F.F.Art Gallery

FF釣行記&出張先での旅行記&グルメ情報を中心に発信しています。

エロスのキスで目覚めるプシュケ

2013年04月07日 15時22分09秒 | 海外

アントニオ・カノーヴァの「エロスの接吻で目覚めるプシュケ」アムール(性愛、肉欲)とプシュケ(精神、理性)が融合するところに美のイデア(本質)がみられるという。エロスの矢を自分の胸に誤って射してしまって人間に恋をする、というギリシャ神話がモチーフ。人間の美女プシュケに恋をしたエロスは、本当の姿を隠して夫婦になります。二人はいつも暗闇で遭っていたのですが、ある時プシュケは眠るエロスの姿を見てしまい、怒ったエロスに追い出され世界をさまよいます。エロスの母アフロディテの神殿に行ったプシュケは、冥界の女王ペルセポネから「美」を分けてもらうように言われ、「決して開けてはいけない」と忠
告を受けて「美」を入れる黄金の箱を渡されます。苦労の末、ペルセポネから「美」を分けてもらったプシュケは、その箱を開けてしまいますが、中に入っていたのは「冥界の眠り」つまり「死」でした。死の淵をさ迷うプシュケは、エロスの接吻で救われオリンピアに連れて行かれることになります。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする