東京都交響楽団定期演奏会

2013-06-19 | 東京日記
昨日2013年6月18日 東京文化会館大ホールで大野和士さん指揮の都響定期でブリテンの戦争レクイエムを聴いた。直前になってこのコンサートがあることを知ったので急いでチケットを探してみたがもう完売のようだ。知り合いの都響の団員さんにダメもとで聞いてみたらなんとか招待してもらえた。大変ラッキーである。

 このブリテンの曲は実は30年以上オケを弾いていて一度も弾いたことがないし、コンサートで聞いたこともない。録音などでは断片的に聞いたことがあるがどうも苦手と言うイメージが強い曲だった。第一どういう構成でどういう曲なのかすら知らなかった。少し早めに行ってプログラムの解説を読んで一応の知識を仕入れる。プログラムにも書いてあったので読みながら思い出したが、初演のときテナーのピーターピアーズとバリトンのフィッシャー・ディスカウは決定していたが、ソプラノのガリーナ ヴィシネフスカヤをソ連から呼んででいたがソ連当局が曲の性質のせいで渡航許可を与えず別のソプラノに変更せざるを得なかったというエピソードがあったことを思い出した。ブリテンは第2次世界大戦に関わった国を代表する歌手(すなわち、イギリス、ドイツ、ソ連)にこの曲の世界初演を歌って欲しかったと言うことである。

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