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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム記事 【12/27~12/28】

2021年12月28日 06時53分40秒 | マリーンズ2021

≪12/27≫

昨季は一軍出場なし…「勝負の年」と話し9本塁打放ったロッテ・山口航輝

昨季は一軍出場なし

 「今年は勝負の年だと思ってやっています。一軍キャンプ参加させてもらうことで、そこでも気合が入りましたし、本当にこの1年が自分のなかで勝負だと思っています」。

 今年2月2日に行ったオンライン取材でロッテの山口航輝は、力強く宣言した。その表情からは今季にかける意気込み、覚悟というものが伝わってきた。

 昨季はファームで全70試合に出場して、チームトップの7本塁打、30打点をマークし、8月25日の巨人との二軍戦からシーズン最終戦となった11月1日の楽天戦にかけて4番で出場するなど、34試合で4番を務めた。

 ファームでみっちりと経験を積んでいたが、昨年10月に新型コロナウイルス感染で離脱した選手の代替選手として、若手選手たちが一軍昇格、一軍練習に参加するなかで、山口は一軍昇格することができなかった。

 「活躍していてすごいなというのは見ていて思いましたし、悔しい思いの方が強かった。あの時期に上がれなかったというのが、今まで野球してきたなかで一番悔しいといっていいくらい悔しかった。試合を見ていても出たいなという気持ちもありましたし、もっと練習して自分のレベルをあげないと、と思いました」。

 11月のフェニックス・リーグから左足をすり足気味に打っていた構えを、野球人生で初めて左足を上げるフォームに挑戦する。

 「自分の中で飛ばしたいというのがありました。そのなかで、長打というのを増やしたいと考えたときに、何か変えてみようと思い、今まで野球を始めた頃からすり足で打っていたのを、足をあげて打ってみようかなと。少し練習してフェニックスに入って、そのなかでいい形で打てました」。

 自主トレでは「オフに入るときに2、3キロ落としてキャンプインしようと決めていた」と、怪我をしないからだを作るために体脂肪を落として筋肉量をあげ、体重を92、3キロにし、キャンプインした。

春季キャンプからアピール

 春季キャンプでは、「バッティングでアピールして、長打力を考えてそこをアピールしようと思ってやっています」と話した一方で、「打つだけではダメだと思いますし、守りもしっかりしないといけないと思うので、どこまで残れるかわからないですけど、しっかり自分の長所をアピールしていれればなと思います」と攻守にアピールすることを誓った。

 2月20日のオリックスとの練習試合で左の濵口遥大から安打、23日のオリックスとの練習試合では左の田嶋大樹から2安打、27日の西武との練習試合では一軍で初めて4番に座った。翌28日の西武との練習試合で、4番で初の適時打を放つと、オープン戦が始まってからも3月11日の楽天戦で対外試合初本塁打、3月17日の日本ハム戦でも第2号ソロと結果を残した。

 昨年11月のフェニックス・リーグから挑戦する一塁の守備でも、2月13日の楽天との練習試合で一、二塁間への当たりをダイビングキャッチすれば、2月18日の楽天との練習試合でも一、二塁間に飛んだ鋭いライナー性の打球を好捕。プロ3年目で初の開幕一軍をつかんだ。

プロ初安打とプロ初本塁打も…

 3月26日のソフトバンク戦、『5番・指名打者』でプロ初スタメン・プロ初出場を果たし、0-3の2回一死で迎えた第1打席、石川柊太のパワーカーブの前に3球三振に倒れるも、第3打席で初球のスライダーをレフト前に弾き返す嬉しいプロ初安打。

 4月9日の西武戦では高橋光成のカットボールをライトスタンドへ放り込むプロ入り第1号2ラン。4月13日の楽天戦でプロ入り後初のマルチ安打を達成し、4月20日の日本ハム戦では4-4の8回に宮西尚生からライトへ勝ち越しの第3号ソロを放った。さらに4月25日のソフトバンク戦では、1学年先輩の安田尚憲とアベック弾。

 持ち前の長打力を一軍の舞台でも発揮していたが、4月終了時点での打率は.164、5月も打率.133と確実性を欠き5月31日に一軍登録抹消された。

 二軍降格後、本人は「あれはたまたまです」と振り返ったが、6月17日の巨人戦で大竹寛から放った本塁打に成長を感じた。4-4の8回二死二塁で迎えた打席、山口は1ボールから大竹の真ん中低めのスライダーに2球空振り。同じコースにきた低めのスライダーを見送りボールを選んだ直後の5球目、同じコースの低めのスライダーをライトへ勝ち越し2ラン。スライダーを2球空振りしたが、その打席内でしっかりと修正して、同じようなコースにきたスライダーを対応したところが素晴らしかった。

シーズン最終盤に巻き返し

 東京五輪期間中に行われたエキシビションマッチで再び一軍でプレー。阪神との3連戦では8打数0安打、7月30日の広島戦では0-2の2回の第1打席、矢崎拓也が投じたスライダーに追いかけるようなスイングで空振り三振に倒れ、エキシビションマッチ序盤は安打が出ないのか、当てにいくようならしくないスイングに見えた。

 それでも、同日の3-2の5回二死一、三塁の第3打席、1ストライクから矢崎が投じた外角高めの147キロのストレートを、山口らしいスイングでライトスタンドに放り込んだ。その後の打席でも安打を放ちこの日は3安打と、本塁打をきっかけに打撃の状態を上げたように見えた。

 「結果が出なかっただけで、変えたことはないですね。(7月30日の広島戦で)ホームランを打った打席は、変化球がきたら三振でいいやと思っていたので、まっすぐを弾き返すと考えて打席に入って、そこで1本出て1本出たことで気持ちが楽になった。思い切って打てるようになったのかなと思います」。

 「エキシビションマッチはエキシビションマッチで、あの1本が自分のスイングができた。(好調が)続けられた要因になったと思いますし、後半戦に入ってからも1試合目で安打が出たり、気持ちの面で楽になった部分もある。そこでバットが振れているのかなと思います」。

 その言葉通り、後半戦が始まってからは、パワフルな打撃を披露した。8月17日の西武戦では、2-7の6回二死一塁から高橋光成が1ボール2ストライクから投じた132キロの低めのスライダーに対し、体勢を崩されながらもレフトフェンス直撃の二塁打は見事だった。

 本人は「練習していることが出せたのかなと思います」と話す。これは新人時代から常に口にしていた“下半身主導”で打つということがつながっているのだろうかーー。

 「そうですね。福浦さん、松中さんに崩されてでもああやって打つのが理想と言われていたので、あの打席は自分のなかでもいい感じに打てたと思います」。

 シーズンが始まってからも、打撃フォームを微調整させた。9月に行ったオンライン取材では「楽に構えられる位置からと思っているので、変わったかなと思います」と話し、ホームベースからやや離れて打席に立つケースが多くなっていたことについて訊いてみると、「少し離れたり、くっついたり色々試している感じです」と打席内で工夫していることを教えてくれた。

 またその時の取材で、「力だけじゃダメだというのもわかりましたし、当てにいくのではなく、振りにいくなかで、コンパクトにというイメージでやっています」と、一軍の投手と対戦したなかで新たに取り組み始めたことについても明かしている。

 マーティンが足を骨折し離脱した後、外野で出場する機会が増え、そこで結果という形で応え、オリックスとのリーグ優勝を争う大事な終盤戦で、再び出場機会を増やしていった。

 10月10日の日本ハム戦で第8号ソロ、10月12日からのオリックスとの首位攻防3連戦では3試合全てで安打を放った。惜しくもチームはリーグ優勝を逃したが、シーズン最終戦となった10月30日の日本ハム戦でプロ入り後初の猛打賞を達成。楽天とのCSファーストステージでは、第1戦で則本昂大からセンター前にCS初安打を放つと、第2戦では第1号ソロ本塁打を含む猛打賞。ファーストステージでは2試合合計6打数4安打、1本塁打、2打点の大暴れ。

 春季キャンプ中に「一軍で活躍できるようにというのを目標として、この3年目はスタートした。そこは変えずに1年間その目標をもって頑張りたい」と意気込んでいた山口。シーズン途中に二軍落ちはあったものの、シーズン最終盤の活躍は、来季に期待をもたせる働きぶりだった。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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≪12/28≫

【ロッテ中村奨吾と藤岡裕大のQ&A後】ロッテ「勝利の儀式」のきっかけは

連載<3>

ロッテ中村奨吾内野手(29)と藤岡裕大内野手(28)が“延長戦”を行った。コロナ禍でファンサービス自粛が始まった直後の20年3月、中村奨が球団SNSで「Q&A」企画を発案、実行しファンを喜ばせた。それから1年半が過ぎた今年10月、二遊間を組むことも多いコンビが第2弾として、日刊スポーツの記者アカウントでファンから募集した質問の数々に答えた。年の瀬に全3回でお届けする。【取材・構成=金子真仁】

    ◇    ◇    ◇    

-シーズン終盤には二遊間で「勝利の儀式」も生まれました。試合終了直後にジャンプして、尻をたたき合ったりするような

中村奨 エチェバリアが何かやろうっていうことで始まったのがきっかけです。試合前も試合中もいろいろあります。エチェバリアが何かやりたいと言ったので、自分はそれに付き合っています(笑い)。

-奨吾選手がカメラマンをするようなパターンも

中村奨 そういうのもありますね。

-台本もあったり

中村奨 全部、エチェバリアのアイデアです。『考えてくれ』とは言われるんですけど、初めてのことなので、なかなかアイデアも思いつかなくて(笑い)

-外野手3人も同じようなパフォーマンスをするようになりました

中村奨 二遊間がやっているのを見て、外野手もやろうみたいにマーティンが言ったんじゃなかったかなと思います。

藤岡 確か、そうですよね。

-藤岡選手は試合終盤は三塁を守ることも。儀式に加わったりは

藤岡 いやぁ~、自分は…。アイデア思いつかないですし、淡々とやるタイプですし、ちょっと恥ずかしいっす。でも外国人選手がチームを盛り上げようとやってくれてることなので。

-そういう藤岡選手には「球団SNSでの写真がかっこいい」という声も

藤岡 あれはそういう要望をされるので。けっこう恥ずかしいっす(笑い)。だけど、ファンの皆さんにそういう部分も見てもらえればいいなと思って。

-奨吾選手には「髪の毛に赤いメッシュを入れた理由を知りたいです」という質問が多く届きました

中村奨 こだわりは特になくて、その時の気分で。メッシュは、あれは美容師さんから提案されました。赤にしたのも美容師さんの提案です。

藤岡 自分もこだわりはそんなになくて、短くしすぎないくらい。短髪があまり似合わないので。色はその時の気分ですね。

-自分の応援歌は歌えますか? という質問も多かったです

中村奨 あまり他の選手のは分からないですけど、自分のは歌えます。

藤岡 歌えます。奨吾さんのも分かります。以前、球場のビジョンにも歌詞が流れたじゃないですか。たまにベンチから見たりするので、だいたいの応援歌は歌えると思います。

-それでは最後に。コロナ禍が落ち着いて、ファンサービスが再開したらやってみたいことは

中村奨 直接触れ合えなくて、球場で声を出して応援してもらうこともできないので…。やっぱりまずは球場でのファンサービスを。サインやボールの投げ込みとか、そこからですね。

藤岡 ファン感謝デーがオンラインで寂しかったですね。再開したら盛大にやってみたいです。(おわり)

(日刊)

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≪12/28≫

NPB15人輩出のロッテジュニアの秘密「大事なのは野球に前向きな気持ち」

「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2021」が、28日に開幕する。過去16大会で69選手がNPB入り。中でもロッテJrは、今秋ドラフトで楽天1位の吉野創士外野手(18=昌平)、ロッテ2位の池田来翔内野手(22=国士舘大)、日本ハム2位の有薗直輝内野手(18=千葉学芸)の3人を含め、12球団最多の15人(育成含む)を輩出している。その発掘力と育成法に迫る。 (君島 圭介)

 近藤(現日本ハム)、及川(現阪神)らを輩出したロッテJrは、勝つための選抜をしない。本拠地の千葉県を中心に毎年約600人の応募者から1次選考の体力、2次選考の技術、最終選考の実戦で16人程度に絞る。その際、重視するのは体のバランスだ。

 元ロッテ外野手で、ジュニア育成を統括する武藤一邦ベースボールアカデミー校長(62)は「肩が強い、足が速いだけでは選ばない。あとは複数のポジションが守れること」と説明した。偏りのない筋力はケガのリスクを減らし、2つ以上の守備位置をこなせれば試合出場の機会が増える。どちらも将来的に野球を続けるには有利な要素である。
 過去16大会で優勝は藤平(現楽天)、木沢(現ヤクルト)を擁した10年だけ。早熟より将来性を優先してきた。13年の及川は制球難でフォームも粗削りだった。完成度の高い候補者の中で目立った存在ではなかったが、武藤氏は「この子は化けるというにおいがした」と抜てきし、勘が的中。ロッテJrでは控え投手だった及川は、のちにU15の日本代表に選ばれ、横浜高のエースを経て、現在は阪神のブルペンに欠かせない左腕へと成長した。今秋ドラフト指名された吉野、有薗もレギュラーではなかった。

 ジュニアチームの活動期間は約4カ月。技術指導よりも、異なる環境のチームから集まってきた個々の選手に応じたメンタル面の成長を促す。

 中には勝敗の責任という重圧につぶれかけている選手もいる。11年から7年間、監督も務めた武藤氏は「負けは俺のせいでお前のせいじゃない」と伝えた。過去の試合で、失策した選手がうつむいて「僕、交代ですか?」と聞いてきた。「エラーしたくらいで代えるわけないだろ。打ってこい」と声を掛けると、うれしそうな顔で安打を放った。武藤氏は「大事なのは野球に前向きな気持ち」という。

 伸びしろのある子を集め、もっと野球を好きにして送り出す。ロッテJrで芽吹いた素質が、日本中で大輪の花を咲かせる理由だ。

 ◇武藤 一邦(むとう・かずくに)1959年(昭34)1月20日生まれ、秋田県出身の62歳。秋田商では甲子園に2度出場。法大では東京六大学リーグで首位打者1回、ベストナイン2回。80年ドラフト2位でロッテ入りし、82年にイースタン・リーグ首位打者。88年限りで現役を引退。通算77試合出場で打率.123、1本塁打、4打点。08年にマリーンズアカデミーのコーチに就任し、現在は校長を務める。

 ▽NPB12球団ジュニアトーナメント 日本野球機構(NPB)主催で、各球団の本拠地を中心に選抜した小学5、6年生で構成するジュニアチームの大会。05年から毎年開催され、西武・森(オリックスJr)、楽天・松井(横浜=現DeNA=Jr)、中日・根尾(中日Jr)らを輩出した。今年は12月28~30日に神宮と横浜スタジアムで開催される。

 《U15代表大阪桐蔭・海老根、“二刀流”日大豊山・光永ら出身の高校球児にも期待》今後が期待されるロッテJr出身選手は多い。今年の明治神宮大会を初制覇した大阪桐蔭の主軸で、U15日本代表でも活躍した海老根優大(2年)は注目の強打者だ。日大豊山の光永翔音(1年)は1メートル89の長身。競泳では24年パリ五輪代表候補の逸材で、野球部にも所属して甲子園を目指す「二刀流」の活躍を続けている。

 《千葉出身選手4人に1人》今年2月時点でNPB支配下登録選手の都道府県別の出身地はオリックスの本拠地・大阪が65人で最多。ロッテの本拠地・千葉は4位の44人だった。今季プレーしたロッテJr選手は10人で、約4人に1人が出身者ということになる。12球団の本拠地以外では、沖縄が18人、京都は17人、静岡、岡山が16人、茨城、群馬、和歌山が15人の支配下登録選手を輩出している。

(スポニチ)

 

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