トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

DSPラジオ2号機製作

2013-05-29 13:08:00 | おもちゃ病院

Img_5029_rImg_5028_rImg_5011_rM6959476以前エレキジャックでも製作記事の有ったバリコンタイプを製作し、このブログにも記事を書いたが、同じaitendoよりボリュームチューニングタイプの「DSPラジオモジュール(18バンド)[M6959] :950円」が発売されたので、DSPラジオとしては2台目の製作を行った。
基板にはaitendoのブレークアウト基板を使用。
Img_5013_rImg_5012_r  製作完了して、ヘッドホンでモニターしてみるが、ステレオになっていない感じがするのでFM/AMシグナルジェネレータで調べてみると、ステレオ信号でL/R別々単独でも、出力はLR両方出ている。
(それと、波形に高周波ノイズが重畳されている。1000pFを両端に入れると消えるが、入れなくても後述する反転アンプの周波数特性によって、出力には現れなくなる。)
Img_5020_rそこでヘッドホンを外してみると、ちゃんとL/R分離される。
基板のパターンから追いかけるとLRのコモン端子が4.7μFのコンデンサでGNDに落ちている(IC側はGNDに接続されている)。
これだと、ヘッドホンの様な低インピーダンス(片側32Ω)が接続されると、低い周波数では交流的に浮いた状態になり、L/Rが接続された様になる様だ。(アンプ入力はインピーダンスが高いのでコモンの4.7μFでも、交流的にインピーダンスが十分低いからだ)
M6819stkenshoデーターシート上ではコモン端子をGNDにして、L/Rは47μFをシリーズに入れて直流カット(VCC/2が出ている)している。これだと、ヘッドホンでも問題無くステレオになる。
だが、また別な不具合を発見。
LとRの信号が逆相になっている。
スピーカーだったら、片側のスピーカーの+-を逆にすれば済むのだが、ヘッドホンやアンプ入力はGNDが共通なので、信号そのものの位相を反転しなければならない。反転させる様な端子も無さそうだ。
74hcu04ampImg_5025_rImg_5027_rImg_5026_rImg_5021_r反転アンプを何種類か調査したのだが、今まで作りたいと思っていた、アナログ的に使えるロジックIC(74HCU04)が外付け部品が少なく配線が簡単なので、試してみた。
綺麗にL側が反転され、同相出力が出たが、やはり2個並列では負荷が重すぎる様でレベルが低下する。参考回路では4~6個並列で使用している。電源電圧が3Vと低いことも影響している様だ。
Img_4996_r_2Img_4993_r_2自宅のアンテナ(10m高2エレ+アンテナブースター)に接続するとDSPラジオらしく?、非常に感度・選択度が高く、距離(電界強度)に関係無く、遠くFM横浜も近くの送信所放送と変わり無くクリヤーに聞こえた。アナログチューナーでは目盛1程度で雑音も多い。
FMの周波数特性をさらに調査してみた。
類似品AKC6952のデーターシートによると125Hz~4500Hzとなっており、特性はそれほど良く無い様です。
実測では
30Hz   -5dB
100Hz   0dB
400Hz  +0.8dB
1kHz   +0.95dB
6.3kHz  +1.2dB
10kHz  -0.7dB
15kHz  -4.95dB
プリエンファシスは50μsec(日本のFM局)で合っている様ですが。
AM放送はバーアンテナを使用しているが、これだけでは弱く、3m程度のビニール電線を伸ばすと良く聞こえる様になる。
ダイヤルが無いので周波数が分からないのが難だ。
ボリュームの回転角だが、バリコンと同じ様に180度の範囲(右回しMAXが最高周波数で、それから180度戻ったところが最低周波数となる)でしか受信出来ない。
短波は、あいにくと受信確認出来なかったが、FM帯の70MHz付近で、たまたま防災無線のメンテナンスする会話が聞こえて来た。
aitendoのブログにも掲載していただきました。

M6952sch32020130412_382258姉妹機のDSPラジオモジュール(FM/AM)[M6952]販売価格:680円はPIn4 outphaseという、それらしい名称の端子が有ったのだが中国語で書かれているので皆目見当が付かない。
そこで、中国語を習っている小島おもちゃドクター家族に、訳せないものか問い合わせてみた。
更に、その友人の台湾人の方が訳して下さったのですが、専門用語なのでICの説明としては意味の通らない文章で、これを小島君が意味の通るようにして解釈してくれました。
「 出力位相制御で Hiの時,出力が反転する。これはスピーカーが1つの時に適します。Lowの時,出力は同相になる。」
との翻訳となり、現物のパターンはLow(GND)側に接続されていたので、これでいくとステレオは正常に同相で出る様だ。
あいにくとM6959はその機能が無いとaitendoから回答があった。

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バーグラフ電圧計の製作

2013-05-25 11:53:00 | おもちゃ病院

 新潟県のおもちゃドクターからの依頼で「1.5Vステップ電源」を実験してキットを提供したが、電圧も目で見えた方が安心するので、何か表示するメーターもお願い出来ないかと相談が有った。
アナログメーターが良いのですが、少し高いしスペースも必要となることから、aitendoの「LED電圧レベルメーター[AKIT-123]: 390円」が使えないか、取り寄せて実験してみた。
Img_5005_rImg_5003_rImg_5001_rImg_5004_rオリジナルは丸型LEDを10個使用しているが、同じaitendoの「10バーLEDアレイ(赤)[SB401010K]:100円」に交換(写真は秋月の3色アレイです)して表示する様吉本先生にお願いした。

オリジナルのままでは、電源電圧と測定電圧を切り離してみるが、測定電圧が0Vから表示しない(ある範囲で動作)。
Akit123kaizo そこで、LM3914のデーターシート通りの回路に改造したところ1.5Vステップで1.5~15Vまで誤差無く表示出来る様になった。
電源電圧は4V以上であれば動作し、電源変動(4~25V)させても、指示値とLEDの明るさは安定しています。
dB変化のICキットも有るのでVUメーターも作れる。

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UNICラジコンの受信機簡易動作チェック

2013-05-21 20:48:37 | アマチュア無線

Img_4985_r Img_4986_r RC-30-3送信機の周波数変更依頼(送信機:287.700MHz、受信機:295.7875MHz)が有り、引き受けた。
到着して送信機の電波をモニターすると、指定通りの周波数で変調音が聞こえるので、動作はしている様だ。
Img_4991_r受信機は、当然同じ周波数で信号を送らないと正式な動作確認は出来ないが、信号復調部分までの動作確認が出来ないものかと、HP製のSGに接続する。
周波数を295.7875MHzに合わせるが、受信機の受信LEDは点灯しない。
Img_4983_r Img_4988_r Img_4989_r そこで、FM変調にして変調度を0%から上げて行くと2%で点灯する。AM変調にすると0~3%で、これ以上変調度を上げるとLEDは消えてしまう。入力レベルは-119.4dBmまでOKだ。
どうやら、簡易的なチェック範囲では動作している様なので水晶の到着を待つことにする。

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ガラス管フューズ型ランプの代用考案

2013-05-20 16:53:00 | おもちゃ病院

Img_4977_rImg_4978_rImg_4981_r修理依頼されているLUXMAN製チューナーWL500に使用している照明用ランプには30mmガラス管フューズと同じ外径のランプが8個使用されており、このうち4個が断線になっていた。
依頼では、修理不可能であれば、このままで良いとのことだったが、助平根性の私としては、何とかしたいという気持ちから、まずはLED化の実験をしたが黄色LEDは発光色がオレンジに近くランプとは合わない。自然光ハイパワーLEDは近くなるが、照光角度が広く無い。そこで、使えそうなランプを集めて見ようとホームセンターに出掛けた。
事前にミニマグライト用の2AA/2AAAが頭に浮かんでいたが、あいにくと無かったので4種類ばかり購入。
Img_4951_r明るさ(12V用だが6V点灯で)や形状的には車載ルームランプが良かったのだが口金径と長さが大きい為にそのままでが使えない。
一般のマグライト用らしいバルブを2個突き合わせると長さに収まるので接着してみるが、6Vでは明るすぎるので10Ωの抵抗をシリーズに入れる必要があるが、この抵抗がかなり熱くなる。
Img_4957_rImg_4959_rImg_4961_rImg_4965_rImg_4960_rImg_4964_rImg_4962_r最後に残った麦球は、定格電圧3Vだったので、このままでは使えないかなと思ったが6Vを印加してもそれほど明るく無くて、オリジナルのものより少し暗い程度なので、フューズ管に入らないものかと、手持ちフューズを分解してみる。
口金は半田鏝で加熱すると接着が剥がれる。ガラスの内径は同じかと思ったが、薄いのと厚いのが有り、厚いものでは入らず、薄いものでは丁度入る。
内部に入れて、口金は穴径を広げてリード線を通し、口金に半田付けする。リード線が非常に細いので切れやすく注意が必要。
Img_4953_rImg_4963_rImg_4954_rImg_4956_rImg_4966_r完成して、チューナー基板に差し込んで確認。
少し暗いので、良く見るとムラ(中央の2個とメーター用2個に使用)が出るが我慢出来る範囲だろう。寿命(約70mA)は心配なところだが様子を見てもらうことにする。
後で検索すると「カホパーツセンター」で入手出来る様だ。無駄な苦労をした様です。

一方、フロントエンド部分だが、正式に改造することにした。
FETも比較用にと若松通商に注文していた3SK45(LUXMANのT-4に使用)と3SK60が届いたので、交換して実験してみた。
ゲインは3SK40より大きくなるが、G2のAGC特性が低い電圧となるので、結論としては予定通り3SK40を使用することにした。
Img_4947_rImg_4948_rImg_4945_r前回の実験でG2へのCRを空中配線にすることで低周波発振が止まったのだが、一部既存部品をそのまま使えないか切り貼りしていったが、どうしても解決せずに最短部分に実装した。
トラッキング調整を行うが、ピーク近くにすると、入出力の結合からか正帰還発振を起こすので、交互調整して、発振しない同調とした。
最終確認結果が下記表
デシベル計算

WL-500 入力レベル(dBEMF)
目盛/周波数 76MHz 82MHz 90MHz ATT-ON
1 17 16 18
2 22 22 22
3 28 26 28
4 43 42 44 56
4.3 61~99 55~99 67~99 78

Img_4979_rImg_4973_rImg_4971_rImg_4972_r組み込んでFM放送を受信してみるが、モノラルでは問題無いがステレオにするとノイズが気になる(測定器による正弦波では綺麗に出ているが)。
マルチパスもオシロで観測すると良くは無いが。
ファンクション切替(FM/AM)切替のロータリースイッチ接点部分に接点復活スプレーを吹き付けると無くなった。
信号レベルが低いと、スイッチ接点の接触不良により不定期な雑音が出ることが経験で多い。
この状態で送り返して様子を見てもらうことにする。 
Img_4996_rImg_4993_rFM帯のスペクトラムを見てみた。           

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Windows7・四六時中HDDのアクセス音が

2013-05-16 07:08:50 | うんちく・小ネタ

 居間で使用している自作PC(OS:Windows7)が、何も使用してないのにHDDのアクセス(カリカリ)音がして、何を処理してるんだろうと気になっていた。
HDDは元々うるさいタイプで、上さんからも「なんで動いているの」と質問され困っていた。
今朝、これについてネット検索したところ
「HDDにアクセスし続ける原因を調べる」にその原因と設定変更方法が解りやすく書かれていたので、その通り設定し(複数の設定が多くある)直した所アクセス音がピッタリ消えた。
また、定期的(1週間毎)にバックアップ動作をしていた関係でDドライブの空き容量が殆ど無くなっていたが、これも削除して空きが増加した。バックアップは外付けのHDDに取っているので問題無いだろう。
Windows7だけに発生する問題らしい。

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LUXMANチューナー(WL-500)診断・・不思議な発振

2013-05-12 18:20:00 | アマチュア無線

Img_4908_rImg_4915_r  ブログの同機修理記事を見た方から修理の相談が有り、取り敢えず送ってもらった。
FM放送の音楽を録音して、鑑賞したいと思ったのですが、受信している音に常にザーとかシー、とかジーという音が混じっている。というか根底にズーと鳴っているのが気になるというもので、メーカーに修理を依頼したが、フロントエンドの故障で部品も無いので修理困難で、当方に相談が有ったものだ。フューズ形状のランプも同一品が無いので、これも何か代用してもらえないかというのもある。
回路図が有ったので予め、RFとMIXに使用しているトランジスタ(3SK40)を若松通商から購入しておいた。
Img_4910_r Img_4911_r Img_4912_r Img_4916_r 到着して、自宅アンテナ(2エレのトンボアンテナ+アンテナブースター)に接続してみると、ちゃんと受信出来る。周波数もぴったり合っている。ただ、ヘッドホンでモニターすると歪みっぽい(マルチパス風)感じがしたので、専用の測定器で出力波形(30Hz~15kHz)を見たが、波形上では、綺麗な正弦波になっている。帯域内でのレベル差も殆ど無い。
そこで、依頼者に受信環境を確認したところ、添付の並行フィーダー線アンテナとのこと。放送局からも距離が有るとのことで、アンテナの関係ではと疑ったが、取り敢えず、FETを交換することにして、フロントエンド部の取り外しに着手。
Img_4930_r Img_4931_r Img_4932_r Img_4933_r バリコン裏にチューナー部基板が10箇所以上がっちっり半田付けされており、熱も逃げやすいので外すのに一苦労する。横行ダイアルのドラム巻き付けは後々苦労するので、周囲をテープで巻いて紐が外れない様にする。
Img_4923_r Img_4924_r Img_4928_r Img_4929_r やっとのことで外してみるとFETは回路図に書いてある3SK40では無くRF/MIXどちらも3SK39が使用されていた。(フェノール基板なので割れやすい。)
Img_4940_rImg_4941_rImg_4943_r規格を見ると、それ程変わらない様なので、交換して接続し直すが今度は、受信レベルが極端に弱くなってしまった。元に戻すにも、せっかく外して付け直したバリコンの接続部を再度外すのは大変で、幸いトランジスタはラジペンが入るところにあるので、ここは付けたままで外すことにした。
何とか元の3SK39に戻してみるが、長周期(1秒間隔程度か?)のパルス性ノイズが観測され、レベルメーターもそれに合わせてピクンと振れる。
チューナーとの接続も大変なので、単体で電源供給(実測12.7V)して調べることにして、FETもパターン面に取り付けて行った。
AGC用の電圧を可変(電圧が高くなるとゲインが上がる)してみると0.3V以上で発振が始まる。
3SK40に変更しても変わらず。WL-500の無信号時AGC電圧は4.6Vになっている。
ネットに有ったビーズコアをG2に入れる対策もしてみたが変わらず(UHF帯の発振には効果が有る様だが)、中和コンデンサも効果無し。
G2への供給回路をパターンでは無く、空中配線にすると発振する範囲は狭くなったが、少し残るのでコンデンサの容量を増やす。
Img_4944_rImg_4938_rWl500agc1れでも、完全では無いので、同じLUXMANのチューナーT-4の回路と同じく信号入力をコイル直付けとしたところ発振が止まった(といっても10V前後でのみ不安定)。AGC電圧とゲインの関係を測定してみた。
3SK40に交換するとゲインは低くなる(AGC電圧を可変しても全体的に低いので特性の違いらしい)。
発振は止まったが、なぜこの様になったのかは謎のままだが、これ以上は調査が難しいので、正式に配線して再度確認したいと思う。

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TBSラジオで初めてのプレゼント当たる

2013-05-09 17:43:00 | うんちく・小ネタ

 GW中、TBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」でGWの思い出についてのお便り募集していたのでメールしたのだが、放送されることは無かった。しかし、その後メールで「抽選でエコバックが当たったので住所氏名をお知らせください」と連絡が有った。
Img_4920_r Img_4921_r Img_4922_r そして、数日して届いたので写真を掲載する。
私は良くスーパーで買い物するのだが、一般市販のエコバックはどちらかというと女性向けのデザインなので、見本市でもらった「三菱電機」の袋を使っている。
これを機会に、BooBoのエコバックを活用することにする。

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インターネットバンキングのセキュリティは厳しい?

2013-05-09 12:23:00 | デジタル・インターネット

 何故か、Au社DATA08Wを使った携帯無線LANに接続した私のネットブックからネットバンキングにログインしようとすると、「子供の頃のニックネームは」の入力を求められるが記憶に無く、思い当たるニックネームを入力するも回数オーバーでロックされてしまった。
しばらくして、同じ無線LANに接続されているPCで再度試みたが同じく要求されるので止めることにして、帰宅して、ニックネームの控えかメモが有るか探したが見つからない。
自宅PCで、もう1度操作したところ、いつも通りの操作(ニックネーム要求のメッセージは無し)でログイン出来た。会社のPCでも問題無く出来ていたので、違う点は何かと考えると携帯無線LAN端末(auの携帯電話回線)を使っていることか。
インターネットの発信元まで監視しているのかも知れない。
【6/4】
近くにセブンエレブンがオープンし、ホットスポット提供しているので、ネットブックでネットバンキングにログインしたら正常にログイン出来た。
どうやら携帯回線経由の時だけブロックされる様だ。

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ヘッドライト交換

2013-05-08 10:55:00 | 車修理

Img_4919_r 自分では気が付かなかったのだが、アルバイト先から夜間帰ろうとしたら、右側ヘッドライトが点いていないと言ってくれたので調べるとハイビームは点灯するがロービームが点灯しない。
取り敢えずフォグランプを点灯させて家路につく。
今朝、取り外してみるとランプは切れていなかったがソケットが熱で少し変形しており、ランプのタブ端子も腐食していた。
再発しないように、長男が置いていった新品のバルブに左右共交換。ソケットには接点復活スプレーをおまじないで吹付ける。
左側ヘッドライトのカバーが曇って来ているので、タミヤのプラモデル用仕上げ目コンパウンドで磨いてやる。新品同様とはいかないが、光沢が出た。

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ドラマ・ガリレオで電波のトリック?

2013-05-06 22:18:00 | おもちゃ病院

 このドラマ、ほんとかいな、と思うところもあるが一応科学に基づいたストーリー(ガリレオですから)になっており、電子男は見てしまう。
最近の2話とも電波がらみだったので紹介しておく。
Story#03(2013/4/29放送)心聴る(きこえる) 
幻聴で、これが元で次々と自殺したりというもので
最初は無響音室での超音波による実験が出て来た。
私も数年前に実験したことが有り、確かに超音波は音波の伝わる角度が狭いので、超音波スピーカーの指向性から少しずれると聞こえなくなるという不思議な現象を体感出来た。
だが、これでは耳を塞ぐと、当然聞こえなくなるので、これでは無いという実証実験だった。
その後、福山雅治が半田ごてを持ちながらなにやら作り出した。カウンター表示は確か300MHzだったと思う。
フレイ効果(マイクロ波聴覚効果)と言っていたので検索すると、いろんな方が書いている。
軍の機密だったり、実際に研究されているらしい。
これによると、マイクロ波(300~3000MHz)を脳に照射すると、音声として聞こえることもあるらしいとのことだ。興味の有る方は「フレー効果」で検索されると良い。
Story#04(2013/5/6放送)曲球る(まがる)
焼死の発火元が石油ストーブだが、犯人がどうやって点火出来たのかというもので
現場近くの自動ドアが人間もいないのに開閉する現象がヒントに。
150MHz/20Wの無線機を約50cm(記憶違いかもしれないが)の距離から同形ストーブに対し電波を出したところ点火。でも、実際、道路と現場ストーブの距離は結構有り、大出力の不法無線機によるものと結論付けた。実際のドラマストーリーは別な展開となるが。

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連休はスイッチング電源ユニット2種実験

2013-05-05 16:39:00 | おもちゃ病院

 昨年で本業がリタイアしたものの、アルバイトが忙しく、纏まった時間が取れなかったが、大型連休でバイトも休みになったので、伸び伸びになっていたスイッチング電源2種類の製作と動作確認をKIT活用で行った。
1.おもちゃドクター用1.5Vステップ電源
以前、秋月のモジュールを使った同じ用途品を製作したところ、日本おもちゃ病院協会でキット提供することになり、問い合わせの有ったドクターには部品と回路図を提供したが、組立のマニュアルを未だに作成しない状態だった。先日もおもちゃドクターから問い合わせが有ったが、これを機会にもっと安価に簡単なものにしようとモデルチェンジすることにした。
1_5steppwr使用したのはaitendoのDC-DC変換モジュール[AKIT-2576](350円)で、ショーティング(ノンショーティングだと、切り替え時に最大電圧が発生し、接続した「おもちゃ」等を壊す恐れが有る)のロータリースイッチで切り替える様にしました。ICのmax出力3Aに対応する為に気休めでは有りますがフィンを取り付け。オリジナルではLEDが出力側に入っているが、1.5Vから可変となり点灯しないので、入力側に10kΩのシリーズ抵抗を入れて点けました。
完成品も390円で販売されています。更に電圧ステップは異なりますが切り替えDIPスイッチ付き完成品も580円で販売されています。
前回品に比べて出力電流が大きいのと、ICの基準電圧が1.23Vで最低電圧1.5Vとしても外部回路が不要で、しかも安価です。
電源のON/OFFについて5番ピンで制御しようとしましたが、オープン状態ではOFFにならず、抵抗でプルアップしてもダメだが、別電源で入力可変すると仕様通り制御可能ということで、今回はオリジナル通り入力電源をON/OFFすることにしました。
Img_4893_rImg_4894_rImg_4895_rImg_4896_rボリュームは最終的に15回転の物にしました。13.5Vで誤差0Vに調整します。
1.5V~13.5Vまで可変にしてみましたが1.5Vステップの誤差は偏差5%の抵抗でも0.1V以下でした。ロータリースイッチは無段回転の為、オープン時に最大電圧となるので、空き端子は1.5Vになる様にしました。
12Vで3A負荷としましたが、電源変動は-0.7V程度でした。入力電圧が30Vと高ければ、0.1V程度になります。安定化の入出力電圧差は最低4Vでした。
出力リップル/スイッチング・ノイズも、オシロ観測上は殆ど有りませんでした。
近くのAMラジオへの影響も無く、コイルを指で摘むと人体アンテナで雑音が少し入る程度です。

2.真空管用高圧電源
Img_4902_rImg_4904_rImg_4905_rう1年半も前のブログに【電池管式ガイガーカウンタ動作確認】の記事を書いたが、実際、屋外で使用するには電池で駆動しなければならず、その為の回路はMC34063Aを使用したO-Familyさんの電子工作の部屋【AVRマイコン ATmega88 + ニキシー管 デジタル時計】 を使えるなと思っていたが、長い間中断していた。1項の実験ついでに再開することにした。
これも手抜きでaitendoの昇圧モジュール[AKIT-124]390円)を使ってO-Familyさんの回路に改造を行った。
スイッチング用のパワーMOS-FETには手持ちの2SK3234(400V/8A/0.65Ω)をダイオードにはaitendoのファーストリカバリダイオード
(5個入り)[TFR1T]140円 (1000V/0.5A)を使用した。またマイクロインダクタを使用していたので、これでは電流が取れず手持ちの円筒ラジアル形220uHインダクタを使用した。
Img_4899_r
Img_4900_rオリジナルはニキシー管用の180V出力だが、400Vまで出せることが確認出来た。今回必要なのは90Vと低く、入力電圧は6V以上で動作することが確認出来た。
aitendoのモジュールはスイッチング周波数設定用コンデンサが100PFとなっていたが、これは1000PFにしないと動作範囲が狭い。電圧の出ることは確認出来たので、ガイガーカウンターに実際接続して確認する。一次側は70mAだった。
ヒーターの1.5Vはオリジナルのまま乾電池を使用。-15Vは同じMC34063Aの可変スイッチング電源を接続する。
Img_4901_rImg_4907_rImg_4898_rImg_4906_rスイッチングノイズを心配したのだが、その影響は無く、マントルに近づけるとちゃんとカウントした。
近くに有った長ネギに当てた所、僅かながらカウントしたので、少し心配である。ハンディ化が実現したら畑で測定したいと思う。
ヘッドホンでモニターすると、若干ブーン音が聞こえる。出力側コンデンサ
は3.3uFフィルムコンデンサを使用しており、これに33uF電解コンデンサをパラに入れるがそれ程変化は無かった。電解コンデンサのみにしたら雑音が大きくなったのでフィルムコン(高周波特性が良い)でないとダメの様である。今後はLCフィルタの効果を確認したいと思う。
今後は、3出力(1.5V/-15V/+90V)を正式に組み直す予定。
1.5V出力は1項の電源が使えそうだ。
連休も残り1日となり、また伸び伸びになるかも知れないが。
私が生まれた頃に製造されたガイガーカウンターが、新しいテクノロジー(現代では標準的な技術であるが)
で蘇るのが面白い。
その後、ズバリの回路キットがaitendoより発売された。
高電圧出力昇圧DC-DCコンバータ[AKIT-150V34063]
販売価格:     600円

 

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