今後の自分に繋げていくかが問われてきますので、ある意味でこの負けてからが勝負だと考えてもらいたいです。









期待していたもう一つのクラス、小学生男子高学年の軽量級のクラスですが、こちらも二人とも、十分に実力が出し切れず、初戦敗退となりました。



想い返せば選手クラスを始めた当初は、普段の稽古メニューの内容や、選手クラスとしての稽古量の限界から、地区で優勝を狙えるだけの練習環境を与えることが出来ず、大会に出場したとしても、予選でいい勝負が出来れば「それで良し!」と考えていました。

しかし、そうした中でも地区大会でいい戦いをする子が出てきて、全国大会に出場したり、全国で勝利者賞(優勝)を受賞する子が出てくると、勝負に対して欲が出てくるもの。

全国に目をやれば、常設の専門道場を構えて、毎日にように稽古をしているセミプロのようなジュニア選手がいる中で、勝ち星を得る事は限りなく厳しいことです。今の環境の中で大会で勝つには、稽古内容の工夫に加えて選手クラスの稽古生各自の自覚と努力が必要になります。

だからと言って、ある程度確立してきた現在の少年部や少年部、中学部といったクラスの稽古内容を改革したり、大会で勝てる子を育てることを第一目標にするような稽古は行いません。

あくまでも今の稽古環境の中で、最善の工夫と努力をこなして、且つ、関東でも全国でも活躍できる子を育てていきます。






ただ冷静に自分自身の心の中を想い返してみれば、私にとってトロフィーや縦、メダルが嬉しいのではありません。








試合に勝っても負けても、厳しい試合が終わった後でも毅然とした態度で、自分の心がブレないような強い精神と、お互いの思いやりと、互いにコミュニケーションの取れる環境と、礼儀正しく、そしてちょこっと可愛らしい仕草と、優しくさわやかな笑顔が最高のものであってもらいたいです。





選手の人達、保護者の方々、応援スタッフの方々、大変お疲れ様でした。




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関東大会の結果報告

2017年03月06日 | 大会記録

3月5日(日)に、東京都の台東リバーサイドスポーツセンターにて、関東地区の大会が開催されました。


今回は、一般部の全国大会予選及びシニア(旧称:ビジネスマンクラス)の交流戦です。


一般部の北斗旗予選の参加人数は、ほぼ例年と変わりませんが、シニアのクラスは出場者数が多く、とてもいい盛り上がりがあったと思います。年齢層の高い稽古生が増えてきており、その中でも挑戦をする意欲を持った人が増えてきているものと思われます。

寝技なしの格闘ルールが一組、ワンマッチで行われ、他はすべて投げ寝技ありの北斗旗ルール(空道ルール)で行われました。階級は5階級。シニアのクラスでは、身長と体重に加えて、年齢を加味した指数をもとにグループ分けがなされます。


具体的には、身長+体重ー年齢です。


年齢が高い人であれば、軽いクラスの区分になり、年齢が若い人であれば、少し大きめの対戦相手と組むことになります。年齢が高くなっても、出場がしやすい工夫がなされており、とてもいい区分けだと思います。


各階級8人ずつに区分けされており、決勝までは最高3試合。


負担の少ない組み合わせです。


支部から出場した二人は、最軽量から二段階目の軽中量級というクラスに1名、最重量のクラスに1名です。茶帯で出場した二人の相手は、それぞれ弐段と参段の黒帯。帯の色ばかりが試合の実力を決めるわけではありませんが、さすがに苦戦し、両者共に本戦判定負け。


残念ですが、また反省点を元に、次回に向けて頑張っていきましょう。


出来れば今回は、きちんとした反省会を行いたいところです。






予選では、18人がエントリーしている軽量級のクラスに支部から1名が出場。

元々、早稲田大学と総本部に在籍中に活躍していた選手だけに、余裕を持った内容で4試合を勝ち抜き、見事に優勝。準決勝では、前に出てくる相手に見事なカウンターのフック一発でノックアウト勝利。決勝戦も、総本部の54歳で参段のベテランを相手に、余裕を持った内容で見事な勝利でした。


しかし相手選手の奮闘も素晴らしかったです。


優勝とは言え、長く試合から離れていたこともあり、初戦ではかなり苦戦した模様で、徐々にペースをつかんできた様子。ある意味でこの試合がいい練習になっているようす。


一般部予選は、年齢の高い選手の頑張りもありましたが、やはり例年の傾向として、若手選手の活躍が目覚ましいです。


今の総本部寮生が全員、少年部出身であり、そろそろ大きく世代交代が起きそうな様子です。


私を含め、我々年代の世代は、大人になってから稽古を始めた選手がほとんどでした。少年部の競技としてのレベルがそれほど高くはなく、活躍の舞台も用意されていなかったことがいえるかと思います。


少年部の子供たちは、小学校の卒業か中学校の卒業で稽古をやめてしまう子が多く、どうしても、継続性が高くなるのが社会人が中心となっていましたが、最近は才能のある若手選手の台頭が目覚ましく、現在頑張って稽古を続けている少年部や中学部の子供達にとっては、とてもいい目標になりそうです。


やはり小さい頃から稽古を積んできている選手は、動きに力みがなく、体の使い方が自然に身についているようです。

一般のスポーツ競技でもいえることですが、幼少期から積み重ねた蓄積はとても大きなものがありますね。



さて、次回はシニアのクラスでも、トロフィーのお土産が持ち帰れるよう、頑張って行きたいです。




今回、出場された選手、応援に駆けつけてくれた方々、ありがとうございました。



※ 写真後日掲載予定


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全国大会への挑戦

2016年11月17日 | 大会記録


先日、秋季の北斗旗選手権大会が東京の代々木第二競技場で開催されました。


この大会は、大道塾が主催する全国大会で、一般選手は無差別選手権大会、そしてジュニアの選手は、年齢ごとのクラス別、さらに体重ごとの階級別の大会となります。


支部からは一般部として1名。ジュニアの高校生男子の部に1名。中学生男子の部に1名。中学生女子の部に2名の合計5名が出場しました。



<一人黙々とウォーミングアップに励む>








一般部の無差別選手権に出場した選手は、元早稲田支部所属していて、その後総本部に在籍していた稽古生で、今年の春に横須賀支部に移籍しました。新しい仕事に就いたばかりで、稽古を十分に行えない中でもとても健闘していたと思います。過去の世界大会にも出場しており、軽量級の選手ながら元、全国の体力別2位、無差別3位の成績を持つ強豪選手です。








これまでの稽古で蓄積してした貯金を使い果たしたと言っていましたが、これだけ練習が出来ていない中でも、三回戦では、一階級上の現在の体力別チャンピオンを相手にも、ほぼ互角以上の戦いが出来ていました。またこれから実力を蓄積して頑張ってもらいたいところです。










高校生男子の選手は、大学の受験前ということもあり、こちらも稽古は不足気味ながらも十分に体を動かせたと思います。



<試合前のウォーミングアップ>


<中学生女子のウォーミングアップの相手を行う>





このクラスは全国に出場できる選手が2名のみとなり、ワンマッチの戦いとなりました。試合は敗退しましたが、抜群の身体能力を持つ相手選手を相手に見ごたえのある攻防を見せてくれました。相手の強烈な打撃にも体制が崩れなかったこと、突き蹴りともにバランスよく技を出せていたこと、相手の迫力のある突進にも崩れずに攻防を続けられたことは良かった点ですが、反省点として、相手の強烈な前蹴りをまともに受けて体制を大きく崩したことや、効かないまでもパンチの連打をまともに受けてしまった事、そして試合終了間際に、腰の重い相手に振り回されてしまった事などでしょうか。







相手のパンチ連打に関しては、後ほど映像を見てみると強烈な大ぶりのフック。このジュニアの高校生クラスの試合では、ストレート系のパンチの2連打までという制限がありますので、厳密には相手の攻撃は反則行為になりますが、細かい部分で審判が判断できていない様子です。









<試合後に握手を交わす相手選手の姿に、その高い実力に敬意を示すかのような謙虚さが見られていました。>


しかし少なくとも、このパンチの連打をもらうことが無ければ、昨年に続き勝利者賞を得ることが出来ていたはずですが、そのあたりは受験前の稽古不足が影響していると思われます。

内容的には延長戦があってもよかった試合ですが、主審が判断すべき内容ですので、これは文句が言えませんが、とても残念な試合でした。




中学部男子も結果としては1回戦敗退です。



<試合直前の様子>


内容的には、投げや寝技では圧倒。打撃ではほぼ互角ながら、打撃のパワーや自力では負けていません。相手選手が優っているのは、試合経験豊富で、綺麗で冷静な打撃ができるところでしょうか。しかし、軽いながらもシャープな上段回し蹴りを一つもらった事と、その上段蹴りを受けた直後に、冷静さを欠いた形で、このクラスでは反則になる大腰で豪快に投げてしまった事による反則、そしてもつれ気味に腰を組んできた相手に、最近取り組みだしたレスリングのタックルを着る動作を、このクラスでは反則技となるフロントチョークと判断された様子で、反則を取られたことが敗因です。タックルのような攻撃を切る動作が上手かったことが逆に敗因であり、逆に言えば、フロントチョークかそうでないかの違いを審判団が的確に判断できる審判側の技量の向上が求められそうです。







結果的に見れば、上段への蹴りを貰わなければ、延長若しくは内容で判定勝ち。そして反則が一つ少なければ、内容で優っていたので悪くても延長戦。もし延長になれば、ほぼ勝ちは間違いのない力量の差があったと思われただけに、実に残念な試合でした。








今回対戦したのは、東北予選2位で本戦に出場してきた選手です。東北は支部の数が多く、特にジュニアの選手層がとても厚く、レベルが全国でもトップクラスですが、昨年はこの東北予選1位の選手と1回戦で当たり、全く歯が立たないまま何もできずに敗退しましたが、今回は東北予選2位の選手相手に、堂々たる攻防を行いました。

試合後の本人から、どうだった?という質問に、「余裕でした!」 と威勢のいい返事が返ってきましたが、この一年でこれだけレベルが向上したのですから、言うことはありません。

多くの試合をこなし、その多くの選手の中で予選を勝ち上がってきた東北や北海道、西日本の選手たちと異なり、ジュニアの選手層の薄い関東では、同じ階級にエントリーしている選手がおらず、無条件で全国の舞台に上がった選手にしては実に立派な内容だったと思います。

また、試合の翌日から、さっそく自主トレに励んでいると聞きますが、結果に腐らず、その前向きな姿勢が育まれていることが支部の誇りです。




そして、中学生女子。

アンダー65kgのクラスでは、全国から3名の選手がエントリー。






リーグ戦により、一人2試合を行います。一試合目で東北2位の黒帯選手を下したものの、二試合目は、体重が8.5kg差のある大柄の選手に押し込まれ、判定負け。技量的には、離れて攻防を行えれば、勝てそうな試合であり、投げ技も片側ではなく、左右に振って崩せれば、投げきめの効果が取れそうな内容でした。一つ効果ポイントが取れていたら勝てていた試合だけに、こちらも残念。







しかし、中学3年生ということもあり、受験前の試験勉強のため、試合直前に2週間稽古を休んでいた彼女。それを心配をさせないだけのいい戦いぶりでした。







中学生女子の55kg未満の試合。


中学1年生の女子が、中学生クラスに初参戦のこの試合。昨年はこの全国大会で、特殊リーグ戦の組み合わせで1勝1敗。今年も特殊リーグの中での戦いですが、今回は2戦2敗となりました。中学生のクラスに上がったばかりで、なかなか勝たせてもらえるものではありません。





対戦相手は二人とも、黒帯を締める年上の選手が相手。初戦は長岡の選手で、今年の合宿で仲良くなったという相手選手。打撃レベルでは負けていなさそうな様子でしたが、さすがは黒帯の選手。ガンガンと前に出てきます。もつれたところに寝技で上に乗られ、強引ながらもマウントパンチで効果ポイントを奪われます。このポイントが響いて、本戦判定負け。

二回戦は、東北2位の選手。5センチほど、背の高い選手で、相手の必死な圧力に押された形で負けとなりました。一つ一つの蹴りの力で負けており、前に向かっていく突進力に後退したのが敗因ですが、組み際に首を上手く抑えられたこと、下がりながらもしっかりと蹴り技が出せていたことが良かったです。






来年は雪辱を張らせるよう、頑張ってもらいたいです。




<試合直後のスナップ。目には涙。。。心は晴れ晴れ??>



尚、この大会で支部長演武があり、そこに私も参加しました。

関東地区から、9名。一人が号令で、8人4組での演武です。


演武者は、


吉祥寺支部長が号令。

浦和支部長と東京北支部長。

練馬支部長と成田支部長。

行徳・東中野支部長と草加支部長。

そして総本部指導員と私です。










事前に決められた攻防の動作を相手と交代で行いますが、大会の2週間ほど前に一度、そして本番直前に一度行って、ほぼぶっつけ本番です。

私が組ませていただいた相手は、総本部師範の稲垣指導員です。元無差別の全日本王者でもあり、大道塾の現選手強化委員長。本業は、こわもての警備会社の社長さんです。









しかし演武なら、もう少し自分でしっくりとくる内容で説明を加えて行いたいことろですが、本部で決められた基礎的な約束組手演武のため、そうはいきません。


もう少し起承転結、要は、この演武は何を表していて、どういう意味合いで行うのか、そしてこの約束動作の動きの説明や、どういったバリエーションがあるのかなど、
何らかの説明が加えられることが出来れば、よりいいものになったような気がします。











まあ、支部長のおっちゃんが方の、ちょっとした余興でしたね。




今大会に参加された皆さん。

悔しい気持ちももどかしい気持ちもあるかもしれませんが、向上心を持って、次のステップを歩んでいきましょう。


今日も前向きに、意欲をもって日々精進です。







選手、保護者の方々、スタッフの皆様。

その他、関係者の皆様。


大変お疲れ様でした。





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関東地区予選

2016年09月12日 | 大会記録



9月11日(日)に、東京都の台東リバーサイドスポーツセンターの武道場で大道塾の関東地区予選が開催されました。

一般の部と高校生以下のジュニアの部の大会の同時開催です。



以下、今大会に出場した時の様子です。



私は30分ほど前に会場前の駐車場に到着しましたが、現地には、かなり早くから現地に到着している支部の選手、ご家族の方々が来られていました。

会場への入場前に、体育館側のミスで、利用施設のダブルブッキング(複数の団体の二重予約)的なトラブルがありましたが、利用する武道場の掲示ミスがあったようで、無事に時間通りに大会は開催されることになりました。


さて、本大会、大道塾の全国大会予選ということもあり、交流試合とは異なり、出場選手はかなり少数。特に高校生以下のジュニアの選手は、かなり少なめです。各支部共に支部内でも実力のある子供達に絞って出場してきている様子ですが、横須賀湘南支部からは、選手登録しているジュニアは全員、経験を兼ねて出場しています。当初から厳しい試合になることは想定していましたが、期待していた中高生男子の選手も含め、ほぼ全員が完敗という結果です。

そう簡単に関東予選の試合に出てきて勝てるとは考えておりませんが、かなり期待していた高校生と中学生の男子の負けは、かなり残念な気持ちでいっぱいです。

ただし、こうした選手たちも、負けてばかりとか勝ってばかりではなく、勝ったり負けたりを繰り返しているところが、学びの場としてはとても良い経験を積んでいると感じられますので、私としてはいい経験の場になったかなと感じています。

もちろん、プロの選手や国体やオリンピック級のレベルになれば、勝つことに生活の全てをかけて取り組んでいる選手にとって、「勝つ」事こそが至上命題であり、「金メダルでなければ意味がない・・・」と、歯を食いしばって頑張るオリンピック選手の気持ちも分かりますが、この場に出てくる選手達は、学校生活があり、本業の学業にクラブ活動、またはその他の色々な習い事など、忙しい間を縫って週に1回から数回の稽古を積んでいる子供達には、経験を学びの場として積み重ねていくととが大切だと思います。



高校生の出場選手は、出場者が少なかったため、階級が上の重いクラスの選手とのワンマッチとなりました。
ちなみにその対戦相手は昨年の全国大会の高校生最重量級の優勝者だということです。

内容はほぼ組み負け。

全体を通して、間合いの取り方、最初の打撃の駆け引きや攻防は優勢ながら、打撃攻防の後に組み付かれ、2度3度と、再三に腰投げで投げ飛ばされ、有効ポイントは取られなかったものの、投げ技の印象点で判定負けとなりました。相手の目の前では視野が狭くなり、苦手なタイプの相手に対しては対応が上手く取れない場合がありますが、客観的に観察すると、色々と見えてくるもの。
ある意味で間合いの取り方、打撃の使い方、組んだ時の組み位地を少し変えるだけで、よりいい対応ができたのではないかと思います。対戦相手が打撃をかなり警戒していただけに、投げに対する対策がとれれば、勝てる試合だったと思います。

彼は、過去三回にわたり、同階級の新潟の選手に続けて勝利しているだけに、同じ新潟の重量級の強豪選手と戦えたことは、負けたにせよ、とてもいい勉強になったと思います。相手との体重差は21キロ。ある意味で二階級ほど上の選手になりますが、大道塾で戦うには、これくらいは跳ね飛ばす気概が必要だと考えてもらいたい。




中学生男子の二人の選手。ともにいろいろと課題が見えてきたと思いますが、それほど悪い戦いはしていません。一人は首相撲という攻防の対策さえ取れれば問題なし。もう一人は、全体的な総合力のアップが必要かと。全ての攻防にい於いて、技術的には劣る点はなく、身長で7センチ、体重で5キロの差をカバーできなかった総合力、体力の問題かと。組み合わせの上で、同階級の選手が居らず、ひと階級上のクラスに出場したという事情もありますが、それであってもぜひ、決勝に進み優勝してもらいたかったと考えていました。。。

この試合だけは、ただただ残念。




さて、中学生女子も二人出場していますが、もちろん二人それぞれの階級を含めて、女子中学生の関東予選のエントリーがなく、ひとクラス下の学年の男子の部に出場することになりました。小学高学年から中学生くらいになると、男女の体力差は激しく、且つ格闘競技ともなれば、その差は歴然。しかしその差をもカバーしてもらいたく、男子の部への出場を私が承諾しての出場となります。
学年が一クラス分下がるとはいえ、二人とも、身長、体重ともに本人よりも上回る体格の男子選手が相手。それは厳しくつらい戦いになりましたが、大きなポイント差を開けられることもなく、制限時間いっぱいを戦い抜き、結果は判定負け。
試合後の目には光るものがありましたが、このクラスでこれだけ戦えれば十分。ちなみに、この試合は参考試合となっており、総本部からは全国大会出場の承諾をいただいています。ただし今回の戦いの内容も加味されて最終判断がされると思いますが、全国の大会に出て、今度はきちんと自分の土俵である女子の部で、しっかりと戦いに挑む気持ちで、11月までの稽古を頑張ってもらいたい。




小柄な中学生男子1名は、誕生日がまだ来ていないことと、体格がかなり小柄なため、こちらも一学年下のクラスの部に出場。しかし、学年が下のクラスということもあり、体重は重いクラスへの編入となる。とはいっても対戦相手は、身長差が13センチ、体重で12キロ上回る大柄の選手です。厳しい。。

なぜだか横須賀湘南支部は、みな体格の合わない選手とばかりの組み合わせになることが多いのですが、何分、関東のジュニアは支部ごとの実力差が大きいこともあり、出場選手が少ない。他の多くの支部は、少年部の出場を見合わせているところが多いです。 しかし、まあこれも修行の一つだと思って頑張ってもらいたい。

しかし、33キロ程の小柄な少年にとっては、さすがにこれだけの体格差はカバーしきれず、早々に3ポイント差を先取され判定負けとなる。大きなダメージを受けていなさそうなのが何よりだが、できれば、同じ階級の相手と戦わせてあげたかったということに尽きる。
同じ階級であれば、しっかりと戦える実力があるはず。ただし、組む力、特に首相撲という首を抑えて相手をコントロールするちからを付けていく必要があります。



横須賀湘南支部のジュニア選手が首相撲が弱いのには実は理由があり、私が支部内のジュニアの通常稽古で、あまり教えていないからです。道着ありの競技で首相撲状態の攻防が増えると、戦いがかなり乱れて汚くなり、頭を押さえて下から膝で連続して相手の腹部を蹴り上げる、という行為を支部内の組手審査ではあまり推奨していないという理由です。

実戦的な組手ルールとしては、とても有効で、護身的に見ても効果的な技ではありますが、格闘家の目線ではなく一般社会の目線で見ると、とても粗雑で下品で、また乱暴な暴力行為に見えることと、そうした技に幼いころから馴染んでいると、その子の精神や性格にどのような影響を与えるのかということを私自身がとても危惧しているからです。

もちろん子供のころから稽古を積んできた大道塾のトップ選手達がみな「乱暴で性格が悪い」というわけではなく、少年部の中には、「悪い影響を受ける」子供が少なからず、いるということです。事実、そうした技を友だちとのいさかいで使ってしまって問題になった出来事が過去にあり、とても考えさせられたことがありました。そのため、支部内では分別のある大人の稽古生、および、選手クラスの子供たちに限り指導するようにしています。

精神的な影響を考えずに、唯々強くなる技術だけを学び、戦う実力を付けるだけの稽古は、これからも行うつもりはありませんが、やはり、勝負の世界で負けることは、つらいこと。選手クラスでは勝てる稽古に取り組んでいきたいと思う。




さて、小学生男女の残りの4名は、それぞれにいい所と反省すべき点があり、またいい経験ができたと思います。この4名はあくまでも予選初出場で、体験的に出場をさせたため、最後まで戦い抜ければ、それで十分。男子1名が試合中盤までに3ポイント選手をされたため、途中で試合が終了してしましましたが、体格が同じながら、6級の黄帯に対して2級の茶帯の相手はさすがに厳しいものがありました。

皆が見せた悔しさとその想い、また涙は、次につながるいい栄養となるでしょう。





しかし、今大会でとてもよかったのは、出場した選手同士が互いに協力して、声を掛け合い、技を教えあい、準備からウォーミングアップまで協力していたこと。そして、みなで必死に応援していたことです。

また、保護者のお父様やお母様方も、身を乗り出して、選手の子供達全員に懸命に声をかけて応援している姿を見て、一体感を感じたことです。

横須賀湘南支部は、応援も非常に上品でクール。静かに応援を送っている姿は、他のいくつかの支部にみられるように、 「オラオラ! 殴れ殴れ!!」 と怒鳴るように過激な声援をしている姿と異なり、つつましやかで良いものでしたが、今回のような相手に対しても配慮のある対応がとれていれば、こうした盛り上がりのある声援も実に頼もしいものだと思いました。

戦いの舞台で、ただ一人で懸命に戦う我が子を見て、必死に声援を送っている親御さんの姿に、少し感動するものがありました。


また、試合後の集合前のひとときの合間に、他支部の子供達も交えて、子供たち同士がとても楽しそうに交流が出来ていたことも、ほほえましい姿として印象に残っています。涙を流すほどの戦いの後にも、笑顔でこの催しを終えられるということはいいものですね。



そして何よりもよかったのは、皆、「礼」を外していないこと。

戦いの前後に行う、「礼法」をしっかりと正しくきれいな姿勢で行っており、そこに心がこもっていることです。勝負で猛る気持ちを収め、相手に対する配慮をもって、心を静めて、静かな礼法で戦いの場を締めくくること。

ここは、我が支部所属の選手にとって一番外してはならない重要なポイントですが、さすがは支部を代表して出場している子供たちですね。

この点は 「良し!」 です。




今回、ゴールドジム会員の小池さんの息子さんにカメラマンのお手伝いをしてもらいました。たくさんの写真を撮っていただいた様子です。現在、写真関係だとか?の専門の大学に通う、写真撮影が上手な学生さんです。


いい写真が取れているか?


楽しみですね。





そうそう、支部からは出場選手がもう一人。

現在、総本部から移籍し、現在、追浜所属の稽古生が一般の無差別予選に出場していましたが、試合前から痛めていたあばらの怪我により、2回戦を戦い抜いた後に棄権することになり、残念ながら上位入賞はなりませんでした。

過去に、体力別で全国2位、無差別で全国3位の実力者で、まだまだ20代の青年です。

仕事の都合で十分な稽古が取れていませんが、これまでの貯金で戦ったわりに、2試合ともにいい動きが出来ていたのはさすがです。

彼からも、いろいろと学んでいただきたいところです。




出場選手の皆さん、保護者の皆さん、スタッフの皆さん、大変お疲れ様でした。





<選手とスタッフ、試合後の集合写真>






<女子選手のみなさん。試合で頑張り、結果に悔し涙ながらも、、最後はみなスマイルです。>





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東京都・神奈川県 交流大会

2016年06月01日 | 大会記録


5月29日(日)に、東京都の八王子にて大道塾の首都圏の交流試合が開催されました。


大道塾は支部の数がそれほど多くはないため、大会に集まる人数はそれほど多くはありませんが、試合には、各支部からの実力者が集まってきますので、レベルはそれなりに高くなります。


「東京都神奈川県」と名前の付いた大会ではありますが、試合参加の機会を求めて、遠くは、新潟の新潟支部や長岡支部、長野県の佐久支部、栃木県の栃木南支部、千葉県の行徳支部や成田支部など、東京都・神奈川県以外の支部の名前も多くみられます。



今大会には、横須賀湘南支部からは日曜日の選手クラスに参加している稽古生の9名が参加ししました。



支部内の同年代の中ではレベルの高い稽古生たちですが、他支部の選手は試合巧者の猛者も多く、さすがにそう簡単には試合に勝たせてはもらえません。


高校生の部(U19男子・重量級)および、中学生女子の部(U16女子・中量級)の各クラスでは、勝利者賞(出場人数が少ないため、優勝ではなく、勝利者賞と呼ぶ)を得ることができましたが、期待していた中学生男子(U16男子・中量級)では決勝に進めず、U13男子・軽量クラス、およびU13女子・軽量クラスでは、参加した全員が1回戦負けという結果に終わりました。


初めて大会に参加した人は、あくまでも体験的な意味合いがありますので、勝ち負けよりも、試合時間内を十分に戦い、自分の技術を出し切れるかどうかが問題。




さて、今回初めて出場した皆さんはいかがでしたでしょうか?




支部内の審査会の組手審査は、あくまでも指導者が実力に応じて組み合わせを決めていますので、大きな実力差のない相手と、かつ激しい相手の声援によるプレッシャーを感じることなく、比較的落ち着いた環境で組手ができますが、各支部が集まる大会になるとそうはいきません。


各支部ごとの競争心が生まれる中で、指導者や親兄弟、支部の仲間がとても激しい声援を送られる中で、孤独な戦いを強いられます。


片方の選手にいい技が入ると、いまだイケイケ!!と。畳み込んでやっつけてしまえ!! と言わんばかりの激しい声援に包まれた会場の中で、体の小さな子供でも一人で懸命に戦い抜かなければなりません。


負けた悔しさからか、今大会で涙した人も多かった様子です。


試合の具体的な内容は省略しますが、次の稽古では反省会を行いますので、各自、大会の様子を見直しながら、次の大会に向けてのステップにしていけるよういろいろと考えてみてもらいたいです。


技術的な部分は、いろいろありますが、また次の機会に。





ところで、もう一つ。



今回は改めて精神的な部分、基礎的な部分の見直しをもう少し考え直してみたいと思いました。



球技などのスポーツ競技や陸上、水泳の個人も含めて、いわゆるスポーツ競技は、ポイント(点)が入ったときには、また数値が表示されて勝利が示されたときには、飛びあがって喜び合うのが一般的なスポーツ競技です。

ボクシングなどの一般的な格闘競技もガッツポーズで会場の中で飛び上がって喜びを表現しますが、武道に分類されるものは、勝ちが決まっても礼法にのっとり、試合場を後にするまで喜びや悲しみを抑えながら、最後の礼法を終えなければなりません。




なぜでしょうか?




武道は相手を制すること、相手を傷つける、いわゆる攻撃し相手を痛めつけることを目的としたものであるので、対戦して頂いた相手への配慮や尊重、思いやりの心を育むことも大切な部分で、そうした礼法や相手に対する気遣いの気持ちが身についていないものが、こうした格闘競技をさせることには私は理解を示せません。


大道塾の試合における礼法は、かかとを付けた「気を付け」の姿勢からの黙礼と、両手で十字を切る「押忍」の礼の二つがあります。しっかりと身についている選手はかなり少数派。中には、その礼法すら全く知らない、もしくは関係ないとばかりに相手を威嚇せんばかりの雰囲気の選手たちは、果たしてこの戦いの場にいる価値があるのかどうか??



闘牛や闘鶏の場に、ただただ力試しに来たかのような選手も、相変わらずちらほら見られたりします。。。



ところでこの黙礼。最近は試合に参加する選手の黙礼のタイミングが合わないため、主審の「礼」の号令に合わせて選手同士が黙礼をしていますが、もともとは審判の号令なく、選手同士がタイミングを合わせてこの黙礼を行っていました。


ちなみに柔道では、審判の「礼」の号令によらず、選手同士が互いに礼を合わせて礼を行うのを試合の礼法としていますが、最近では、国際大会レベルの大会であっても、この礼のタイミングが全く合わない、もしくは意識すらしていない選手も多く散見されます。


儀礼的にさっさと礼を済ませ、少々タイミングが遅れて頭を下げて礼をしている相手を見下すように、相手に襲い掛かるように向かっていく姿は、最近では、日本人選手に多いように感じています。


礼を失した武道家ならぬ、唯々、勝ち負けだけを意識しているただの ”格闘家” を育てている指導者を決して見習いたくはありません。


他の支部の考えは、その支部の責任者の判断によりますが、せめて横須賀湘南支部の選手および関係者は、同じ意識でこうした大会に望んでいただきたいと思っています。





また、競技の勝ち負けは、一歩間違えると利己的で身勝手な意識にその心が支配される恐れがありますので、共に競い合い、技を磨きあい、互いに向上していける仲間意識をもちつつ、切磋琢磨していきたいものです。




試合に勝てば、その内容によっては相手は相当なダメージを追っており、その対手に対する気配りが、相手のみならず、自分の心や、周りの人々をも豊かな気持ちに満たしてくれるものです。


今回は、ダメージを受けた相手選手を気遣い、心配りを持って挨拶に行く横須賀支部の選手とその保護者の姿がありました。

かなり以前の話ですが、我々の支部の選手が、試合で相手選手から同じような相当なダメージを受けた際、相手支部の責任者や選手、その保護者や関係者からは何のいたわりの言葉も受けることなく、味方の選手が勝った事をただただ飛び上がって喜び合う姿。そしてこちらに向けられるのは、勝負に勝った事にたいする優越感のような、いやらしい視線のみ。。。

幸いに横須賀支部の選手は、その悪い影響は受けていない様子です。




勝って奢らず、負けて悔やまず。

日々反省と挑戦の繰り返し。

そんな中で、日々の稽古とその挑戦を楽しむ心意気と心の余裕があれば、より強くなれます。




私の指導する道場では、技術だけを磨いて、手っ取り早く試合に勝てる選手を育てることを目的としてません。

強くなる価値のある人物の育成と、その人の人生における姿勢と心意気を育んでいます。




さて、次の日曜日は反省会です。



今大会には他の支部からも、技術的にも精神的にも見習うべき資質を備えた選手たちも多く出場していたと思います。


良しきも悪しきも、学びの糧。全てを含有する大道塾という団体の中で、我らの道を歩みたい。

勝ち負けの前に、大会に出場しうる価値のある立派な人物であれ。



(写真はまた後日掲載します。)




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さかのぼり記事(2015/11/14 北斗旗選手権大会)

2015年11月25日 | 大会記録


ここしばらく、このブログ更新が遅れていたため、夏頃までさかのぼって、幾つかの記事を掲載していきます。



「北斗旗選手権大会」(ほくときせんしゅけんたいかい)



元々、多くの空手団体の中での中心的な存在、星でいえば北極星を意味する存在を目指して、大会の名称を北斗旗と名付けていました。現在は、投げや寝技などの総合的な技術を有する総合武道としての位置づけで、競技名に「空道」という名称を利用するようになっています。



この北斗旗選手権大会は大道塾が主催する全国大会の名称です。




春の全国大会は体力別。身長と体重を合わせた数値を身体指数という基準で表し、その数値で体格に合わせたクラスを設けて、各クラスごとに戦います。

そしてこの秋の全国大会は無差別選手権大会です。軽量級から重量級までの全ての選手が一つのトーナメントで戦います。

高校生以下のジュニアのクラスは、安全性を考慮し年齢と体重別に区分けして各階級で競技が行われます。




今年は、高校生男子が1名、中学生男子が1名、中学女子が1名、そして小学生の女子が1名の合計4名の選手が出場しました。

予選会には、さらに中学男子が1名と小学生が1名出場していましたが、惜しくも、予選敗退により出場する事ができませんでしたが、中学1年生の子には、この全国大会に出場する選手のセコンドとしての役割を担って頂きました。


関東のジュニアは比較的層が薄いですが、大道塾発祥の東北地区や、支部の数が多い関西中部そして、強豪育成の名門支部がある北海道など、強豪ぞろいの中で、怪我なく一戦でも良いのでいい戦いを経験できればと臨んだ今大会です。




まず、女子アンダー13(小学5,6年生のクラス)の44kg未満のクラスに出場したRさん。変則的な組み合わせで、一人2試合を行い、2勝した者同士で、決勝が争われるという流れです。もちろん全国大会になりますので、小学生も中学生も出場選手のほとんどが黒帯か茶帯の選手になります。Rさんの一回戦は、東北盛岡支部の黒帯。やや小柄ながら、東北予選を1位で通過してきた子です。初めての代々木競技場の大きな舞台でとても緊張したのか、堅くなり、いつも通り動けていません。動きの良い相手にほんろうされる形で、ポイントをいくつか取られ本戦判定負けとなりました。

二回戦は中部地区豊川支部の黒帯。西日本地区ジュニア2位で予選を上がってきた選手ですが、開始早々にカウンターの前蹴りが見事に決まり、ポイントを先取。後半激しい追い上げにも怯むことなく立ち向かい、組んで膝蹴りで攻めてくる相手を横に投げ崩して上のポジションを確保。組技でも負けていません。ポイントでリードされている事に焦る相手の猛攻を凌ぎ切り、ポイントをリードしたまま判定勝ちとなりました。初めての全国大会の舞台でこれだけ動ければ、十分でしょう。

続いて女子アンダー16の55kg以上65kg未満のクラスは全国からのエントリーが3名でリーグ戦となります。もちろん横須賀支部のY選手を除く二人は黒帯で、これまでに数多くの試合をこなしてきた選手です。
初戦は東北石巻の選手で、東北地区で勝利を収めてきた選手で、Y選手よりも10cm背が高い167cm。高校一年生なので学年で二つ上の選手になります。体重も二キロほど重く、大柄な体格から繰り出される力強い技に苦戦をしいられます。中学2年生で体格が劣るため、やや厳しい攻防になります。双方ともに効果的な有効打は無かったものの、全体的に相手に押されて判定負けとなりました。技術的にはそれほどレベルの高い選手ではなかったため、今後の稽古次第では十分に勝ちえる相手だと思います。

二回戦目は北海道小樽の中学3年生の黒帯選手。北海道で勝利して本大会に望んできた選手です。この選手は技術的に非常に安定した動きができる選手で、有効打は無くポイントは取られなかったものの、全体的に攻防の中で相手のペースに呑まれ、判定負けとなりました。打撃でやや押され、組んだ際に相手に襟元を掴まれ左右に崩され、組んだ状態での膝蹴りに苦しみます。

最初の蹴り技への対応と、組んだ状態での膝蹴りと投げの攻防、いわゆる首相撲の動きと投げ技への連携を上手くこなせるようになると、十分に対抗出来ると思います。一つ一つの技のスピードや強さ、体全体の動きのスピードなどはそれほど大差ありませんので、細かい技術の習得と全体的な技んの組み立て方を工夫すればよりレベルが向上できそうです。

翌年の中学3年生では、トロフィーが持ち帰れるよう、よりレベルアップを目指したいと思います。




そして、今ジュニアの大会で一番層の厚いと思われるU16男子のクラス。50kg未満の部に出場したR選手。見渡せば、ほぼ全員がかなり高レベルで相当な実力者ばかり。中途半端な実力で出場すれば、一発で倒されてしまうであろうこの階級での1回戦。東北、角田の黒帯選手。全国でも特に層の厚い東北の予選を1位で突破して本大会に臨んでいる選手です。この選手に勝てれば、レベル的にはほぼ全国トップレベルと言えるでしょうが、さすがに勝負は厳しいものとなりました。


出鼻に相手の足をつかんで崩し、抑え込みに入りますが、相手の撥ね退けようとする反発力の強さ、相当に体全体の筋力や身体能力の高さがうかがえます。それでもさすがに中学柔道部に所属するだけの事はあり、最後まで抑え込み、マウントに移行したところで寝技のタイムオーバー。ここまでの所要時間がおよそ50秒ほど。ここまでの展開では有利に進めていましたが、その後の工房で、蹴り足を掬われて強烈なパンチを喰らい、さらに下がり際にも強烈な下段蹴りをもらってしまいます。さらに足を取るために頭を下げたところに強烈な蹴り技をもらい、後半はかなり一方的に攻め込まれる展開となりました。

このレベルになると、総合的に全てのレベルアップが必要になります。まあしかし、全国のトップレベルに近づくには相当な努力と才能が必要であることは間違いありません。


当たり前のことですが、初めてこの舞台に立って、これだけレベルの高い相手と最後まで戦い抜けただけで相当なものだと思います。何せ初の全国出場の大会です。


来年がこのクラス出場の最後のチャンス。来年は1試合でも勝ち進めるよう、よりレベルアップを目指していきたいと思います。できれば高すぎる望みかもしれませんが、決勝まで進出しトロフィーを狙いたいところです。それだけの可能性は秘めていると私は考えています。



最後にもう一人の男子選手。こちらも名前がR君になりますが、U19の身体指数(身長+体重)が250以上260kg未満のこの階級は、全国から選ばれた実力のある選手が2名のみの為、ワンマッチでの対戦となりました。先の関東予選で対戦している新潟の非常にパワフルな選手です。

二か月前に対戦していますので、相手の戦い方はある程度把握していますが、もちろん対戦相手も対策を練って本大会に臨んでいるでしょうから、そう易々とは勝たせてくれそうもありません。

何せこちらも大型選手の多い強豪ぞろいの名門、新潟支部の代表の黒帯を締めているの選手です。



しかしふたを開けてみると、相手がR選手の実力を理解してるだけに、以前のようにガンガン攻めてくることはせず、比較的間合いが取れる攻防ができ、R君も関東予選よりも余裕を持った攻防が出来ていたようです。

強烈な下段蹴りも何度がクリーンヒットし、直線的な打撃も正確に何度がヒット。圧倒的な判定勝利です。

確かこのクラスは、安全性確保と技術レベルアップの為に、手技はストレート系の直線的な手技の二連打までの制限があったはずですが、その映像をビデオ再生してみると、相手選手はそのほとんどがフック気味の大ぶりパンチばかりの様子。そしてそのフック系の打撃に反則を取られる事もありません。どうやらこのルール体系には、審判判定も含めて問題がありそうです。


このクラスは、かなり激しい攻防になりますので、全国大会への出場希望者が少無かったため、“優勝”ではなく、“勝利者賞”としてのトロフィー授与となりました。


それでもこの年齢と階級での大道塾の全国トップには変わりありません。

パワーやスピード、勝負度胸や試合勘の良さは抜群ながら、細かい技術をより伸ばしていかなければ一般の大人の階級ではまだまだ厳しい限りです。





大道塾は、伝統派やフルコンタクト派の空手団体、また伝統的な武術系の団体やK-1の発祥であるグローブを着用したグローブ空手など、空手団体の乱立や混乱、団体の統一性の無さから一線を画し、数年前から「空道」という競技名を用いて大会を開催しています。

大道塾は「空道」という競技を通して、オリンピックにつながるワールドゲームスや各種の大会に参加しています。話題の東京オリンピックには間に合わないかもしれませんが、参考競技としての参加、もしくは次の機会には、より大きな舞台が用意されることになるかもしれません。





しかし、強さを競い合う前に、武道競技ですから人としての道を追求することを忘れず、そして日々の稽古に取り組んでいく中で、より大きな活躍につながれば指導者としても嬉しく思います。

支部から参加する選手は、ある意味で必ずしも支部内で一番の実力者が出場しているというわけではなく、大会出場を希望した人が試合用の稽古を通じてレベルアップに励んで出場しています。活躍できる可能性のある子供たちが多く在籍し、地道な稽古に真摯な姿勢で励む、全ての仲間たち全てが支部の財産であり、活躍する選手の大切な土壌となります。


仲間を大切に、謙虚な姿勢で稽古を続けていきましょう。


応援してくれる周りの人達と、稽古の仲間達への感謝の気持ちを忘れずに!!!


スタッフの皆さま、保護差の皆さま、応援してくれた皆さまに感謝します。




※ 写真はまた近いうちに、掲載いたします。




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さかのぼり記事(2015/11/22)

2015年11月24日 | 大会記録


ここしばらく、このブログ更新が遅れていたため、夏頃までさかのぼって、幾つかの記事を掲載していきます。




さて、11月22日といえば、いい夫婦の日、、、いやいや、、、私の誕生日でもあるが、、、ん??何歳??、、、いやいや、、、そんなことはさておいて、この日は関東地区の交流大会が開催された日です。


東京の台東リバーサイドスポーツセンターで、ジュニアから一般部、シニアまでの関東地区の交流大会が開催されました。



例年は9月の関東地区予選と同時開催で行われていましたが、今年は都合により、別日程での開催となりました。

大会が急遽決定したこともあり、また少年部・中学部の審査会時期と重なった為、支部からはジュニアの選手出様は見送ることとなりましたが、今後は日程が合えば関東交流大会には積極的に参加していきたい所です。




今回は一般緑帯の部に1名。シニア軽量級1名。シニア重量級1名の合計3名が出場。


緑帯の選手、追浜T君は、変則的な一人2試合づつのリーグで、2勝同士の選手による決勝へと進む組み合わせ。初戦、キックボクシングスタイルで定評のある東京吉祥寺支部の選手と対戦。間合いを取った打撃で来るかと思いきや、最初からガンガンと強引に攻めてきます。間合いも何もない状態で、襟首掴んで前へ押しながらガンガンと打撃を放ってきます。こちらの技は入っているものの、間合いが取れず、得意の打撃、特に蹴り技の間合いが確保できません。押してくる相手に支え釣り込みでサイドへ崩し、ニーオンからの極めで1ポイント先取したものの、後半ラスト5秒から10秒ほどのところで、強引な押し込みからのパンチがバランスを崩したところへクリーンヒットして1ポイントを取り返されてしまいます。結果、積極的に前へ出てきたことを評価されて相手が判定勝ち。あと10秒ほど油断せずに戦っていれば勝てた試合で、実に残念。続く二試合目は、地味な戦いながら完勝しました。

結果、初戦の相手以外に2勝している選手がいなかったために、その選手が優勝となりましたが、初戦ののこり10秒を上手く戦っていれば優勝となっただけに、実に残念でした。接近戦での攻防をもう少し身につけられるよう頑張りましょう。



シニア軽量級出場は久里浜のMさん。直前の稽古で腰を痛めてしまい、2週間ほど稽古をお休みされており、試合数日前に稽古復帰しての試合参加となりました。
やはりスタミナが落ちており初戦敗退となりましたが、非常に優秀な指導者がいる行徳支部の黒帯相手に、好勝負を展開できました。スタミナ不足に加え、試合直前に腰痛により2週間ほど休んでしまったため、やや力が入りすぎて、その力みから普段の軽快な動きが行えず、初戦敗退となりました。

しかし、茶帯にして黒帯の相手であり、48歳に対して38歳と一回り若い選手であり、試合直前の怪我に見舞われた中でこれだけ戦えたということは、なかなかのものだと思います。できれば、怪我の無い万全の状態で挑めば、そして普段の動きができていれば2回戦へ進む事も出来たかなと考えると少し残念です。

ちなみに、このクラスで優勝したのが総本部の57歳。しっかりと真面目に稽古を積んできているということがその動きから見てとれます。

更に経験を積んで、次回につなげていただきたいです。




そしてシニア重量級のクラスに出場したYさん。パワーはあるがスタミナが不足気味。
稽古量は少なくとも本番に強いタイプ。以前とはいっても、10年も以上前の事ですが、関東地区の緑帯の部に出場を希望した時、練習不足もあり渋々了承した関東大会の緑帯の部に出場し、ハイキックによる見事なKO勝ちを含めて決勝に進み、準優勝した事があります。その時のやはり決勝はスタミナ不足により優勝は逃してしまいました。

さて今回、初戦が同じ年齢ながら、3cm背が高く10kg思い相手(92kg)に完勝。組んでは崩し、ストレートを何度がクリーンヒットさせてポイントを奪っての勝利ですが、やはり後半はスタミナ不足でややバテ気味。2回戦は総本部の弐段の選手で、大会にも多く出場している選手です。

打撃ではほぼ互角、何度が払い腰や首投げで投げるものの、極めまでの動作につながらず、寝技でも有効に抑え込むものの、マウントへの移行の仕方がまずく、足を絡められる。

もつれた状態から下になり、柔道経験の癖で亀(うつ伏せの守りの防御姿勢)を思わず取ってしまい、上から極めの動作を取られてポイントを取られる。
その後、大ぶりの打ち合いから、喉元へ打撃をくらってムセてしまい、相手に打撃の効果ポイントを取られる。厳密には喉もとへの打撃は反則行為で、本来は相手に反則が与えられるところが、苦しそうな姿勢を取ったことで、打撃(パンチ)の有効だが入ったと勘違いされてポイントを取られてしまう。正確には審判の判定ミスで、本来は相手に反則1が与えられるところです。

まあしかし、喉元に大ぶり振り回してくるパンチをもらうということ自体がよろしくありませんが、本人の亀になってしまう柔道の悪い癖に加え、ジャッジミス、そしてスタミナ不足が敗因となりましたが、内容的には全く負けておらず、試合前にもう少しきちんと稽古を積めていれば、勝つことも決して難しくなかったと思われる試合でした。



職場が遠く、仕事柄、稽古に参加するだけでもとても大変な事情がありますので、二試合、しっかりと戦えただけでも十分すぎるほどの成績かもしれません。





横須賀湘南支部は、試合目的に大道塾内の支部の中では試合競技を主目的に置いていないという意味で非常に特異な支部団体ですが、大会で成績を上げるには、競技に特化した練習と、試合経験をより多く積んでいく必要があるのは言うまでもありません。


現在は少年部や中学部を中心に少しずつ大会への参加も始めておりますので、一般やシニアクラスでも、意欲のある方は参加してみるのも良いかと思います。



みなさん、さすがに相手に対する思いやりや謙虚な姿勢、そして礼法はしっかりとしたものです。この辺りは支部の一番の宝にしたい部分です。



今回参加された3名は、又一ついい経験を積まれたともいますので、また今後、目標を持って稽古に励んでいただきたいと思います。





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ジュニアの交流大会 14/09/15

2014年10月08日 | 大会記録


少しさかのぼりますが、江東支部主催で、関東地区のジュニアの交流大会が開催されました。



この大会には、支部から4名の選手が参加。

高校生が1名、中学生が1名、小学生が2名です。












まずは結果から。

高校生の参加者は2名のみ。ということで、出場した2名で2試合を行い、この試合は2戦2勝。

相手は実力者ながら初めての相手でもあり、1試合目は最初からエンジン全開。手技足技ともにバンバンと出ています。 後でその映像を見た他の稽古生が、「ぐごく強いですね! この相手!」 ???  勝ったR君をほめるでなしに、何かと思えば 「これだけのR君の攻撃を受けても全然後ろに下がらない!! すごく打たれ強く、根性がある!!」との事。 勝ったR君ではなく、攻撃に耐える相手の側をほめたたえるほど、いい技がスタートからバンバンと出ています。









しかし、相手はほんとうに、とても打たれ強かったですね。 高校2年生でこれだけの強さがあるのはちょっと驚きです。










2回目の試合は、少々警戒してか、あまり技が出ず、双方、見合う場面が多め。 結果勝ちはしましましたが、私としてはあまり評価できません。 とはいえ初めての高校生ルールでこれだけ戦えれば、十分すぎるくらいかもしれません。










まだまだ高校生になったばかりの1年生。 今後、じっくりあせらず、実力を上げていきましょう。


中学生のR君は1年生ながら、中学生のクラス(学年分け無し)に入り、重い側のブロックに。


試合経験が少ない彼にとっては、とても厳しい組み合わせ。










結果は1勝2敗。 負けた一つの試合は、相手に金的を蹴られ、本来は相手に反則が入るところが、相手の効果ポイントとして計上され(これは明らかな審判ミス)、判定負けに。










本来は、こういう場合、試合慣れした選手であれば、相手の反則を激しくアピールするところですが、何も言わずに、痛みに耐えつつ戦い続けるR君の姿勢、、、私は尊敬できます。 あくまでもジャッジをする審判員の技量不足ですが、審判員が試合をさばくのが試合のルールというものですので、審判員の技量を責めても仕方がありません。 相手の反則はどうあれ、自分の技が相手にしっかりと入れば勝負には勝てるもの。 自分の至らなさを反省するのが武道を学ぶ者の基本姿勢です。 単なる競技者ではない点に武道を学ぶ者の価値があります。

言い訳をしなければ、試合には負けるかも知れませんが、心が強くなります。 試合に勝つことが第一なのか、自分(の心)が強くなることが第一なのか、といった部分で、同じ武道を学ぶ者でも、中身には大きな違いが出てきます。


最後の試合も、茶帯の大柄な実力者相手に、果敢に挑む姿勢は実に頼もしかったです。










実力的にはまだまだ1枚も2枚も上手の相手でしたが、十分に勝負になる試合で、あきらめることなく最後までしっかりと戦い続けました。 体格が一回り大きな帯上で年上の相手でもあり、中学生になったばかりのやや小柄なR君には、やや荷が重かった相手ですが、この試合を含め、「よくやってくれた!」という思いです。

試合内容とその前後の颯爽とした姿は十分評価できるものです。技術的な部分に関しては、中学部で一般の大人と稽古を始めたことで、すぐに追いつけるものと思います。 何といっても、試合の中で “心の強さ” を見せてくれたR君ですから。



続いて、小学6年生男子のR君の試合です。

ところで、今回試合に出場した4名。 全員支部の選手クラスに所属する子供たちですが、なぜだか偶然にも全員、名前の頭文字が「り」ではじまります。 なのでここでは全員R君、そして女子のRさんになります。


その小学6年生男子。大柄な体格の割に性格がやさしく、温厚なその子の組手は、ほぼ待ち拳。 いわゆる相手の攻撃を待ってから反撃するタイプです。

対戦相手が女子ということもあり、実にやさしい思いやりのある組手で、ソフトに軽く技を返しているうちに、有効打がなく、手数で判定負けに。










しかし!!  「こんなところでやさしさを出している場合ではありませんぞ!!」


私は他のコートで審判をしていたため、試合を直接見ることができませんでしたが、見ていればずいぶんとハッパをかけたことでしょう。






初回はリーグ戦のため2回戦があり、この二つ目の戦いでは手数が出ていたものの反則を2つ取られて、判定負け。


最近は危険防止のため、上段前蹴りが禁止となっていたのですが、私が本人に伝え忘れていたようです。

これは私のミス。<反省>



内容的には、とてもいい試合でした。 一試合目を反省してか、かなり最初から手数が出ていて、しっかりと攻め込んでいました。 セコンドについていただいた大人のスタッフからも心強い声援がとんでいましたね。 技量的には負けていませんが、決め手がなく、ややスタミナが足りないか?という感じでしょうか。

今後につなげて行きましょう。 それでも2試合目はいい試合でしたね。




最後に、女子小学5年生のRさん。

選手クラスに参加してまだ期間が浅く、技術的にはまだまだ。 もともと器用なタイプではないのですが、脚力が強く、前蹴りがなかなか効果的。 闘争心があり、前に前進する力は強いものの、まだまだ技量が足りません。







それでも初試合になる初戦は僅差の判定で勝利。



やはり勝てればうれしいものです。



2試合目の相手は、技量が上の帯上の選手。

前に出ていく闘争心と押しの強さは評価できますが、技をもう少し向上させていきたいです。

これだけ勝負度胸と地力があれば、1年後にはかなり実力が向上していることだと思います。



みな試合後はとてもいい顔をしていました。



一つ一つの体験を大切に。




人生の中で経験をつかめるチャンスを積極的に味わい、人生のプラスにしていきましょう。




試合映像を見直しながらこの文章を書いています。

皆よく頑張りました。







皆の頑張りに感謝!!




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関東大会 14/10/05

2014年10月08日 | 大会記録


先日、一般部の関東地区の交流試合が行われました。

支部からは、大学1年生の稽古生が2名参加。







さて試合の模様です。

黄帯のクラスで出場したK君は3人ずつのリーグを2勝して勝ち上がり、決勝戦の延長戦で敗退。






緑帯のT君はトーナメントの一回戦で敗退という結果でした。





結果はともあれ、その試合に臨む姿、試合場での態度。雰囲気は二人とも堂々たるもの。






おそらく、堂々としたその姿勢、礼法の動作、技の切れやスピード、試合後の姿勢や態度などは、今大会に参加した選手の中でも高く評価されるものがあったと思います。




二人とも大会には初出場ながら、こうした部分を見るだけで、私としては大満足です。

また、負けた試合も、二人とも十分に実力が出せたものと思われ、内容も「負け試合」とは言えないいい勝負をしていたと思います。

湘南支部のK君の相手は、身体指数が30程も差があり、163センチに対して183センチの相手、体重57キロに対して64キロの相手との差を感じさせないほどに果敢に打ち合っての結果です。実にすばらしかったと思います。










横須賀支部のT君は、18歳に対して23歳の大柄な相手のパワーに、後半押されたところがマイナスに評価されて判定負けとなりましたが、冷静に打撃の評価をすると勝っている試合でしたが、試合をさばいた審判員の印象がマイナスに働いてしまった点は、克服すべき反戦点として今後に生かしてもらいたいと思います。

ある意味、相手は技巧派ではなく、打たれ強さと押しの強さで前に出る選手であり、技とタイミングで勝負をするT君にとっては一番苦手なタイプだったかもしれませんが、次に戦った場合は、おそらく負けることはないでしょう。 技術的にはとても大きな差があったと思います。 しかし技術に差があっても、負けてしまうことが実際の勝負の世界です。これも経験ですね。



とはいえ、二人ともまだ18、19の大学一年生。 二人とも今回が初めての大会出場です。

今回の試合を経験したことで、大幅にレベルアップすることでしょう。



今後に期待したいと思います。




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