習志野市民フォーラム

市民情報交流センター

ボートピア習志野反対運動の経緯⑲(開業抗議行動)

2014年03月30日 | ボートピア習志野反対運動
※このシリーズは2004年より新習志野駅前に計画された競艇場外舟券売り場建設を巡る当時の反対運動の経緯です。


ボートピア開業準備は着々と進み2006年9月26日(火)には「開業記念式典」が開催される運びとなり、各方面に案内状が
出された。これに対し、開業式典から開業日までの連続抗議行動が計画されることとなる。

9月26日の開業式典抗議行動は新習志野駅前に動員目標10名のところ約30人が集まった。
スピーカーで街頭宣伝、立崎誠一の宣伝カーでも街宣を行った。
街頭宣伝の後、施行者に抗議文を手渡した。
9月27日の開業抗議駅頭宣伝にも約30人が参加。新習志野駅の南北ででマイク宣伝とチラシ配布が行われた。
9月30日(土)には午後12時30分より新習志野駅前の広場で本格的な開業抗議市民行動が開催された。
集会の目的は下記のとおりであった
・開業に対する対テック抗議と裁判の訴え
・住民無視の市政及び賛成議員に抗議し住民の権利を守ることの訴え
・裁判でストップできることと当該建物は係争中の違法施設だということの訴え等

12:30よりの集会に先立ち資材などが運び込まれた
のぼり、横断幕、 プラカード、 ハンドマイク、演壇用ビールケース、 署名の机、宣伝カー等
集会が始まる頃に、自称「競艇ファン」を名乗る男一人が大声でどなりながら演壇の前に割り込もうとした。
「競艇を愛好するものに失礼ではまないか」「集会をやめろ」など
実行委員会は男に対し「ギャンブルそのものに反対しているわけではない」「何処から来たんだ?」と問い詰める。
さらに「言いたいことがあるならマイク貸してあげるからしゃべれよ」「根性入れてきてるんだろ」と問いかけると
男は「うるさい」「反対派ばかりのところでしゃべれるか」等と言いながら立ち去って行った(男もガラ悪いが実行委員もガラがいいとは言い難い)。
会場から離れた駅前の植え込みのところでは望遠レンズ付きのカメラを構えている男もいた。警察関係かもしれないが
こちらも間もなく立ち去った。

集会は音楽の演奏(副島他)で始まった。参加者は約100人。当日署名を持参した参加者も幾人かいた。
司会(尾高)より開会が宣言された。
実行委員会(川辺)の挨拶のあと事務局(常岡)より基調報告。裁判の経過報告(竹川)。
各団体個人の発言に移りPTA関係(三宅)、千葉工大の近藤教授よりのメッセージ代読、秋津の「おやじの会」(坂本)
市北部の住民(吉田他)、参加の市会議員(辰巳、中村他)の挨拶と続いた。
抗議文の採択(脇屋)がおこなわれ行動提起と閉会の挨拶(藤原)のあと最後に全員で「ふるさと」を斎唄した。

横断幕を先頭にプラカードを持ち「ギャンブル場反対」「開業反対」などと声を上げながら水泳場横を
通りテック本社正門に移動した。
テック正門では抗議文をマイクで読み上げ、テックに手渡した。
その後再び新習志野駅前に戻り集約を行い、最後にシュプレヒコールで行動を終えた。

開業後の抗議行動がはたしてどこまで効果があるか、あるいは単なるガス抜きであったかもしれないが、新習志野
においては着工時抗議行動に続く2回目のまとまった集会デモであった。
 


※文中敬称略・肩書き等はいずれも当時のもの
  次回へ続く

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