ついに、りこちゃんからこの言葉が出ました。
一生懸命練習してくる子ほど言います。
「だって 家のでは(電子ピアノ)弾けるのに
先生のところでは弾けない」
いまちょっと背伸びした選曲で「エリーゼのために」を練習しています。
16分音符や、32分音符、時折入る装飾音符。
例の有名なフレーズの後のちょっと難しいところです。
お母さんもついてきていらしたので、
「すごいですね この言葉がでましたか・一生懸命考えながら弾いている証拠ですね。
ピアノを買い換えてはいかがですが」
もちろん、住宅事情がありますので、無理にはお勧めしませんが
育てるには環境も必要なのです。
電子ピアノでも練習できるように
注意深く練習する箇所と方法をいくつか提示しましたが
がんばっている子にはできるだけ環境をとつくづく思います。
もちろん、たまごが先かにわとりが先か・・わからないですけど
はじめから環境があったら、さいしょから音楽が好きでがんばる子になっているかも。
よく入会時の質問に
キーボードと、電子ピアノ、そしてアコースティックピアノ
(アコースティック 最近、電気を使う楽器が多いので、あえて普通のピアノを
区別するためにアコースティックと言って区別することがあります)
鍵盤がついてて同じように見えるのに何が違うのですかと問われることがあります。
たとえ話で、
書道に筆ペンは使いません。
墨と筆で書くと、とめははらい、墨の色、かすれ具合や字の勢い
いろんな表現ができますが、筆ペンでは限界があります。
筆と筆ペンの差です。
そういう話をするとなんとなく納得していただけます。
音楽教育界も多様化しています。
ピアノがよくて、電子ピアノでは駄目なことはありません。
それぞれの特長を活かしたレッスンを心がけています
この度は、りこちゃんが
「家では弾けるのに 教室では弾けない」と悔しそうに言うまでに
成長したことを、喜びたかったです。